国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

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デジタルデバイドと技術についての一つの視点 Digital Divide and Technology – Personal Observation

  • 講師:チョン・キルナム(慶應義塾大学教授、韓国KAIST名誉教授)
  • 2009年5月28日(木) 午後4時~6時
  • 会場:国際大学グローバル・ コミュニケーション ・センター
    (東京都港区六本木6-15-21ハークス六本木ビル2F)
    地図:http://www.glocom.ac.jp/access/

概要

21世紀の情報社会への発展の中で、デジタルデバイドはますます大 きな問題になりつつある。このワークショップでは、デジタルデバイドの技術的な側面について論じる。 ワークショップでは最初に講師自身が関与してきた過去30年の韓国、およびインドにおける情報技術の発展について振り返る。続いて、1980年以降のアジアにおけるインターネットの発展と連携の歴史について私見を述べる。インターネットは世界中で社会の重要インフラになりつつあり、その展開はデジタルデバイ ドを考える上で極めて重要である。さらに、技術開発から取り残されがちな開発途上国のための技術開発について論じ、より深刻な問 題となりつつあるデジタルデバイドの解決に資するものとなるか考察する。また、現在のほとんどの技術開発は先進国のためのものであり、開発途上国には不適切な技術もあることにこのワークショッ プでは注目し、その中で、OLPC(One Laptop per Child)とネットブック、携帯電話、給電システムとバッテリーという観点からこの問題について考える。 4番目の論点として、オープンソース、オープンリサーチ、オープン ソフトウェア、オープンコンテントなど、「オープン」であること について議論する。これらの問題は、今世紀におけるデジタルデバ イドを解消する上で極めて重要であり、適切に扱われなければデジタルデバイドの状況はさらに悪化することになるだろう。コンテン トの問題については、デジタルデバイド問題の中で最重要の課題であり、特に注目したい。5番目として、インターネットへの主要なアクセス手段がコンピュータから携帯電話に変わりつつあるというパラダイムシフトについて議論する。そして最後に、講師自身が最近関係しているAfrica Asia Forum on Network Research and EngineeringやAsia Future Internet Forumなどでの地域連携の取り組みについて紹介する。


講師プロフィール

チョン・キルナム(Kilnam Chon)1943年生まれ。慶應義塾大学教授。韓国先端科学技術大学 (KAIST)名誉教授。IEEフェロー(2000年)、世界イノベーションフォーラム名誉会員(2005年)。1974 年、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)よりコンピュータ科学において博士号を取得。ジェット推進研究所、KAISTなどを経て現職。研究分野は、インターネット、システム工学、ヒューマンコンピュータインタラクションなど。Asia Future Internet Forum運営委員会委員長(2008年より)『Communications of ACM』諮問委員(1996年より)などを歴任。また、1998年には情報技術分野での大統領表彰を受賞、2003年には通信技術分野での世界技術表彰を受賞したほか、受賞歴多数。

参加費

※国際大学GLOCOMの研究プログラム(研究協力委員会、IECP研究会等)に参加されている企業に所属されているみなさま、客員研究員、フェロー、およびリサーチ・アソシエートの皆様は無料です。非会員の方は参加費15、000円を当日頂戴します。

  • レポートはこちらからダウンロードできます。【会員限定】
  • http://www.glocom.ac.jp/erp/20090528report.pdf
  • 資料はこちらからダウンロードできます。【会員限定】
  • http://www.glocom.ac.jp/erp/20090528pdf.pdf

    2009-05-28