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研究ワークショップ - September 24, 2009
シリーズ「メディア産業はどう存立するのか」第1回テレビの未来を予測する - ビジネスモデル・コンテンツと文化・ジャーナリズム
September 24, 2009 [ 研究ワークショップ ]
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「どうもテレビが面白くない」と言われて久しいが、現在の問題はそれにとどまらずビジネスそのものの存続にかかわるものになってきた。これは昨年来の経済危機で突然起きたことではなく、ここ十数年の間に従来の収益モデルの金属疲労が深く、広く進行してきたものである。視聴者の急激なインターネットへのシフトとその背景にあるライフスタイルの変化に追いついていないという問題は特に広告収入に依存してきた日米のテレビ業界に共通する問題である。さらに予定通り進まないデジタル化が経営を圧迫している。しかし、たとえ「下らない」テレビ番組でも多くの選択肢があるという「多様性」は社会的な価値であり、なるべく多くの局が健全に存続する方策を探るのは重大な「公共性」を有する問題である。このワークショップでは特に民放のビジネスのあり方を再検討し、映像文化の重要な担い手として、またジャーナリズムを実践する報道機関として機能するための方向性についてともに考えたい。
奥村信幸(おくむら・のぶゆき)1964年札幌生まれ。1987年ICU (国際基督教大学)卒業、1989年上智大学大学院修了(国際関係学修士)。同年テレビ朝日に入社し報道局(「ニュースステーション」ディレクター、政治部記者など)の他、編成局や営業局に勤務。2002~03年にフルブライト奨学金ジャーナリスト・プログラムにて米国ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワーセンター客員研究員。2005年4月から現職。2009年3月まで米ジョージワシントン大学客員研究員として大統領選報道などを取材。