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研究ワークショップ - October 27, 2009
シリーズ「Web2.0の行方~マネタイズの可能性を探る~」第3回フリーコピー時代のビジネスモデルを考える
October 27, 2009 [ 研究ワークショップ ]
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新しい情報技術の開発と普及によって、デジタル化されたコンテンツを無料でコピーすることが可能になってきている。無料でのコピーについては、著作権保護をもっと強化すべきとの主張や提言がされることが多い。しかし、実現可能性を考えると、コピーがもっと容易になっていく実態を前提に議論をしていくべきだ。そこで本講演では、フリーコピーの世界に近づいていくことを前提に、フリーコピーが経済活動に与える影響や、経済構造に与える変化の方向性について経済学的に分析する。またそれとともに、新しいビジネスモデルのあり方について検討する。コンテンツはフリーコピーによって、かなり強い公共財的性質を持つようになるが、公共財とは異なった側面ももつことになる。ビジネスモデルを考える際には、この両側面が重要だ。具体的にはコピーできないものと結びつける戦略や、動学的価格付けの手法も今後有効性を増すと考えられる。
柳川範之(やながわ・のりゆき) 1963年生まれ。1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。慶応義塾大学経済学部専任講師を経て、現在東京大学大学院経済学研究科・経済学部准教授。主著に、『法と企業行動の経済分析』(日本経済新聞社 2006年)、『フリーコピーの経済学』(共編著、日本経済新聞社 2008年)等。p>