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研究ワークショップ - June 7, 2011
環境先進国デンマークのグリーンエネルギー政策~日本と世界の未来を考えるために~
June 7, 2011 [ 研究ワークショップ ]
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高福祉に加えて環境先進国としても知られているデンマーク。最近は、欧州のみならずアジアとの連携も強化しつつ、世界のグリーン成長(Green Growth)の推進役を果たしている。北欧の小国にも関わらず、なぜ環境分野でグローバルなリーダーシップを発揮できるようになったのか。そもそも、デンマークという国はどういう国なのか。
本研究ワークショップでは、デンマークの産業・社会・政策全般に詳しい講師が、同国のグリーンエネルギー政策を紹介すると同時に、環境先進国になった背景と本質的な要因について分析する。そして、日本と世界が進むべき方向性について考察したい。
デンマークという国に対しては、北欧デザインや昨年のワールドカップ日本戦などで、日本人にとっても少しずつ親しみが増してきているかもしれない。しかし、そもそもどのような国で、なぜ環境分野に注力するようになったのかについてはあまり知られていないと思われる。
そこで、本ワークショップは、デンマーク初心者にも分かりやすいように、以下の3部構成を予定している。
第1部は、デンマークの最新動向を紹介し、日本ではほとんど知られていない政治、経済、社会、文化、技術の実情を簡潔に報告する。グリーンエネルギー政策の本質を分析するうえで、このような基本的知識が不可欠と考えるためである。
第2部では、エネルギー政策の歴史と各種政策を紹介する。また、政策が制定された歴史的背景と意義を分析し、当時目指した方向性と政策の結果を検証することを通じて、デンマークが直面した課題や対処方法について述べる。また、昨年デンマーク政府が発表した新ビジョン「グリーンエネルギー2050」を取り上げ、世界に影響を与えつつある再生可能エネルギーを活用した新しい取り組みについて考察する。
第3部は、デンマークのグリーンエネルギー政策の本質的な理解、つまり根底にある推進力となっている諸要因を分析する。そこから日本が参考に出来るものと、出来ないものを分類することで、日本のエネルギー政策の将来を議論する上で参考となり得る要素を取り上げる。
デンマークはスリーマイル島の原発事故を受けて、脱原発に舵を切った。そこには経済合理性とは異なる視点も含まれており、その決定に至った背景を理解することは現在の日本人には示唆に富むものであると思われる。そして、本研究ワークショップを通じ、エネルギー政策に留まらず、今後日本が目指すべき方向性を再考し、国民的なコンセンサス作りのきっかけとなるようなテーマの投げ掛けを行いたいと考えている。
金融機関、コンサルティング会社を経てデンマーク大使館Invest in Denmarkに参画。従来までのビジネスマッチングを中心とした投資支援から、プロジェクトベースによる投資支援、特にイノベーションを軸にした顧客の事業戦略、成長戦略、市場参入戦略等を支援する活動を展開している。