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研究ワークショップ - May 10, 2012
包括的ビジネス・BOPビジネスの企業戦略上の意義
May 10, 2012 [ 研究ワークショップ ]
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これからの20年間を視野に企業戦略を考える場合、既に成長の止まった10億人の先進国市場にはもはや頼れない。そして現在、企業の関心はアジアを中心としたボリュームゾーン(約20億人)に注がれている。だがアジアの中間層・富裕層を中心としたこの市場にのみ注力することは中長期の戦略上問題があり、本研究ワークショップではアフリカやアジアの低所得層(BOP)市場(約40億人)への取り組みが希薄な現状に警鐘を鳴らす。このBOP市場の上端は、今後一階層上のボリュームゾーンへと続々と転化していく市場であり、先行参入を逸すると、大きな機会損失を被る可能性がある。
例えば日本企業がアフリカ市場を敬遠している間にも、中・韓・印・欧等の多国籍企業は続々とアフリカに根付いている。中国の通信機器大手ZTE社は、すでにアフリカでの売上高が総売上の20%に達した。少数の例外を除き、日本企業は圧倒的に出遅れた。本研究ワークショップでは、包括的市場に取り組む企業戦略上の意義について考察・討論する。
岡田正大(おかだ・まさひろ)
1985年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、本田技研工業株式会社に入社、総務部門(鈴鹿及びオハイオ州メアリズビル)にて人事労務・研修・広報・要員管理・情報システムなどに従事、休職してMBAを取得(慶應義塾大学)。アーサーDリトルにてハイテク産業のコンサルティングを経験後渡米、オハイオ州立大学にて経営学博士(Ph.D.)を取得。専攻は経営戦略理論。BOP・包括的ビジネス企業戦略フォーラムを主宰。