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2005年 4月 18日 (月)

課題図書:『テレコム・メルトダウン』

講師:公文 俊平(*1)、土屋 大洋(*2)、砂田 薫(*3)
所属:国際大学GLOCOM代表、多摩大学情報社会学研究所所長(*1)、慶應義塾大学総合政策学部助教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員、富士通総研経済研究所客員研究員(*2)、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター講師・主任研究員、多摩美術大学非常勤講師(情報論)(*3)
日時:2005年4月18日(月) 午後2時~午後5時
終了しました

  • 概要:
    本書は米国の四人の論客、エリ・ノーム、リチャード・エプスタイン、トーマス・ヘイズレット、ローレンス・レッシグが情報通信に関する時事問題を論じたコラム集である。元になったコラムはフィナンシャル・タイムズ紙のオンライン版(FT.com)に掲載され、2004年末現在継続中だが、本書では2002年の5月から2004年の1月までを対象とした。収録したコラムはFT.comのコラム欄が始まってから最初の36本にあたる。
     この36本のコラムは、2001年後半以降、米国のテレコム・バブル崩壊が顕著になり、明らかな不況の時期に書き連ねられたコラムとして興味深い。そして、その後にも通じる議論の広がりを持っている。調子のいいときの調子のいい話ではなく、苦悩する米国の情報通信政策をめぐる議論が連なっているのが興味深い。
     翻訳を刊行するにあたって初出の順番を大幅に入れ替え、日本の読者に少しでも分かりやすいよう分野別に編纂しなおした。コラムの対象とするテーマはきわめて広範にわたるが、思い切って「なぜ通信産業はメルトダウンしたのか」、「独占は本当に悪なのか」、「電波は誰のものか」、「情報を支配するのは誰か」、「インターネットは社会のルールを変えるのか」という五つの問いに基づいてグループ分けをした。
     読書会では主要なコラムとその背景について述べるとともに、その後の動きについても触れることにしたい。

  • 講師プロフィール:
    公文俊平(くもん・しゅんぺい)
    多摩大学情報社会学研究所所長.国際大学グローバル・コミュニケーション・センター代表.1935年高知生まれ.1968年インディアナ大学経済学部大学院よりPh.D.取得(経済学).東京大学、国際大学教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長を経て2004年より現職。著書に『社会システム論』(日本経済新聞社、1978年)、『文明としてのイエ社会』(共著、中央公論社、1979年)、『情報文明論』(1994年)、『文明の進化と情報化』(2001年)、『情報社会学序説』(2004年)(以上、NTT出版)、訳書に『経済学を超えて』(K・ボールディング著、学研、1975年)、『スマートモブズ』(H・ラインゴールド著、会津泉との監訳、NTT出版2003年)など.

    土屋大洋(つちや・もとひろ)
    慶應義塾大学総合政策学部助教授.国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員.富士通総研経済研究所客員研究員.1999年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了.博士(政策・メディア)、専門は国際関係論、情報社会論.主著に『情報とグローバル・ガバナンス』(慶應義塾大学出版会、2001年)、『ネット・ポリティックス』(岩波書店、2003年、第19回テレコム社会科学賞受賞)、『デジタル・ツナガリ』(NTT出版、原田泉と共編著)など.

    砂田薫(すなだ・かおる)
    国際大学グロ一バル・コミュニケーション・センター講師・主任研究員.多摩美術大学非常勤講師(情報論).1979年、千葉大学理学部物理学科卒業.2002年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(社会情報学)満期退学、社会学修士.
    (株)コンピュータ・エージ社「月刊コンピュートピア」編集長を経て、2003年5月から現職.
    著書に『起業家ビル・トッテン』(コンピュータ・エージ社、2003年)、訳書に『情報通信テクノロジー4:情報ネットワーク社会の理想と現実』(W・ダットン編、共訳、富士通経営研究所、1998年)がある。

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