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読書会
『ネットワーク・パワー―情報時代の国際政治―』

講師:土屋 大洋氏
所属:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授/国際大学GLOCOMフェロー
時間:午後3時~午後6時 終了しました

概要

インターネットの世界で米国は大きな力を持っているといわれる。しかし、歴史を 振り返ってみると、大英帝国は100年ほど前にグローバルな電信のネットワークを 持っていた。国際政治学において覇権国と位置づけられる大英帝国と米国は、なぜ情 報通信ネットワークに力を入れてきたのだろうか。本書では、大海を越えて人や物を 運ぶトランスオセアニック・ネットワークと情報通信ネットワークを組み合わせた ネットワーク・パワーが重要であると指摘する。情報通信ネットワークによって覇権 国は成立するわけではない。しかし、覇権国はそれを活用することによって、覇権の 延長やソフトランディングが可能になる。そうした視点から見たとき、国際関係はど う変容していくのか、日本がとるべきグランド・ストラテジーとは何かを考える。

                

講師プロフィール

土屋 大洋(つちや・もとひろ)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授。 1999年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。 博士(政策・メディア)。国際大学グローバル・コミュニケーション・セン ター(GLOCOM)助教授などを経て、2005年4月から現職。専門は国際関係論、 情報社会論、公共政策論。 主著に『ネットワーク・パワー』(NTT出版、2007年)、『ネット・ポリ ティックス』(岩波書店、2003年、第19回テレコム社会科学賞受賞) 、『情報と グローバル・ガバナンス』(慶應義塾大学出版会、2001年)などがある。

速報

6月7日、国際大学GLOCOMにて、講師として土屋大洋氏(慶應義塾大学)をお招きして『ネットワーク・パワー』読書会が開催された。  インターネットはその登場の時点と比べ、今日では大きく3つの変化を起こしている。まずは情報通信量の増加、使い手の大衆化。そして電子商取引の一般化。最後に、安全性、セキュリティ上の懸念の拡大だ。これらの変化は、国家と国際関係にどのような意味を持っているか。  土屋氏は、覇権国の台頭と情報通信ネットワークの整備の流れを「ネットワーク・パワー」という観点から分析する。ネットワーク・パワーとは、大海を越えて人、物、金を運ぶ「トランスオセアニック・ネットワーク」と、情報通信ネットワークの複合によってもたらされるパワーだ。そして、情報通信ネットワークの整備は覇権国が自国の覇権を維持・ソフトランディングさせるためのものだと言う。 本読書会では、歴史上の覇権国の分析をふまえ、日本のとるべきグランド・ストラテジーについて探った。

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