IECP Intelprise-Enterprise Collaboration Program

“ITと環境”を考える

講師:山本 良一氏
所属:東京大学生産技術研究所教授
時間:午後2時~午後5時 終了しました

概要

地球環境問題の根本原因は地球の有限性(限界)”を明確に考慮に入れて来なかった技術、経済、政治、哲学の失敗にある。特に地球温暖化は深刻な脅威となりつつある。温暖化は加速から暴走へと移りつつあり、地球のほとんどのいのちが超長期間危機にさらされるリスクが高まっている。ITは低炭素・循環共生社会実現のキーテクノロジーである。ここではその可能性や展望について議論したい。

            

講師プロフィール

山本良一(やまもと・りょういち)
東京大学生産技術研究所教授。 専門は環境材料科学、エコデザイン学、環境経営学。1971年東京大学工学系研究科大学院博士課程修了、工学博士。文部科学省 科学官。北京大学、南京大学ほか30校にて名誉、客座、顧問教授を務める。日本MRS(Materials Research Society of Japan)会長、エコマテリアル研究会名誉会長、日本LCA(ライフサイクルアセスメント)学会会長、グリーン購入ネットワーク名誉代表など多くの要職を兼務。
【主な著書】
『地球を救うエコマテリアル革命』(徳間書店、1995.8)、『戦略的環境経営-エコデザイン』(ダイヤモンド社、1999.12)、『サステナブルカンパニー』(ダイヤモンド社、2001.12)、『1秒の世界』(責任編集・ダイヤモンド社、2003.6)、『世界を変えるお金の使い方』(責任編集・ダイヤモンド社、2004.12)、『環境技術革新の最前線』(日科技術連、2003.10)、『サステイナブル経済のビジョンと戦略』(日科技術連、2005.5)、『気候変動+2℃』(ダイヤモンド社、2006.4)

速報

東京大学生産技術研究所山本良一教授を迎え、“ITと環境を考える”と題したIECP研究会が開催された。前半の講演は、最新の新聞報道などから、地球温暖化が“加速”から“暴走”に移り始めているという極めて厳しい地球の現状報告からスタートした。 これを受け、全世界が低炭素、循環共生型社会への実現に向けてこの半年で大きく変貌を遂げている中、来年の洞爺湖サミットを控え、日本が環境立国としてリーダーシップを取れるか否かは国の興亡に関わっていると山本教授は指摘した。そこで日本は「世界に先駆け、温室効果ガス80%減を国家目標にするなどあらゆる政策を総動員し、政治的意思決定を始動する必要があり、そのときにITの果たす役割は大きい」と強調した。 同時に世界ではすでにビジネスモデルの劇的な変動も起こっており、日本のITを駆使したサステナブル社会の早急な実現を山本教授は解き、「一日も早く社会システムの革新を起さなければ国際競争力を失う」と憂慮した。後半は、山本教授によるIT仕様のビジネスアイデアを披露するなど講演内容に照らした具体的な質疑応答に発展した。

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