IECP Intelprise-Enterprise Collaboration Program

最近の米国携帯ビジネスと業界動向

講師:小池 良次氏 (在米ITジャーナリスト/早稲田大学非常勤講師/GLOCOM上席客員研究員)
時間:午前10時~12時 終了しました

概要

最近の米国携帯業界を見ると、ベライゾン・ワイヤレスやスプリント・ネクステルが、3.5世代への設備更新をほぼ完了させているが、鳴り物入りで始まった携帯テレビ放送や音楽携帯などは『期待されたほど』伸びていない。アップル・アイフォンが人気を集めているが、携帯端末市場は活気がなく消費者市場を見渡すと踊り場感が漂っている。そうした中、ティー・モバイル社は、家庭内無線LANと携帯電話を統合する新サービスを投入、新ビジネスの開拓を始めたほか、携帯大手は次世代ネットワークの要となるIMS技術の整備を進め、フェムトセルなどの投入も検討している。一方、法人市場では昨年末からFMC(Fix Mobile Convergence)ビジネスが盛り上がっている。そうした中、連邦通信委員会は、アナログテレビ跡地をめぐる大型無線免許の競売を2008年1月から開始する。今回は、米国の携帯電話業界について最近の状況を追ってみたい。
~キーワード~
FMC、3.5G、4G、VoWiFi、WiMAX、GUN、Muni-WiFI、GAN、IMS、Femto cell

講師プロフィール

小池 良次(こいけ・りょうじ)
米国のインターネット、通信業界を専門とするジャーナリスト。サンフランシスコ郊外在住。1956年福岡生まれ。京都外国語大学卒業後、ブラジルのサンパウロ新聞社に入社。帰国後、民間調査会社に就職、1988年渡米。1993年末情報通信分野を専門とするフリーランス・ジャーナリストとして活動を開始、現在に至る。早稲田大学非常勤講師、早大IT戦略研究所客員研究員、国際大学グローコム上席客員研究員。日本経済新聞社ウェブ、映像新聞、オープン・エンタープライズ・マガジンなどで連載を持つほか特別レポート多数。

速報

10月30日のIECP研究会では、米国から最新のIT事情を発信しつづけているジャーナリストの小池良次氏(GLOCOM上席客員研究員)に、米国の携帯ビジネスと業界動向について講演していただいた。いま米国携帯業界の最大のトピックは、来年1月に始まる700MHz帯の電波事業免許の競売である。マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏は「CTIA WIRELESS I.T.&Entertainment 2007」(携帯事業者協会の展示会)で競売参加を問われて、「冗談じゃない、G社じゃないから」と言って会場をわかせたという。この背景には、競売参加に意欲を見せたGoogleの動きがある。大手キャリアも競売をめぐって駆け引きを繰り広げているという。また、iPhoneがブームに火をつけたスマートフォン市場の動向、CDMA陣営とGSM陣営の攻防など、米国在住の小池氏ならではの臨場感のある話を聞くことができた。

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