IECP Intelprise-Enterprise Collaboration Program

Google Android and Wireless Ecosystem

講師:Philip Sugai(国際大学国際経営学副研究科長兼准教授)
終了しました

概要

この研究会では、グーグル社のアンドロイド(Android)携帯電話プラットフォームおよびオープン・ハンドセット・アライアンス(Open Handset Alliance)の公式発表を取り巻く過剰な期待と冷やかな視線の双方について考察する。また、このプラットフォームの将来の発展への鍵となるチャンスおよび重大な障壁についても論じる。グーグルの戦略は、包括的なエコシステムの発展に焦点を当てている。そのシステムは関わる者すべてに相互利益をもたらし、端末デザイン、コンテンツ、サービス提供、そして全体的な消費者行動も同様に、革新していくことを目的としている。しかし、既存の携帯産業との力関係により、グーグルはその夢の実現に向けて、いくつもの根本的な挑戦に直面している。この研究会では、日本の「ワイヤレス・エコシステム」モデルとの比較の下、オープン・ハンドセット・アライアンスを評価する。また、同じくシンビアン社、マイクロソフト社、モンタビスタ社、アップル社、およびRIM社の競合サービスとも比較評価する。この分析をもとに、この研究会では5つの知見を提示し、グーグル社のワイヤレス・エコシステムを将来成功に導くためのロードマップを提供する。

講師プロフィール

Philip Sugai(フィリップ・スガイ)国際大学国際経営学副研究科長兼准教授。2002年より現職。eマーケティング、新製品開発、およびブランド・マネジメントを担当。Mobile Consumer Behaviour Lab(www.MoCoBe.com)を設立し、ディレクターを務める。同氏は主に、携帯電話、ワイヤレスおよびユビキタスサービスとそれらの利用者、市場、社会に与える影響に関して研究を進めており、その成果は多くの国際的に有名な学術誌に掲載されているほか、ブルームバーグ、ビジネス・ウィーク、コンピュータ・ワールド、フォーブス、ネットワーク・ワールド、およびワイヤレス・ウィーク等の幅広いメディアでもその名が取り上げられている。

速報

2007年11月5日、グーグル社がオープンソースの携帯電話プラットフォーム、アンドロイド(Android)を発表した。この発表は、グーグル製携帯電話の登場を予期していた関係者を大いに驚かせた。同時に公表されたオープン・ハンドセット・アライアンス(Open Handset Alliance)には、大手の端末メーカー、半導体メーカー、アプリケーションプロバイダーをはじめ、NTTドコモなど日本のキャリアが参加している。講師のPhilip Sugai(フィリップ・スガイ)氏は、グーグル社のねらいを、次のように解析した。グーグル社は、パソコン市場を凌駕するモバイルインターネット市場に、広告ビジネスを根付かせる下地作りをしている。通信料に過度の依存をするビジネスから脱却し、全ての関係者(コンテンツプロバイダー、キャリア、メーカー、顧客など)で、広告収入をシェアする仕組みを作り上げようとしているのではないか、と。

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