
■講師: 村田真(国際大学、JTC 1/SC 34メンバ)、池田陽子(株式会社東芝 ソフトウェア技術センター先端ソフトウェア開発担当)、小野和俊 (株式会社アプレッソ代表取締役副社長)、田丸 健三郎(マイクロソフト株式会社 技術統括室/イノベーションセンター部長)
終了しました
ワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーションソフトなどのアプリケーション
の電子ファイルを記述するための文書フォーマットの国際標準化が進んでいる。
2006年にはISO/IEC 26300としてOpen Document Format for Office
Applications (OpenDocument) v1.0が発行された。また、先頃締め切られた修正
投票によりOffice Open XML file formatsがISO/IEC 29500として承認される運
びとなった。元をたどれば、ISO/IEC 26300とはオープンソースのオフィスアプ
リケーションであるOpenOfficeの文書フォーマットであり、ISO/IEC 29500はマ
イクロソフトのOffice 2007の文書フォーマットである。かつては、文書フォー
マットが公開されていないということが、商用ソフトウェアの利益の源泉であ
り、また非互換性の原因ともなってきた。しかし、この二つの新しい規格に見ら
れるように、文書フォーマットは標準化によって公開され、これまでとは異なる
形の製品競争が始まろうとしている。
このような状況を踏まえ、今回の研究会では、先頃、国際規格として承認された
ばかりのOOXMLについて、国際標準化、製品実装それぞれの分野の最前線にいる
専門家の方による報告をもとに、これまでの文書フォーマット標準化の成果と今
後の課題について明らかにする。p>
2008年4月1日、Office Open XML (OOXML)の仕様がISO標準として承認された。Ecma標準として承認された後、短期間でISO標準を取得するファーストトラックと呼ばれる仕組みを利用したものだった。
4月22日のIECP研究会では、株式会社東芝、ソフトウェア技術センターの池田陽子と、国際大学の村田真の両名が、標準化にいたる経緯について詳細な解説を行った。池田は、Ecma Internationalの技術分科会TC45で、OOXML標準化作業に東芝メンバとして参加した。村田は、ISOとIECの合同技術委員会であるJTC1 / SC42メンバで、ISO標準化の際、日本の投票にたずさわった。
研究会後半は、OOXMLを活用したアプリケーションに関する講演が中心となった。株式会社アプレッソの小野和俊は、Excel 2007に対応予定のデータ連携ミドルウェアDataSpiderのデモを行った。各種アプリケーションデータを、サーバー上で自在に変換するソフトウェアを、自動生成するためのツールである。マイクロソフト株式会社の田丸健三郎は、OOXMLフォーマットを扱う開発者向けツールについて説明を行った。Microsoft SDK for OOXMLは、Zip圧縮された各XMLファイルを透過的に扱うことができるクラス群を含む。p>
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