
■講師:細川 敦(株式会社メディアクリエイト代表)
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日本のポップカルチャーへの注目が高まってきている。海外での影響力はますます大きくなり、並行してさまざまなコンテンツ関連政策も盛んになってきた。その一方で、日本のポップカルチャーが海外でどれだけの競争力を持っているのか、十分な実態が認識されているとは言い難い状況がある。だが、近年マンガ、アニメ、ゲームなどの分野でそれぞれの産業を専門とする研究が育ちつつある。各マーケット分野について記した評価の高い書籍もここ数年で出そろってきた。
本シリーズでは、ゲームやマンガ、アニメといったそれぞれのマーケットについての専門家を招き、国際競争力の実態はどうなっているのか、今後の産業動向はどうなっていくのか。流通はどうなるのか。創造の源泉とはなにか。日本のポップカルチャー産業の国際競争力を明らかにしたい。p>
細川 敦(ほそかわ・あつし)1956年宮城県生まれ。中央大学卒業。株式会社メディアクリエイト代表取締役。テレビゲーム商業組合常任理事。1994年に株式会社メディアクリエイト創業、一貫してテレビゲームのマーケティング、コンサルティングに従事、第一人者としての評価を得る。執筆、講演、大学での講義多数。主な著書に『これからのファミコンショップ経営』『メディア新時代の書店経営』(経営情報出版社)、『なぜ大人がDSにハマるのか?』(ソフトバンク新書)がある。p>
日本のコンテンツのパワーは世界的にも競争力があるものだ、と言われている。
しかし、その実際についてはそれほどよく知られていない。
本シリーズでは、とりわけ高い競争力を持つといわれているゲーム、マンガ、
アニメといった領域について、それぞれの専門家に話を聞いていく。その第一回
として、ゲーム産業の産業動向を調査するメディアクリエイト代表取締役の細川
敦氏から講演が行われた。細川氏によれば、日本のゲーム産業の国際競争力は、
一般に思われているよりもはるかに低くなってきているという。日本の国内マー
ケット規模に関しても、開発力という点においてもそれは明らかな数値として観
察できる。決して楽観できる状況ではない。だが、ゲーム産業という分野のもっ
ている様々な性質から、日本市場のもつ歴史的・世界的特殊性を鑑みると、将来
的に再び日本の競争優位がもたらされる可能性もあるという。p>
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