
■講師:増田 弘道(元株式会社マッドハウス代表)
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日本のポップカルチャーへの注目が高まってきている。海外での影響力はますます大きくなり、並行してさまざまなコンテンツ関連政策も盛んになってきた。その一方で、日本のポップカルチャーが海外でどれだけの競争力を持っているのか、十分な実態が認識されているとは言い難い状況がある。だが、近年マンガ、アニメ、ゲームなどの分野でそれぞれの産業を専門とする研究が育ちつつある。各マーケット分野について記した評価の高い書籍もここ数年で出そろってきた。
本シリーズでは、ゲームやマンガ、アニメといったそれぞれのマーケットについての専門家を招き、国際競争力の実態はどうなっているのか、今後の産業動向はどうなっていくのか。流通はどうなるのか。創造の源泉とはなにか。日本のポップカルチャー産業の国際競争力を明らかにしたい。p>
増田 弘道(ますだ・ひろみち)1979年キティレコード入社、レコード販売促進、ビデオ企画、キャラクターライセンス、アニメ制作担当などを歴任した後、郵政省管轄財団法人放送音楽文化振興会に出向。1992年キティフイルムを退社、トドプレス(現『ソトコト』)入社。1997年ブロンズ新社で各種プランニング、単行本編集を手がける。2000年株式会社マッドハウス代表取締役就任。2005年退職、現在フロントディア取締役、武蔵大学社会学部講師など。著書に『アニメビジネ スがわかる』(2007年NTT出版)。p>
2008年7月8日のIECPセミナーでは、元マッドハウス代表で先年『アニメビジネスわかる』を上梓された増田弘道を講師に迎え、日本のアニメ産業の誕生から現在に至る歴史と現状、それに今後の問題点についてアメリカとの対比を通じて語って頂いた。 増田氏によればアメリカのアニメ産業が盛衰を繰り返したのに対し、日本のアニメ産業は鉄腕アトムの大成功以降、現在に至るまでビジネスとして右肩上がりの成長産業であり続けている。これは日本のアニメ産業がエンタテイメント性、経済性、生産性の3点について高い国際競争力>を備えていることによる。ただしビジネス展開としては競争力が十分ではなく、少子化・後継者育成・原作確保などさまざまな問題が存在することが指摘された。 その他、巨大市場ではあるが事実上の放送・上映・販売の禁止や海賊版の流布放置と多数の問題を抱える中国の現状とその解決策、それに急成長を遂げつつある携帯動画市場が紹介された。
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