
■講師:宇野澤 庸弘(日本BPM協会副事務局長、日商エレクトロニクス(株)金融・BPM事業本部BPMシニアコンサルタント)、渡邉 和宣(中小企業診断士、公認システム監査人、ITコーディネータ、PMP、SCCチェアマン、カリフォルニア州立工科大学POMNA校日本副代表。)終了しました
今、企業の競争力とガバナンスの両面からBPM(Business Process Management)が注目されている。これは、ビジネスのプロセスを可視化し、経営課題を実現するために、IT系と非IT系(人間)がいかなる役割を果たすべきかを、経営トップから情報システム部門、現業部門の三者を巻き込んで、それぞれの解決すべき課題を抽出し、効果的なIT活用を実現しようとする工学的手法である。このBPMは、経営とプロセスとITとが粒度を揃えて噛み合うことで、ユーザ企業もITベンダもそれぞれの役割が明示化される画期的な手法といえる。SOAやSaaSにも関連する基本技術と言えよう。 このテーマに焦点を当てることで、同時に以下の関連質問に対しても考えてみたい。即ち、Q1:なぜ日本ではIT投資が米国に比べて相対的に低いのか?Q2:なぜ日本ではCIOの役割が機能していないのか?Q3:ITの活用は情報システム部門かトップか、あるいは実際に活用する現場の責任なのか?Q4:経営とITの融合の課題・阻害要因は何か?Q5:BPMを通して、日本のソフトウェア産業の強み弱みは何か?
宇野澤 庸弘(うのざわ・つねひろ)1971年早稲田大学理工学部数学科卒業。東芝コンピュータ事業部、DEC、ノベルで、ネットワークシステム関連業務に従事。2000年からBPMの振興につとめ、現在は日商エレクトロニクス社のBPMコンサルタント。2006年日本BPM協会を設立し、BPM協会の幹事・副事務局長も勤めている。
渡邉 和宣(わたなべ・かずよし)大阪大学理学部卒業。2001年7月マネジメント&ERP社設立し、現在は同社代表取締役。事業戦略をビジネスプロセスを通してITに落とし込む階層的モデリング方法論とプロセス参照モデルを開発し、プロセス/SCMコンサルティングを行っている。p>
小林 寛三(国際大学GLOCOM客員研究員、(NPO)ITコーディネータ協会事務局・ITコーディネータ)。p>
2009年2月10日開催のIECP研究会は、「日本企業をChangeするBPM」がテーマであった。ITは、本来、経営目的を実現するために構築されるが、実際には、顧客満足が得られないケースが多発している。これはユーザーがRFP(Request For Proposal)を決める際、経営者、現業部門、情報システムの各要求が、ベンダーにうまく伝達されず、手戻りや作り直しの原因となっている点にある。この問題を解決すべくBPM (Business Process Management)が登場した。今やWeb2.0やAJAXの登場で、アプリケーション層が三分割され、従来の業務システム、業務プロセス、GUIを疎結合し、 Non codingで生産性向上を狙うモデラー・ツールが出てきた。
本研究会では、これを有効に使うためには、ユーザ企業のトップ、ミドル、現業部門、さらに情報システムが、各々の立場からの業務プロセスを分析し、優先度を決めサプライチェーンのSCORでいうレベル1から4まで粒度を細かくしつつ階層化を図ることが重要で、また、ユーザー企業へのヒアリングだけでなく、それを引き出すインタビューシートが有効であることの実体験を紹介した。p>
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