2006年09月04日
トリプルプレーの投資を強化
- 通し番号 :7047
- 主題 : 米国:ケーブル会社
- 表題 : Cable Spending on Triple Play Dwarfs U.S. Telco Investments Telcos Must Boost Spending on Provisioning, Customer Care, says Detecon Report
- 筆者 : Bob Wallace
- 出所 : Telecommunications Magazine
- URL : http://
- 年月日 : 20060612
- 概要 : Deteconがこのほど発表した米国市場の調査報告によれば、ケーブル会社はトリプルプレーのための大々的な投資を行っている。その総額は1996年以降で900億ドルにのぼる。これは電話会社による同様な投資よりもはるかに大きい。電話会社はぼやぼやしてはいられない。電話会社は、それに対抗するためには、とりわけトリプルプレーのなかのテレビ部分への投資を強化すべきだ。そして高度サービスの差別化をはかるべきだろう。
- コメント :米国の場合、ケーブル会社は日本との重要度が違うが、「高度サービスの差別化」がどのように行われるのかは米国に限らず問題となる。インフラによる決定的な差異というものが本当にあるのかは不明であろう。
投稿者 shoji : 14:59
米国SOX法の負担
- 通し番号 : 7041
- 主題 : 米国:SOX法
- 表題 : Smaller Firms Are Paying Big To ComplySarbanes-Oxley Costs Assessed
- 筆者 : Kathleen Day
- 出所 : Washington Post
- URL : http://
- 年月日 :20060508
- 概要 : このほど発表された議会の調査部門GAOの報告書によれば、Sarbanes-Oxley Act of 2002によって規定された投資家保護のための新規則を遵守するためのコストは、主に一回かぎりの立ち上げ費用中小企業の方だが、大企業よりも不釣り合いに大きくかかる。
証券取引委員会が小企業の遵守期限を来年まで先送りしたことが、新法が投資家の保護と信頼に関して積極的かつ大きな影響をもつことは確実だ。
同報告は、新法が要求している内部統制の実施と強化を小企業が最低の費用で行えるようにするのを助けるための十分特化された規則を、SECは作るべきだとしている。 - コメント : アメリカにおいて、中小企業保護というイメージが薄かったが、当然SOX法に関して日本と同じ課題が生まれていることを感じる。企業統治に関しては、喉下を過ぎた感もあり、中小企業の保護の名目で日本版SOX法が骨抜きの法案にならないかは注視していきたい。
投稿者 shoji : 14:27
全国的無線LANネットワーク
- 通し番号 : 7039
- 主題 : 米国:無線ブロードバンド
- 表題 : Silicon Valley backs US wireless broadband plan
- 筆者 : Jeremy Pelofsky
- 出所 : Reuters
- URL : http://
- 年月日 :200600516
- 概要 : シリコンバレーのベンチャーキャピタル三社が、全国的な高速無線インターネット用の周波数競売のために、M2Z Networks Inc.(設立者は、もとFCC無線局のJohn Muletaと、ケーブルモデムのAtHome Networksを作ったMilo Medin)への資金提供を決めた。同社は、無料の低速サービス(512kbps)に加えて、有料のブロードバンド・サービスを提供する。そこからの売上の5%を財務省に払うという条件で、周波数の15年ライセンスの獲得をめざしている。現在、4億ドルの資金の調達をめざしている。
- コメント : 無料の低速インターネット・アクセス網を無線LANで提供するモデルとして非常に興味深い。しかし、クリームスキミング的な他社の都市部の有料モデルなどが現れたときに、どのように競争していくのかなど課題は多いように思える。日本でも無線LANサービスが普及する中、このモデルにも注視したい。
投稿者 shoji : 14:25
オンライン集団主義の危険性
- 通し番号 :7038
- 主題 : 情報社会:オンライン集団主義
- 表題 : DIGITAL MAOISM: The Hazards of the New Online Collectivism
- 筆者 :Jaron Lanier
- 出所 : The Edge
- URL : http://www.edge.org/3rd_culture/lanier06/lanier06_index.html
- 年月日 :20060530
- 概要 : 集合精神(hive mind)は、ほとんどの場合愚昧で退屈だ。ウィキペディアの急速な普及は、ほんの一例にすぎない。知識のメタ化、没個性化が行き過ぎると、それは妄想になり、洞察や繊細さが失われる。科学はそのようなものではない。
集団が個人より賢いのは、答えの良さが簡単な結果(単一の数値のような)で評価できる場合、および、集団への情報提供システムがすぐれて個人に依存する度合いの高い品質管理メカニズムによってフィルターされている場合である。ジャーナリズムや科学の成功は、個人と集団の影響の両方をうまくチェック・アンド・バランスさせることが大切だ。 - コメント : [公文:通識がメタ化されるほど筆者の個性を失うという仕組みは、産業社会の画一化された大量生産製品が作者の個性を失うのと似ている。]
投稿者 shoji : 14:23
韓国から見る情報社会の未来
- 通し番号 :7037
- 主題 : 韓国
- 表題 : Why the future is in South Korea
- 筆者 : Chris Taylor
- 出所 : Business 2.0 Magazine
- URL : http://money.cnn.com/2006/06/08/technology/business2_futureboy0608/index.htm
- 年月日 : 20060608
- 概要 : 情報社会の未来は韓国にある。90%の家庭に3Mbpsのブロードバンドが、月額20ドル以下で。きっかけは95年の政府決定。今の韓国は世界一接続性が高く、ネットに病みつきの国になった。もっとも人気の高いサービスは国産のCyworldの提供するSNS。20代の90%が同社のサービスに加入している。
John Levineのコメント。ただし、その結果として韓国は最も不快な隣人になった。セキュリティになんの考慮も払わなかったからだ。しかも政府は、表題にADVの韓国型対応物が含まれればスパムメールも合法化されるという誤った政策を行った。 - コメント :日本でのSNS模様はとりあえずmixiの一人勝ちの段階の様相を呈している。日本の文化と合うかは別として、SNSやウェブの可能性は韓国が提示しているものは大きい。アバターなどのサービスはキャラクター・コンテンツの作成に豊富な実績を持っている日本でのさらなる進化は考えられよう。「ウェブ」コンテンツ分野となると日本が最先端でなく、既存のコンテンツホルダーがこうした流れとまだまだ遠いところに座していることには懸念を覚える。
投稿者 shoji : 14:20
米国通信法改正の内幕
- 通し番号 : 6971
- 主題 : 米国:通信法改正
- 表題 :Congress shaping telecom law in private
- 筆者 : Marilyn Geewax
- 出所 :WASHINGTON BUREAU
- URL : http://www.statesman.com/business/content/business/stories/technology/05/7telecom
- 年月日 :20060507
- 概要 :法文作成の真の作業は、一ダースほどの上院・下院議員が参加する協議委員会(conference committee)という密室の中で行われる。その模様が公衆に公開されることはないが、ロビイストたちが議員やそのスタッフに真の影響をおよぼすのはこの場においてなのだ。議会の各小委員会の仕事は、ともかく法案を協議委員会に持ち込むところまでなのだ。テレコム改革法案の場合は、決定の中核は上院の商業委員会のTed Stevens(R-Alaska)委員長とそのスタッフたちだ。テレコムの場合は、政治資金を豊富にもっているロビイストが多すぎるために、法案の通過が暗礁に乗り上げてしまう可能性もある。
- コメント : ロビイストが多く暗礁に乗り上げること、そして一部がリーダーシップをとって法文が作成されること、これらは、ロビー活動に適正なルールが行われていれば、妥当なバランスであるようにも考えられる。
投稿者 shoji : 14:09
BBCの紹介番組
- 通し番号 :6970
- 主題 : フリー/オープン・ソフトウエア(FOSS)
- 表題 : "The Code Breakers" A BBC World Documentary on Free/Open Source Software and Development
- 筆者 :
- 出所 :ディーウェイン・ヘンドリックスのメーリング・リスト
- URL : http://www.apdip.net/news/fossdoc http://www.bbcworld.com/content/template_tvlistings.asp?pageid=668
- 年月日 : 20060508
- 概要 : 拡大するデジタル・デバイドの架橋に、FOSSが貢献できないか。BBCが十数カ国を取材してFOSS利用の現状をまとめ、それがもつ大きな可能性について問題を提起する番組"The Code Breakers"を5月に放映。
いまやIntel, IBM, Sun および MicrosoftのすべてがFOSSを歓迎しこれと共働する姿勢に転じている。
- コメント : FOSSでできないことは何か?という問いを真剣に討議するのも面白いように思える。今、NHKがこうしたテーマを放送することを期待できるだろうか。英と日本の温度差の違いなのか、BBCとNHKの質の違いなのかという点も興味深い。
投稿者 shoji : 14:06
P2Pソフトを使った映画販売に乗り出す
- 通し番号 : 6969
- 主題 :米国:映画会社
- 表題 : Studio to sell films via file-sharing software
- 筆者 : Julie Bosman and Tom Zeller Jr.
- 出所 : New York Times
- URL : http://
- 年月日 :20060509
- 概要 : ワーナーブラザースが、BitTorrent社と協定を結び、同社のP2Pソフトウエアを使った映画とテレビ番組のインターネットでの販売をこの夏から開始すると発表。ワーナーはこれによって合法的なダウンロードが可能になり、パイレシーが減少することを期待している。違法ダウンロードのせめて5%でもくい止められれば大きな前進だという。
価格はテレビ番組が一本1ドル程度。映画だとレンタル料金に近いものになるだろう。ダウンロードするためにはパスワードが必要で、しかもダウンロードしたコンピュータ上でしか作品はみられない。[以下略] - コメント : i-storeが成功を収め、ユーザーユーティリティや操作性などの課題を超えれば有料であってもこれらのサービスの成功はありうる。しかし、リピート性のある音楽と一回のみの消費が多い動画との差異など、成功への課題は多い。そして成功後もそれらのサービスに対するインフラただ乗り論がどのような形で現れるか、など悩ましさはある。しかし、これらの動きにより権利処理が円滑化していくことが長期的にはプラスとなると考える。
投稿者 shoji : 14:04
政治力による分断と変質
- 通し番号 : 6968
- 主題 : インターネット
- 表題 :The Internet Splits Up: The Web changed the world. Politics is now changing it back.
- 筆者 : Rana Foroohar
- 出所 : Newsweek International
- URL : http://
- 年月日 :20060515-22
- 概要 : いま展開中のインターネット2.0は、そのユートピア的平等性、ユニークなボトムアップ性、シームレスな形態性を失って、社会の他の部分と同様、階級と地理で分断された世界になってしまった。イランは、独自のインターネットを構築するといい、ヨーロッパの官僚たちも、国家的なインターネットのチャンピオンを作ろうとしている。貧困国は富裕国に対してよりよいインフラを作ってくれと頼んでいる。活動家は、政府と企業にウェブへの自由を要求している。結局インターネットはバルカン化して、独自の利害集団や競合する政治的アジェンダや国際的官僚制の泥沼になってしまうだろう。[以下略]
- コメント : バルカン化とあるが、ネットワークは土地のように有限な存在ではない。そのため、今あるインターネットとは別のレイヤーとして、各国が”独自のインターネット”を構築していくことはありえない話ではない。バルカン化で”戦争”になること以上に、危惧する事態であるかもしれない。
投稿者 shoji : 14:02
上院がテレコム改革法案を準備
- 通し番号 : 6958
- 主題 : 米国:情報通信政策
- 表題 : Senate Preps Telecom Rewrite
- 筆者 : John Eggerton
- 出所 : Broadcasting & Cable
- URL : http://www.benton.org/index.php?q=node/2170
- 年月日 : 20060501
- 概要 : 上院商業委員会が、テレビのビジネスを劇的に変化させる可能性のあるテレコム改革法案を準備中。後二三週間で案文ができあがる予定。
それに盛り込まれるのは、下院で通過した法案にはより限定された形でしか含まれていなかったビデオの一括販売の改革だが、それ以外にネット中立性や自治体無線の許可、放送用周波数帯を利用するための免許不要の無線デバイスの使用許可なども加わりそうだ。[以下略]
- コメント :[公文]:これらの条項が本当に盛り込まれるとすれば画期的だ。要注目。
投稿者 shoji : 13:58
YouTube 個人作成のビデオの投稿
- 通し番号 : 6957
- 主題 :情報社会:総表現社会
- 表題 : Five Months After Its Debut, YouTube Is a Star
- 筆者 : Sara Kehaulani Goo
- 出所 : Washington Post
- URL : http://
- 年月日 : 20060501
- 概要 : YouTubeというサイトが、現在、毎日600万人がサイトを訪問するほど人気を得ている。最初に注目されたのは、一月にNBCの "Saturday Night Live"の一部が掲載された時であった。NBCは一度削除要請を行ったが、あまりにも高い人気にNBC自身が同じクリップを自社のサイトに掲載した。
YouTubeによれば、ポルノ以外であれば会員が掲載するコンテントの事前検閲はしないが、指摘があれば著作権法は遵守するという方針をとっている。もっともYouTubeの話では、最近の電話は著作権違反の苦情より、業務提携の趣旨の方がはるかに多いそうだ。 - コメント :YouTubeの驀進ぶりは、アンダーグラウンドかインフラだけで中身の薄かった動画コンテンツの流れを変える大きな潮流を感じる。YouYube単体がビジネスモデルとして成立しているかは不明だが、「事前検閲はしないが著作権法は遵守する」というヒット&アウェイを許すコンテンツモデルが慣習として確立すれば、コンテンツの普及には多大な追い風となろう。
投稿者 shoji : 13:57
マイクロソフトに抗議
- 通し番号 :6956
- 主題 : グーグル
- 表題 : New Microsoft Browser Raises Google's Hackles
- 筆者 :STEVE LOHR
- 出所 :New York Times
- URL : http://
- 年月日 : 20060501
- 概要 : 先週マイクロソフトが5年ぶりにだした新ブラウザーInternet Explorer 7(β版、最終版はこの夏に配布予定)をめぐってグーグルが米国の司法省とEUの当局に懸念を表明(話し合いの詳細は発表されていない)。デフォルトでマイクロソフトの検索サービスを使うようになっている点を指摘。これだと反トラスト法違反にならないかというもの。
マイクロソフトの反論。デフォルト設定はユーザーが容易に変更できるので問題ない。
現在の米国での検索エンジンのシェアは、グーグルが49%に対し、ヤフーは22%、マイクロソフトは11%にすぎない。問題は、マイクロソフトの政策でグーグルが現実にどれほどの不利益をこうむるかだろう。 - コメント : 検索サービスが反トラスト法違反として問題になるなど、昔は考えもしなかったため、興味深く感じる。マイクロソフトとグーグルの衝突を新旧の争いと見ると、新しい時代に入ったのだと改めて感じさせられる。
投稿者 shoji : 13:54
インターネットの脆弱性
- 通し番号 : 6953
- 主題 : インターネット:DNS
- 表題 : Big holes in net's heart revealed
- 筆者 :Mark Ward Technology Correspondent, BBC News website
- 出所 :BBC News
- URL : http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/1/hi/technology/4954208.stm http://www.cs.cornell.edu/People/egs/papers/dnssurvey.pdf
- 年月日 : 20060430
- 概要 :コーネル大学のEmin Gun Sirer と Venugopalan Ramasubramanian が明らかにしたインターネットの脆弱性。(良く知られてはいたが、あまり喧伝されていなかった問題点のひとつだそうだ。)それはDNSの脆弱性を利用するもの。
現在三分の一以上のサイトが、この攻撃に耐えられない。さらにそれにDOS攻撃が組み合わされると85%以上のサイトが、ハッカーに乗っ取られてしまう可能性をもつ。
調査によればアドレス帳をホストしているサーバーのうち、17%に脆弱性が発見されたという。FBIのサイトにも脆弱性があった。 - コメント : セキュリティの「脆弱性」という単語も、あまりにも多用され十分に危険度が把握しきれなくなっている。DNSレベルの脆弱性となると、如何ともしがたい面がある。「誰」によって対処が可能なのか、対処の容易さでも判断が変わってくるであろう。
投稿者 shoji : 13:53
時間制料金
- 通し番号 : 6952
- 主題 :米国:地域電話会社
- 表題 : Dial-up provider loses Net access amid fee dispute Ruling favoring Verizon may hike price of service
- 筆者 : Keith Reed
- 出所 : Boston Globe
- URL : http://www.boston.com/business/globe/articles/2006/04/28/dial_up_provider_loses_net_access_amid_fee_dispute/
- 年月日 : 20060428
- 概要 : クィンシー社の子会社Global NAPs Inc.に対するベライゾンの訴訟での連邦控訴裁判決。ダイヤルアップ・ユーザーのインターネット利用料金の分刻み制への移行を許可。
Global NAPs Inc.は28のISPに対し、[とくに旅行中の]ダイヤルアップ顧客のための市内番号を提供しており、ベライゾンは6500万ドル以上の損失を被ったとして補償を求めていたもの。判決では補償は不要とされたが、Global NAPs社のベライゾンのネットワークへの接続は切断されることになった。
- コメント : [公文]たしかに、旅行中でも市内番号でダイヤルアップによるインターネット接続を可能にするというのはうまい工夫だが、電話会社にとっては腹立たしいことだろう。しかしその結果、分刻み料金が一般化すれば、一般のダイヤルアップ・ユーザーが受ける打撃は大きい。ブロードバンドへの移行の刺激になるとはいえ、その余裕のない層にとっては、インターネット接続自体を諦めなくてはならなくなることも考えられる。
投稿者 shoji : 13:48
インテルの反論
- 通し番号 : 6951
- 主題 : 著作権問題:WIPO の条約提案
- 表題 :DISCUSSION DRAFT: APRIL 10, 2006 STATEMENT OF INTEL CORPORATION CONCERNING THE WORLD INTELLECTUAL PROPERTY ORGANIZATION'S PROPOSED TREATY ON THE PROTECTION OF BROADCASTING ORGANIZATIONS
- 筆者 :Brad Biddle Senior Attorney, Systems Technology Lab, Intel Corporation
- 出所 : IPメーリング・リスト
- 年月日 :20060425
- 概要 : 5月のWIPO主催の放送/ウェブキャスティングに関する条約(放送機関の保護に関する条約)提案をめぐる討議に提出されるインテルの反論文案。
反論の趣旨:こんな条約が締結されると、放送会社は自社の放送コンテンツに対するまったく新しいタイプの知財権をもつことになる。その権利はウェブキャスティングにもおよび、インテルはこれに反対する。
1)モバイル機器の利用や家庭でのデジタル・イノベーションが制約される
2)放送会社の新たな権利を守るための技術的保護措置(TPM=Technical Protection Measure)は、設計の自由を制限する
3)ソフトウエアの開発者や機器のメーカー、ISPなどが、第三者の犯した違法行為に対する法的責任を追わされるリスクが増大する
4)権利処理の複雑性がさらに増すために、ユーザーによるコンテントの革新的な利用ができなくなる
5)ユーザーは著作権者に加えて放送会社にも許可料を払わなくてはならなくなるので、著作権者の取り分が減るために、コンテント創造の誘因が減少する
6)フェアユースその他の利用が制限され、パブリック・ドメインに入るはずのコンテントがいっそう制約されるために公益が損なわれる
結論:新条約締結の試みは放棄されるべきだ。少なくとも電気信号の窃盗対策にしぼった現実的な条約にすべきだ。 - コメント : 放送業界がまとまって発言していることに比べると、ハードメーカーのインテルのみの反論であるということが興味深い。メーカーに限らず免責規定に対する各国の一定の指針も明確にされる必要があろう。
投稿者 shoji : 13:46
電話料金、引き上げへ
- 通し番号 :6900
- 主題 : 米国:電話料金
- 表題 :N.Y. regulators approve telephone rate increase Service bills could rise almost one-third over four years
- 筆者 :
- 出所:Press and Sun-Bulletin
- URL : http://
- 年月日 : 20060412
- 概要 :州の規制委員会によれば、電話会社は、ケータイやケーブルその他との競争で失った顧客と収益を回復できるような「柔軟性」を必要としている。ベライゾンは過去五年間に300万の顧客を失った。Frontierの顧客喪失は、過去三年で18%にのぼった。
記者の疑問:値上げが許可されるなら、競争は価格引下げにつながらないということか?
読者のコメント:電話は自由市場ではなく規制下の公益事業だからだ。だから法律によって、費用に付加される「妥当な」額の利益を上乗せした料金の徴収が許されているのだ。 - コメント :このあたりの問題はNTTも同様である。CEOの給与などをあげつらうのもわかりやすいが、「柔軟性」は、旧来からの雇用者を十分に使いまわせない人的資源の問題も含めて問題は多岐にわたっていると思われる。
投稿者 shoji : 13:42
トラフィックの新成長分野
- 通し番号 :6899
- 主題 : インターネット
- 表題 :New Trends In Online Traffic Visits to Sites for Blogging, Local Information and Social Networks Drive Web Growth
- 筆者 : Leslie Walker
- 出所 :Washington Post
- URL : http://
- 年月日 : 20060404
- 概要 : ほとんどのトップ・インターネット・サイトの成長は鈍化(年率4%)しているが、ソーシャル・ネットワーキングやブロギングやローカル情報に特化しているサイトは、市場調査会社ComScore Media Metrixのトラフィック分析が示すように、急成長している。
個人出版サイトのBlogger.com(年率528%)、ソーシャル・ネットワークのMySpace.com、オープンな参考資料サイトのWikipedia(年率275%)などだ。
成長の秘密は、ユーザーの参加や発信、あるいはローカル情報の入手を可能にしたことだ。グーグルは21%だが、Blogger.comの買収効果が大きい。ヤフーは5%にとどまった。 - コメント : [公文:ローカルな人々の能力が増進し需要が増えた。システムの供給はフランチャイズ型もありうるかも。まさに新しい「地域情報化」だ。]
投稿者 shoji : 13:40
メガ合併、その危険
- 通し番号 : 6895
- 主題 :メガ合併
- 表題 : Dial down the expectations. The merger of AT&T and BellSouth will be a loser for investors.
- 筆者 : Geoffrey Colvin, FORTUNE senior editor-at-large
- 出所 : FORTUNE Magazine
- URL : http://
- 年月日 : 20060329
- 概要 : AT&Tが BellSouthを買収すると両者の資本総額は、史上最大の2800億ドルとなる。問題は、この巨大な資本が利益を生み出せるかだ。
両者の資本コストは共に年率9.1%。つまり255億ドル。昨年の資本収益率(ROC)はAT&Tが3.1%、BellSouthが5.9% NOPATでいうと、AT&Tが51億ドル、BellSouthが34億ドルだった。これでは話にならない、株価が下がったのは無理もないのだ。
この資本額はまず間違いなく巨大すぎる。現在高い資本収益率を達成している企業の資本額は、マイクロソフトが300億ドル、GEが1220億ドルといったところにすぎない。 - コメント : なんであれ、米国のインターネットインフラはAT&T(BellSouth)とベライゾンの二強となる。寡占化により通信料金値上げ、yahooとの提携の方向は、ネットワークの中立性を謳うグーグルにとって,AT&Tがこれまで以上に煙たい存在になったともいえる。
投稿者 shoji : 13:38
サンフランシスコ市地域無線LAN
- 通し番号 :6894
- 主題 :米国:地域無線LAN、グーグル
- 表題 :San Francisco Chooses Google, EarthLink to Blanket City With Free Wireless Internet Service
- 筆者 : Michael Liedtke, AP Business Writer
- 出所 : AP
- URL : http://
- 年月日 :20060405
- 概要 : サンフランシスコ市の委員会は六週間にわたる審議を終え、同市の地域無線LANプロジェクトを、グーグルとアースリンクの連合体に委ねる方向で同市が両者と交渉に入ることを承認した。両者は少なくとも1500万ドルとされる建設費をすべて負担する。グーグルの提供する広告付きのものは無料、アースリンクの提供するものは月額約20ドル。
今回注目を集めたのはグーグルの方で、全米をカバーする無料Wi-Fiをひそかに計画しているのではないかという憶測が広がっている。もっともグーグル自身は否定している。自社の本社があり多くの従業員がいるサンフランシスコ地域にしか関心はないというのだ。 - コメント : グーグルの意図は不明だが、この条件下で、アースリンクの有料サービスがグーグルに競合できるのかも興味深い。インターネットの質として、ユーザーは何を求めているのであろうか。日本でも大都市を中心に広がることを期待したい。
投稿者 shoji : 13:36
新たな競争環境
- 通し番号 : 6893
- 主題 : ブロードバンド
- 表題 :The Broadband War of 2006
- 筆者 : Justin Fox
- 出所 :Fortune Magazine
- URL : http://
- 年月日 : 20060329
- 概要 : 大型合併と、ユーザーが制作するコンテントの増大が、テレコム企業の競争にとっての、二つの新しい環境条件だ。現在の対立の両極は、インターネットを囲い込むための合併を続けるインカンベントの巨人とオープンで自由なインターネットの理念を守ろうとするウェブ企業のグループだ。中心的争点は「ネット中立性」だ。
今のところ、電話会社がようやく優位に立ったようにみえる。問題は、どちらがわにも明確な未来ビジョンがないこと、あるいは、公表していないことだ。だとすれば、あわてて立法行為を行ったりFCCが規則を変えることはないかもしれない。 - コメント : [公文:フォーチューン誌自体も、明確なビジョンを打ち出せないでいる]
投稿者 shoji : 13:34
グーグル対インテル
- 通し番号 :6892
- 主題 :グーグル対インテル
- 表題 : Intel plans tera-scale computing
- 筆者 : TONY WALTHAM
- 出所 : ブログ
- URL : http://htdaw.blogsource.com/post.mhtml?post_id=297906 http://bangkokpost.com/290306_Database/29Mar2006_data006.php
- 年月日 : 20060403
- 概要 : 未来の世界で必要とされるコンピュータのプロセッシング能力がきわめて巨大なものになることに鑑み、インテルは、そのためのプラットフォームの開発をめざして、"Tera-scale Computing Research Programme"を立ち上げることにした。その核となるアプリケーションが"RMS"、すなわちRecognition, Mining and Synthesisだ。
たとえばカメラがとらえた顔をデータベースと照合して誰の顔かを認識するなど。あるいはグーグルが取り組んでいる多言語間翻訳システムなど。
インテルは自社での研究と同時に米国の三大学、英国のケンブリッジ大学とも連携。 - コメント : グーグルと拮抗するために、インテルですら米国三大学+ケンブリッジとまで連携せねばならないのかというように考えてみるとグーグルの強さを再実感する。両者の競争が発生する中、依然、日本が出遅れ続けている感は否めない。
投稿者 shoji : 13:32
料金引き上げ
- 通し番号 : 6884
- 主題 : BT:ブロードバンド
- 表題 : BT CHARGING FOR HIGH BANDWIDTH USAGE
- 筆者 :
- 出所 : ZDNet
- URL : http://news.zdnet.com/2100-1035_22-6054223.html
- 年月日 : 20060327
- 概要 : BTは最近、3200人の顧客に対して手紙を送り、当初の契約条件にある通り、月40GB以上のダウンロードを継続的にしている場合は超過料金を支払うように要求し、さもなければサービスを停止すると通告した。手紙が送られたユーザーの中には、毎月200 GB(楽曲で言うと5万曲にあたる)もダウンロードしている人がいる。
BTは昨年10月にも1800人の顧客に対し、同様な手紙をだしている。その時にはほとんどの顧客は超過料金の支払いに応じなかったために、サービスが停止された。 - コメント : 日本同様、別の“甘い”ISPへと移行するのみの、いたちごっこなのであろう。
この記事では、むしろ英国では転送量40GBが上限という契約がきちんとなされ、超過しているユーザーが数千人程度規模で済んでいることが驚きに値する。日本のブロードバンドが世界一低廉な料金ということを再確認させられる。
投稿者 shoji : 13:29
無料のWi-Fiで特許
- 通し番号 : 6883
- 主題 : グーグル:無線
- 表題 :Google patents free wi-fi
- 筆者 : Owen Thomas, Business 2.0 Magazine online editor and Oliver Ryan, Fortune Magazine reporter
- 出所 : Business 2.0 magazine
- URL : http://htdaw.blogsource.com/post.mhtml?post_id=294019
- 年月日 : 20060328
- 概要 : グーグルは、EarthLinkのようなパートナーと連携して、米国全土を無料のWi-Fiでカバーしようとしている。昨年Business 2.0 のOm Malikが報じたことは事実だったのだ。このたび同社はそれに関連する三つの特許を申請した。それらはいずれも、第三者が提供する無線インターネット接続を通じた広告提供に関するものだ。
- コメント : 山手線圏内の80%を覆っているLivedoorWirelessしかり、広告モデルとの融合は多くのベンチャー企業が志向しているところであろう。Wi-Fiの無料提供のビジネスモデルと、ユーザーユーティビリティーとの兼ね合いを考える上でグーグルの広告の淡白さは強みであるといえる。
投稿者 shoji : 13:27
フランスのブロードバンドの現状
- 通し番号 :
- 主題 : ブロードバンド:フランス
- 表題 : Broadband in France
- 筆者 : Robert Shaw Deputy Head, ITU Strategy and Policy Unit]
- 出所 : Wall Street Journal
- URL : http://online.wsj.com/article/SB114351413029509718.html?mod=technology_featured_stories_hs
- 年月日 :20060329
- 概要 : フランスのテレコム産業は長年国有独占下にあって、そのブロードバンド・サービスは世界でも最悪のものの一つだった。しかし近年規制が緩和されたおかげで、フランスの高速インターネット・アクセス・サービスは、米国よりも高速で安価なものになっている。この背景には、2000年に行われたフランス・テレコムの回線の開放決定がある。
[フランス在住の一読者のコメント:「自由化liberalization」のおかげというのが正しい。当局(ARCEP)は、回線を開放せよという規制措置をフランス・テレコムに対して講じているからだ。 - コメント : 確かにブロードバンドに関して、フランスの現状を耳にしなかったため、興味深い。フランスの固定電話の4割が年内でVoIPになるという進度はにわかには信じがたいが、文化政策としてコンテンツ政策を捉えているフランスのブロードバンド化の動向は非常に興味深い。今後、フランスがどのような課題を抱え、解決していくのか、追っていく必要があるであろう。
投稿者 shoji : 13:27
ネット中立性
- 通し番号 : 6866
- 主題 : 米国:通信政策
- 表題 : [消費者団体の白書]
- 筆者 : Cheryl Bolen
- 出所 : IPメーリング・リスト この二月、上院商業・科学・運輸委員会の公聴会直前に発表された消費者のデジタル権擁護団体Public Knowledgeのレポート。筆者はCompTel 前社長のJohn Windhausen。
- URL : http://www.publicknowledge.org/content/papers/open-broadband-future
- 年月日 :20060200
- 概要 : 米国の経済も社会も、キャリアーが自社のネットワークへの統制を強化するよりは、オープンなインターネットの維持によってより多くの利益を受けることを主張し、立法化されることを期待。現状は、このような状態から外れる方向に向っている。
立法の要点は、FCCが消費者からの苦情に対処するためのルールを定めるというもの。その場合に、ブロッキングや差別待遇のような干渉をキャリアーがトラフィックに対して加えることが必要だと考えているならば、立証責任はキャリアーの側に移されるべきだ。非差別的に対応するならば、最低限のサービス・レベルを保証することが、その大前提だ。
- コメント : 立法の実現性は定かではないが、立証責任をキャリアーに義務付けるのは、この問題の解決として有効なバランスであると考える。日本における苦情処理ルールがいかように検討されているのかも興味深い。
投稿者 shoji : 13:25
企業の姿勢変化
- 通し番号 :6856
- 主題 :米国:地域無線LAN
- 表題 : Companies That Fought Cities On Wi-Fi, Now Rush to Join In
- 筆者 : Bob Frankston
- 出所 : WSJ
- URL : http://online.wsj.com/article/SB114282253898102708.html?mod=hps_us_inside_today
- 年月日 :20060320
- 概要 : 記事の要旨:これまで都市自治体による地域無線LAN展開に反対していた大電話会社やケーブル会社が、姿勢を変更してこの市場に自ら参入しようとしだした。グーグルやアースリンクの示した積極的な姿勢に影響を受けたようだ。
筆者のコメント:これが市と契約して施設を運用するというだけならいいのだが、それが独占化して、かつてローガン空港でみられたように、オープン・アクセスポイントからの競争を排除するようになるとすれば問題だ。どうも電話会社やケーブル会社は、無線LANの分野にまで顧客の囲い込みと有料化を広げようとしているようだ。
- コメント : 将来的な課題としては、ローガン空港で起きたように、土地の所有者による無線LANサービスの『当該地域の独占的有料使用』といった契約が認められるのかである。空間・電波の所有・制限は可能かという法的にも難解な課題がのしかかっており、地域無線LANのみならず、携帯電話・TVの話ともからめて注視したい問題である。
投稿者 shoji : 13:20
ビルマーニ指標
- 通し番号 :6851
- 主題 : 国力指標
- 表題 : Measurement of Global Power Potential and Actual Power of Nations
- 筆者 : Ram Narayanan
- 出所 :IPメーリング・リスト ニューデリーのICRIER (Indian Council for Research in International Economic Relations)のArvind Virmani所長が昨年11月に発表した論文 GLOBAL POWER FROM THE 18TH TO THE 21ST CENTURY: POWER POTENTIAL (VIP2), STRATEGIC ASSETS AND ACTUAL POWER (VIP)
- URL : http://www.usindiafriendship.net/ から "Most recent Viewpoints"にはいり、 "Virmani Index of Power (VIP): Measurement of Global Power Potential of Nations"を参照。
- 年月日 : 20060102
- 概要 : 国力(National power)指標として「潜在力」(経済力と一般的技術力に依存)と「現実力」(軍事力)の二種を提示。前者は「力への意思」によって、後者に転化。
鄧小平以降の中国政権は、「潜在力」を最大化するためには経済成長を最大化する必要があることを認識し、そのために努力してきている。インドはまだその認識が不足。
2005年、世界的強国は、米、日、中の三カ国のみ。中国の国力は2025年までに米国の75%に達し、世界は二極化する。「潜在力」で米国の26%となるインドは、米国からの戦略技術と兵器の移転に基づく軍拡を行って「現実力」の拡大を実現し、三極化が加速される。米国は、アジアでのパワーバランスにとってはそれが望ましいと考えている。 - コメント : [公文:ここで筆者およびビルマーニが、インドの場合は中国と違って、経済を成長させれば国力の増大ばかりか貧困の解消にも役立つと指摘しているのは面白い。なぜそんな違いが出てくるのだろうか?]
投稿者 shoji : 13:17
ブロードバンドの規制緩和
- 通し番号 :6850
- 主題 : 米国:通信政策
- 表題 : FCC NEAR DECIDING VERIZON'S BROADBAND REQUEST
- 筆者 : Jeremy Pelofsky
- 出所 : Reuters
- URL : http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=internetNews&storyID=2006-03-20T090500Z_01_N191833_RTRUKOC_0_US-TELECOMS-VERIZON-FCC.xml
- 年月日 : 2006
- 概要 : FCC が2004年12月のベライゾンの要求に応えて、多くのブロードバンド規制措置のいくつかを緩和しようとしている。その対象とされるのは、大手企業向けの高速・ブロードバンドのデータ通信サービス(イーサーネットやVPN等)だ。
緩和されるのは、競合ネットワークへの接続強制、サービス料金や条件の交渉禁止、ユニバーサル・サービス基金への繰り入れ要求などだ。
- コメント : 米国の競争政策も常に変化している。一概に日本との比較は難しいが、ユニバーサル・サービス基金にあり方に関しては興味深い。
投稿者 shoji : 13:12
ネット中立性
- 通し番号 : 6849
- 主題 : インターネット
- 表題 : [上院公聴会証言]
- 筆者 : Vint Cerf
- 出所 :
- URL : http://commerce.senate.gov/pdf/cerf-020706.pdf
- 年月日 : 20060208
- 概要 : 設備基盤競争の現実:ブロードバンドのキャリアーに人々がオンラインで見たりしたりすることのコントロールを許せば、インターネットのこれまでの成功を担保してきた原則が崩壊してしまうだろう。
しかし現実にはインカンベント(ケーブル会社と電話会社)によるブロードバンド・サービスの独占化が進んでいる。米国の場合、2004年末で独占度は98.7 %に達している。となると、キャリアーの側にユーザーのオンライン活動をコントロールしようとする経済的誘因や機会が生じても当然だ。→だからその規制が必要になる。 - コメント : レッシグがCODEで述べていた「インターネットの自由を守るため」に規制を行うという流れがトラフィックの面で現実性を帯びてきたように思える。サービスの何の占有率かは定かではないが、日本ではyahoo、NTTなどのインフラ会社が相当するであろう。自身の提供する独自コンテンツを優先して流すサービス・ビジネスモデルと「独占」という問題には注視したい。
投稿者 shoji : 12:55
再独占時代へ
- 通し番号 : 6822
- 主題 :米国:テレコム
- 表題 : Consumers Could See New Web Rates: Use More, Pay More
- 筆者 :DIONNE SEARCEY
- 出所 : Wall Street Journal
- URL : http://
- 年月日 : 20060302
- 概要 : 電話会社とテレコム機器製造会社の策略:高速インターネット・アクセスに対してはこれまでの定額料金制を壊して、帯域あるいはインターネットのキャパシティの利用度に応じた料金の徴収制に切り換える。これが、"pay-as-you-go broadband"計画だ。
これに対して、消費者団体やインターネットのコンテント/サービス提供企業の一部(グーグルやボネッジなど)から早くも反対の声が上がっている。シスコのような企業は、定額の基本料金と追加料金の組み合わせモデルを提案している。 - コメント :伝送量に上限を設け、上限を超えた場合にのみ、帯域制限あるいは従量課金というビジネスモデルはいずれ本格化していくとは思われる。その際に、「ネットワークの中立性」が保たれるかはやはり難しい。個々の使用を確実に把握することによるプライバシー問題、また、動画広告、あるいはウイルスにようなユーザー自身も把握していない伝送量の扱いなどあらゆる面で課題が考えられる。家族間において、かつての「チャンネル争い」ならぬ、「伝送量争い」が起きることを想像すると、やや微笑ましくもある。この問題は、ライトユーザーとヘビーユーザーの狭間の「普通のユーザー」とは何か?という問いでもあり、インターネットの未来そのものでもある。
投稿者 shoji : 11:56