IECP Intelprise-Enterprise Collaboration Program

IECPとは


 国際大学GLOCOMの智業・企業協働研究プログラム(IECP)は、国際大学GLOCOM研究員、IECP会員企業の皆様、および各分野の専門家の方の参加の下、現代社会における「グローバル」な課題について、単なるセミナーに終わらない産・官・学・民をまたがった知の相互交流の場を提供することを目指した、協働研究プログラムです。

研究会のテーマ

 この数年のうちに、日本の情報通信はいくつかの転換点を迎えます。2011年には、地上波アナログ放送の停止によって、放送の完全デジタル化時代が幕開けします。その前年の2010年には、光回線が全国の2,000万世帯に普及し、すべての地方自治体でブロードバンドが利用可能になります。このような放送と通信の融合に向けた動きは、法制度の抜本的な改革や国際的な業界再編にまで及ぶと考えられています。IECP研究会では、新たな激変期を迎える情報通信の近未来を見据えて、日本が目指すべき情報通信産業・政策の課題を、日本国内外の視点から取り上げていく予定です。

2008年度前半の活動内容

■日本のポップカルチャー産業の国際競争力:日本のポップカルチャーへの注目が高まってきている。ゲームやマンガ、アニメといったコンテンツの海外での影響力はますます高まりつつある。また、放送と通信の融合に関する改革や、さまざまなコンテンツ産業振興政策も盛んになってきている。その一方で、日本のポップカルチャーが実際に海外でどれだけの競争力を持つのか、その国際競争力を可能にしている源泉は何なのか、ということについては具体的には必ずしも明らかにされていない。本シリーズでは、日本のポップカルチャー産業の国際競争力の実態、今後の産業動向、コンテンツ流通のあり方、国際競争力の源泉に迫る。


■岐路に立つインターネットと情報通信の未来:1990年代前半のインターネットの商用化以来、インターネットは、これまでオープンで、グローバルな通信インフラとして発展してきた。一方で、グローバルな情報通信インフラであることからのリスクや非効率も次第に目立つようになっている。インターネットは、これまでの姿であり続けるのだろうか。それとも、これまでとは違った、新しいネットワークに変容していくのだろうか。このシリーズでは、今日のインターネットが直面する課題や、そこから見いだされる可能性をもとに、岐路に立つインターネットと情報通信の未来について考える。


■オーグメンテッド・リアリティ(AR)時代の世界:電子的な映像や情報を、コンピュータ画面にではなく、現実空間の上に重ね合わせる新たな仮想現実テクノロジー「オーグメンテッド・リアリティ(AR)」が注目されている。日本ではAR技術の存在する近未来を描いたSFアニメーション作品『電脳コイル』が2007年末に放映され、ARという技術そのものへの認知度が一般の間でも急速に高まりつつある。ARが現実に存在する未来では、一体どのような問題が考えられるのか。ARの工学的発展や人間への認知的・身体感覚的な影響だけでなく、AR空間の所有権や情報統制の問題、ARを用いたコンテンツビジネスなど、豊富な論点を見出すことができる。

IECPの活動

 IECP研究会では、テーマ別研究会の他に、年間を通じて以下の活動を推進しています。
■読書会、コロキウムの開催
■刊行物・資料の配布
■出張講座、ブリーフィングの実施
■その他、国際大学GLOCOMの活動のご案内

事業年度

 本プログラムの事業年度は4月~翌年3月の1年間とします。ただし各会員の会員期間は入会月または更新月より1年間となりますので、事業年度をまたがることもございます。

参加・入会

1.会員
 GLOCOMの研究活動およびIECPの趣旨に賛同して年会費をお支払いいただいた方をIECP会員と称します。


2.会員期間
 会員期間はお申し込み受付の翌月から1年間といたします。また、継続更新についてとくにお申し出のない場合は、自動的に更新されるものとします。


3.年会費
 年額200万円


4.会費の性格
 会費は原則として、IECPの趣旨にご賛同いただく企業からの、国際大学に対する寄付金とさせていただきます。この資金は当GLOCOMの一般研究資金および本IECP事業の推進費用に充てさせていただきます。

 国際大学は特定公益増進法人ですので、税法上の大きな優遇処置があります。ご入金に際して国際大学より領収書及び免税措置を得るために必要な「特定公益増進法人の証明書」(写)を発行いたします。

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