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GLOCOM_Review - March 1, 1998

別冊3号(第45号) 中国のハイテクベンチャー産業とベンチャーキャピタル投資

March 1, 1998 [ GLOCOM_Review ] このエントリーをはてなブックマークに追加

『GLOCOM Review』 別冊3号(第45号)

中国のハイテクベンチャー産業とベンチャーキャピタル投資

清水 和彦
要旨

 2年程前、一人の中国人ベンチャーキャピタリストとの偶然の巡り会いから、中国におけるアメリカベンチャーキャピタル投資会社と、彼等の投資する、通信、インターネット関連、半導体、ソフト等、約30社を取材することになった。中国は日本に比べ、ハイテク分野では遅れているという日本人の固定観念が邪魔をして、疑心暗鬼での取材開始だった。  全体として見えてきたのは、通信とインターネットの中国での急速な成長に目をつけた、中国人アメリカ留学組(留学後、さらに10年以上在米)が、中国に戻り始めたことだ。アメリカで企業を起こした彼らが中国へ戻り、ハイテクベンチャー企業が銀行からまったく融資を受けられない中国で、どのように資金調達を行って企業を発展させているのか、また土着のハイテクベンチャー企業はどうしているのか。更に今後、中国におけるハイテクベンチャー企業の推進には、どのような課題が残されているのか分析してみようと思うに至った。  日本のマスコミはほとんどこの現状をとりあげていない。これまでの古い眼鏡で中国をみていると、新しい変化を見過ごしてしまう。中国の変化は速い。中国国内で生活していても、中国の変化を見過ごしてしまうことがある。また、このハイテクベンチャー産業は日々の変化が特に激しく、この論文が出るころには、更にかなりの変化が起きているであろう。ベンチャーキャピタル投資はここ2年でやっと始動し、中国とシリコンバレーの繋がりが密接になりだした。

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