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GLOCOM_Review - July 1, 1998

(第30号) IP Telephonyの現状と今後の展望

July 1, 1998 [ GLOCOM_Review ] このエントリーをはてなブックマークに追加

『GLOCOM Review』 1998年7月8月合併号(第30号)

IP Telephonyの現状と今後の展望

稲葉 秀司
要約

電子商取引と同様に、インターネットのキラーアプリケーションとしてこのところ注目を集めているものに、「IP Telephony(IP電話)」がある。コンピュータやインターネットが企業のみならず一般消費者にも普及し、また広帯域IP型通信網の敷設が活発化するなど、通信技術がIPパラダイムへと収斂しつつあるといえる。この潮流の中で、VoIP(Voice over IP)技術は伝統的な電話をカニバライズするだけでなく、新たなコミュニケーション需要を創造するものとして大いに期待されている。

IP Telephonyは、通信コストの削減、インターネットやデータ通信との親和性の高さといった長所がある一方で、操作性、品質、相互接続性などの点で従来の電話に劣る面もある。また、あくまで電話であることからくるユニバーサルサービス問題など、IP Telephonyの普及・発展にとって逆風とも受け取れる事態も発生しつつある。しかし一方で、各国の情報通信業界が、IP Telephonyをめぐって活発に活動しだしていることも見逃せない事実である。

本稿では、米国を中心とした各国のIP Telephonyの主要動向や、さらに、IP Telephonyの弱点として指摘される技術制約の改善に関する動向や標準化の動向、 また様々な調査会社の市場予測についてまとめ、IP Telephonyの今後の発展のシナ リオを検討する。

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