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GLOCOM_Review - September 1, 1998

(第32号) Communication, Community, and Intelligence in the Information Age Introduction

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『GLOCOM Review』 1998年9月号(第32号)

Communication, Community, and Intelligence in the Information Age Introduction

Daniel Dolan
要約

この数年、多くの論者によって、新しい情報技術が現在および将来にわたって家族、仕事、教育、ビジネス、余暇の過ごし方、などに与える影響が共通の視点から論じられてきた。

その多くは、コンピュータはこれからもますます強力になり、より効率的に、またより多岐にわたって、現在と同じように人間の活動を支援するだろうと考えている。しかし、論者の中には、この等式を転換し、新たな世界では、機械が人間の知性と劣らない、異なった知性を有するようになり、人間がコンピュータ流のやり方に適応しなければならなくなるだろうと予測する向きもある。社会・技術的変化に興味をもつこれらの研究者によって展開される具体的なシナリオは大きく異なるが、これらの研究に通底するのは、向こう10年のデジタル技術における発展に続く変化が奥深いものとなるだろうという視点である。本稿では、近い将来に新しい情報技術によって地球上の社会にもたらされる影響を扱った論考から特に興味深いものを取り上げ、それを元に人間のコミュニケーションと生活のあり方における変化の本質と、その変化の範囲を記述することを試みる。

第1章では、技術革新によって生じた、また将来生じうる人間のコミュニケーションのあり方の変化に注目する。第2章では、これらの変化が、コミュニティの形と機能に関する我々の理解に対してどのような影響を与えるかを示す。第3章では、ネットワーク接続されたコンピュータが、人間の注意を要求する独特な知性を有するネットワークへ進化していくという視点を検討する。第4章では、本稿で紹介する著者たちが示した処方箋を概観し、個人とコミュニティがきたるべき変化に対して万全に備えるためにはどうあるべきかを論じる。

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