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GLOCOM_Review - October 1, 1998

(第33号)電子化テキストをめぐる諸問題: 『中国の環境研究文献集』をもとに

October 1, 1998 [ GLOCOM_Review ] このエントリーをはてなブックマークに追加

『GLOCOM Review』 1998年10月号(第33号)

電子化テキストをめぐる諸問題: 『中国の環境研究文献集』をもとに

上村 圭介
要約

電子メディアによるコミュニケーションが普及するにつれ、その問題点も広く認識されるようになった。文字コードは恐らくその最も有名な例だが、電子メディアとコミュニケーションの問題は、文字コードの問題に還元され、矮小化されがちである。そこで、本稿では第一に電子化テキストを幅広く捉えるための特徴付ける条件を整理し、1997年度にGLOCOMが作成した『中国の環境研究文献集』を一つのケース・スタディとして検討した。

本稿では、次に電子的「異本」としての電子化テキストの視点を提案する。電子化テキストをめぐる議論は、電子化テキストがオリジナルと厳密に同一なものと考える発想をもとにしている場合が多い。しかし、電子的な再構成物である電子化テキストと、そのオリジナルとなったテキストの間には、電子化を行なった者の解釈が介在する。この点で、電子化テキストは原本に対する異本の関係におかれる。

最後に、電子化テキストの新たな可能性を示す技術である、 XML、RDF、DOMなどの技術動向と電子化テキストの未来について触れる。

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