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GLOCOM_Review - November 1, 1998

(第34号) 電子商取引のビジネスモデルに関する試論

November 1, 1998 [ GLOCOM_Review ] このエントリーをはてなブックマークに追加

『GLOCOM Review』 1998年11月号(第34号)

電子商取引のビジネスモデルに関する試論

竹田 陽子
要約

本稿では、必要とされる取引の性質から分析することを通して、企業間電子商取引においてどのようなビジネスモデルが成立しうるかを検討する。企業間、対消費者を問わず、電子商取引は、技術面、社会制度面、あるいは企業家の発明工夫という点で未成熟であり、ビジネスモデルが確立しているとは言い難い。しかし、近年のインターネットの爆発的な普及で、その萌芽は各所にみられるようになり、将来の需要を広げるためにも、どのような取引のニーズがあり、どのようにコンピュータ・ネットワークを利用する可能性があるかを探ることは意義のあることである。

本稿では、企業間(Business-to-Business)の取引を中心に扱う。企業間(Business-to-Business)と対消費者(Business-to- Consumer)という区別は、便宜的なものにすぎない。対消費者取引もそのロジスティクスには企業間取引が存在し、企業間取引も究極的には消費者に付加価値を提供するためにあるので、サプライチェーン全体の効率化と付加価値創造を考えるとき、両者は融合していくものであると考えられる。本稿の意図は、コンピュータ・ネットワークの利用に関して立ち上がりが速く、バリエーションが豊かな企業間取引に焦点をあてることで、対消費者取引を含めた電子商取引全体の将来を概観することを目標とするものである。

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