HOME > COLUMN > GLOCOM_Review > June 1, 1999

GLOCOM_Review - June 1, 1999

(第42号) 広帯域ネットワークとIPへの融合

June 1, 1999 [ GLOCOM_Review ] このエントリーをはてなブックマークに追加

『GLOCOM Review』 1999年6月号(第42号)

広帯域ネットワークとIPへの融合

アダム・ピーク
要約

過去2年間に、Level3 Communications Inc.やQwest Communications International Inc.など米国の新しい通信企業が世界の通信業界に革命を起こした。Level3社やQwest社、それに追随するおびただしい数の他の企業が、すべて光ファイバーを使用した広帯域ネットワークを構築しつつある。これによって、通信トラフィックを回線交換ネットワークからパケット交換ネットワークに変える新しい広帯域経済が創出されるのだ。

本稿では、通信業界のコメンテーターかつコンサルタントであるデ本稿では、通信業界のコメンテーターかつコンサルタントであるデイビッド・アイゼンバーグ博士およびQwest Communicationsの副社長(当時)であるナイエル・シャフェイ博士との議論をレポートし、回線交換ネットワークからパケット交換ネットワークへの移行を解説する。また、AT&TとBritish Telecommunicationsとの国際的ジョイントベンチャーに関する議論を通じて、この状況に対する伝統的な通信業界の反応について説明する。

通信の専門家達の間では、「回線交換型の時分割多重(TDM:Time- division Multiplexed)ネットワークは過去のものであり、すべての新しいネットワークはなんらかのパケット交換型無接続アーキテクチャー、すなわちインターネットプロトコル(IP)、フレームリレー、非同期転送モード(ATM)、あるいは初期には少なくともこれら3つの組み合わせ、に基づくことになるだろう」という共通の認識が形成されつつある。簡単に言えば、回線交換型ネットワークは個々の呼に対して独立した回線を設定するが、パケット交換型ネットワークでは、単一の回線上にトラフィックを混在させるとともに、音声を圧縮してネットワークをはるかに効率よく利用できるのだ。推定では、パケット交換は回線交換より少なくとも10倍も効率が高い。現在の通信サービスプロバイダーにとっての究極の目標である、新しいアプリケーションへの音声とデータの統合が実現した場合に回線交換はさらに効率が悪いのである。

全文はこちら(PDF)