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kumon - August 1, 2000
文明と文化再考
August 1, 2000 [ kumon ]
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文明と文化再考
公文 俊平
梅棹氏の文明論
私が『情報文明論』(NTT 出版、1994 年)を世に問うてから、もう六年たった。その間の情報化(デジタル化と分散システム化)の進展ぶりは、めざましいの一語に尽きる。九〇年代後半に見られたインターネットの世界的な普及は予想通りだったが、それが韓国でここまで急速に伸びるとは考えていなかった。他方、日本での立ち後れれは半ば覚悟していたこととはいえ、無念やる方ない。
それでも今年になって、日本でもようやく"IT 革命"という言葉が定着し、パソコン出荷の伸びも、昨年度は前年比四〇%を越えた。i モードにいたっては、ぶっちぎりといいたいほどの爆発ぶりである。これを見ると、日本でインターネット普及がここまで遅れたのは、供給側に責任の大半があると考えざるをえない。
ともあれこのあたりで情報文明論をもう一度見直してみたいと思って、ぼつぼつ作業にとりかかっていたところへ、わが国での比較文明論の大先達として、私がひそかに敬慕してやまない梅棹忠夫先生から、二冊の近著をご恵贈いただいた。『日本の未来へ 司馬遼太郎との対話』(NHK 出版、以下「対話」と略記)と、『近代世界における日本文明 比較文明学序説』(中央公論新社、以下『序説』と略記)がそれである。……全文はこちら(PDF)