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wwvi - March 26, 2001
BSデジタル放送についてのよくある質問
March 26, 2001 [ wwvi ]
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インターネットとBSデジタル放送の関係についてのよくある質問
まずは、「見られる」という立場で説明します。一番単純な方法は、ハードウェアとしてのテレビの中に、テレビとコンピュータの両方を搭載してしまうことです。こうすれば、切りかえることによって、テレビとインターネットの両方を見ることができます。
次に考えられるのは、テレビ番組を送るように、電波を使ってインターネットコンテンツを送信してしまうやり方です。番組が放送されるのと同じ時間に、インターネットコンテンツのためのデータを同時に送信すれば、受像機側でそのコンテンツを番組と同期して表示させることが可能でしょう。または、番組が始まるまでにインターネットのコンテンツを電波によって受像機側に送り込み、蓄積しておけば、番組が始まるときには番組と連動したコンテンツを見ることができます。夜間は電波が使用量が昼間に比べれば極端に少ないでしょうから、夜間電力のように夜間電波の有効利用のためにも意味があるかもしれません。ただし、番組が始まるまでにいったんコンテンツを蓄積するための標準的な仕組みは現在のところ示されておらず、実際そのような番組形態になるかどうかは分かりません。
もう一つの方法は、「インターネット」が見られるというよりは、「インターネット的」な操作性がえられると言うほうが適切でしょう。受像機の画面上に「アンカー」を表示させ、番組を選択できるようにすれば、操作性はWWWに近くなります。今のテレビのチャネルは、まったく無関係のチャネルが寄せ集められているだけですが、多チャネル化が進めば、関連番組同士を行き来するようなグループ番組もありえるでしょう。
以上が、「テレビでインターネットが見られる」という問いについて「見られる」と答えるとした場合の回答ですが、逆にいえば、このようなパターン以外では、インターネットを「見ることができない」ということでもあります。
電波だけを使用した場合、最大の問題は上り回線の確保です。通信衛星を使った広帯域インターネットアクセスサービスが既に提供されていますが、どれも上り回線は電話回線など既存の有線通信を使用しています。
もう一つの問題は、ユーザ数です。電波を使うことのメリットとして、広帯域性が上げられますが、電波の広帯域性は、事実上一対多の「マルチキャスト」通信であることによるもので、何万あるいは何十万ものユーザがリクエストを個別に発したとすれば、そのリクエストに十分な帯域をもって応答することはできません。
この答えも微妙ですが、単純に答えるならば「できる」というのが回答です。ただし、いくつかの条件がつきます。
一つは、電波を使って上りトラフィックを送信するわけではないことです。上りトラフィックは、モデムを使用して送信することになります。上りトラフィックに電波を使わない/使えない理由は、2.に詳しく書きましたので、そちらを参照してください。
もう一つの条件は、回線速度です。現在計画されているBSデジタル放送では、ユーザからの上りトラフィックに使用できる回線速度が2400bpsとされています。これは、上り回線があくまで補助的な通信を行なうためのものとして想定されていることを意味します。
もちろん、補助的なものと言っても、ユーザの上り回線として典型的なものは、視聴者参加型番組のアンケートや、通販番組での購入申し込みのためのデータですから、実質的には問題ないでしょう。
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