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公文俊平 これまでの考察を通じて、われわれは次のことを知った。 第一に、「インターネット」という言葉は――それに対応する実体がなんであれ――カール・シュミットのいう意味での「政治」のことば、つまり「政治語」ないし「イデオロギー語」に、すでになっている。それは、二〇世紀の「民主主義」や「自由市場」などと同様に、二一世紀の世界での「敵と味方」を区分するためのことば、さまざまな個人や組織、あるい ...
» 詳細へ公文俊平 情報革命の意味に対する誤解と理解 「大競争」から「大協働」へ ダーナ・ゾーハーの量子論的人間論 ダーナ・ゾーハーの量子論的社会論 ピーター・センゲの「第五ディシプリン(The Fifth Discipline) 」論 ムーアの「経営生態系」モデル 競争原理の再考 3.1 情報革命の意味に対する誤解と理解 第一章で述べたように、今日の情報革命には、 近代文明の進化の第三局面の ...
» 詳細へ公文俊平 2.1 アメリカの情報革命 米国の情報革命は、1970年代のマイクロチップスの発明がひきおこしたコンピューターの小型化、パーソナル化、高機能化によって始まった。コンピューティング・パワーの増大は、いわゆる「ゴードン・ムーアの法則」にしたがって、ほぼ18カ月毎に倍増するマイクロチップスの集積度の増大の自乗に比例して、つまり三年間で42 =16倍という速度で、進行した。これが、ギルダー ...
» 詳細へ公文俊平 1.1 日本発の情報化論 1963年に発表されて注目を集めた梅棹忠夫の「情報産業論」を嚆矢として、「情報化」あるいは「情報社会」という言葉は、世界に先駆けて1960年代後半の日本でまず作られ、それから世界に普及していった。「情報化」にあたる外国語の単語としては、ロシヤ語のインフォルマチザーチヤ、フランス語のアンフォルマチザシォンがあるが、英語でそれにあたるインフォーマタイゼーション ...
» 詳細へ公文俊平 いま、情報通信革命と呼ばれる大きな変化が、急激に進行している。それは、技術や産業の革命的変化であるだけではない。人々の行動様式や社会制度、さらには価値観や世界観のかなり深い部分にまでおよぶ変化が、明らかに起こっているのだ。 この情報通信革命のさまざまな側面については、おいおいに分析していくとして、ここで最初に注目しておきたいのは、それが20世紀の「科学革命」 (トーマス・クー ...
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