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April 1, 1996 [ kumon_netizen ]

公文俊平 1995年は、産業社会の全体にわたって、インターネットへの関心が爆発した年だった。とくに、企業や政府が、インターネットの技術や標準、あるいはアプリケーションを自らの組織内でのコミュニケーションや業務に取り入れようとする、 "イントラネット" 化の動きが本格化し始めた。さらに、インターネットを "プラットフォーム" として、そこに市場の取引関係を載せていこうとする "電子商業(EC)" ...

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April 1, 1996 [ kumon_netizen ]

公文俊平 第一節:問題の提起 ・ハーバード・セミナーでの問題提起 ここで、最近アメリカで行われた一つの興味ある議論の実例を紹介してみたい。一九九五年の春にハーバード大学のロー・スクールで行われた「サイバースペースと法」と題する公開セミナーの中で行われた議論がそれである。現在急速に進行している“情報革命”の性格、とくにその予想以上の深さ、広さ、速さが明らかになってくるにつれて、既存の経済体制だけ ...

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April 1, 1996 [ kumon_netizen ]

公文俊平   第一節:近代化の三つの局面 そこで、この本ではまず、近代文明の進化過程、つまり "近代化過程" についての現時点での私の理解を手短に説明するところから、話を始めたいと思う。ただし私のいう "近代" ないし "近代文明" とは、いわゆる "中世" の封建社会をもその一部として含む広い概念であって、それに先立つ先行文明としては、古典古代の "宗教文明" (ユダヤ・キリスト教、イスラム ...

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April 1, 1996 [ kumon_netizen ]

公文俊平 第一節:ネティズンということばの誕生 "ネティズン" ということばは、もともと英語の単語として造られた。このことばは、いまでこそかなり普及してきたが、実はそれが造られたのはごく近年のことにすぎない。私が電子ネットワークの上でそれに始めて出くわしたのは、一九九四年の初めだった。私は、明らかに "シティズン(市民)" をもじったこのことばがとても気に入ったので、早速自分なりに、このことば ...

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April 1, 1996 [ kumon_netizen ]

公文俊平 1990年代の前半、日本はバブルの崩壊の後の長期不況からどうしても抜け出せないで、閉塞感のとりこになっていた。 "右肩上がり" の経済成長の時代はもう終わって、後は成熟の時代(実は停滞の時代?)が待っているだけだという認識が、広く共有された。しかし、ようやくここへ来て、どうやら新しい産業革命が到来しつつあるらしいという自覚が、日本の中にも出てきたようだ。18世紀末の最初の産業革命と1 ...

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