国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

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平成30年著作権法改正 ~「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題~【シンポジウム】

日時

2018年8月28日(火)18:00~20:30

会場

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

主催

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

定員

60名  ※WEBにてLIVE配信予定

参加費

1,000円

概要

平成30年著作権法改正法が5月18日に成立した。教育・アーカイブに関する権利制限など注目すべき改正が多数盛り込まれたが、最も注目されるのは、いわゆる「柔軟な権利制限規定」の整備である。日本版フェアユース規定の必要性が議論されはじめてから実に10年を超える歳月を要した成果でもある。

米国においてフェアユースとして認められた事案は全てカバーされる上、米国に比べて予測可能性に優れるとの積極的な評価も見受けられる一方で、法文上は、必ずしも明らかとは言えない「享受を目的としない利用」(30条の4)、「軽微な利用」(47条の5)などの要件がどのように解釈されるのか、非常に注目されるところである。

そこで本シンポジウムでは、著作権法の研究者・実務家をお招きし、「柔軟な権利制限規定」の意義と解釈、今後の課題などについて議論する。

プログラム

18:00 主催者挨拶:前川徹(国際大学GLOCOM所長)
18:05 来賓ご挨拶
18:20 基調講演:中山信弘(東京大学名誉教授・弁護士)
18:30 パネリストによる講演:
(1)「改正法における『柔軟な権利制限規定』の意義と課題」
  上野達弘(早稲田大学法学学術院教授)(20分)
(2)「著作権法の行く手-平成30年改正が描く未来像」
  島並良(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科・法学研究科教授)(10分)
(3)「著作権法のバッファ」
  椙山敬士(弁護士)(10分)
19:10 休憩
19:20 パネルディスカッション
  モデレーター:石新智規(弁護士)
  パネリスト: 上野達弘、潮海久雄(筑波大学教授)、島並良、椙山敬士
         谷川和幸(福岡大学法学部講師)
20:00 質疑応答
20:30 閉会

参加申込み

Peatixイベントページより参加申込みください。⇒定員に達したため、募集を締め切りました。(8/6 9:30)

*アクセス元の環境によっては、上記申し込み画面が表示されない場合がございます。その場合はお手数ですが、電子メールにてお問い合わせください。
*定員に達しましたら、お申込み受付を終了いたします。お早めのお申し込みをお待ちしております。

ネット中継

当日の模様は以下のチャンネルからネット中継を予定しています。
YouTube 国際大学GLOCOMチャンネル http://bit.ly/2ws7m89https://www.youtube.com/channel/UCweE3uRcnsXKhJPiUcyIj7A

登壇者プロフィール(登壇順)

中山信弘
東京大学名誉教授・弁護士
東京大学法学部教授を経て、同名誉教授・弁護士。知的財産戦略本部本部員)、産業構造審議会委員(知的財産政策部会長)、文化審議会委員、関税・外国為替等審議会委員(会長)、国会図書館納本審議会委員(会長)等を歴任。産業財産権制度総理大臣表彰、紫綬褒章受章。
主著、ソフトウェアの法的保護(改訂版)(有斐閣,1988)、マルチメディアと著作権(岩波新書、1996)、新注解特許法(青林書院,2011)、著作権法(第2版)(有斐閣、2014)、特許法(第3版)(弘文堂、2016)

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上野達弘
早稲田大学法学学術院教授
1994年京都大学法学部卒業、1999年同大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。成城大学専任講師、立教大学教授を経て、2013年より現職。著作権法学会理事、日本工業所有権法学会常務理事等、文化審議会著作権分科会・法制・基本問題小委員会委員等、知的財産戦略本部・インターネット上の海賊版対策に関する検討会議委員等を歴任。主著として、『著作権法入門〔第2版〕』(有斐閣、共著)、『特 許法入門』(有斐閣、共著)等。

潮海久雄
筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授
1998年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)東京大学。香川大学法学部講師、助教授を経て、2005年筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授、2008年同研究科教授、現在に至る。2001年~2002年マックスプランク知的財産法研究所、2002年~2003年ケンブリッジ大学・ロンドン大学(LSE)、2011年~2012年マックスプランク・イノベーション・競争研究所客員研究員。
著書・論文に「私的複製の現代的意義」著作権研究40号69頁(2015)、『ストゥディア 知的財産法Ⅱ 著作権法』(著作権の制限と消滅事由、著作権の侵害とその救済)(有斐閣・2016)、中山信弘・金子敏哉編『コンテンツと著作権法の役割―しなやかな著作権制度に向けて―』(信山社・2017)の第4章「大量デジタル情報の利活用におけるフェアユース規定の役割の拡大」、ほか。

島並良
神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科・法学研究科 教授
1994年東京大学法学部卒業、1996年同大学院法学政治学研究科修士課程修了、東京大学助手等を経て、2007年から神戸大学教授。日本工業所有権法学会理事、著作権法学会理事。編著書に、The Future of the Patent System(Edward Elgar、2012)、著作権法入門(第2版)(有斐閣、2016)等。本シンポジウムに関連する論文として、権利制限の立法形式(2008)、著作権法におけるルールとスタンダード・再論-フェアユース規定の導入に向けて(2017)等。

椙山敬士
弁護士
1976年東京大学法学部卒業、同年司法試験合格。現在虎ノ門南法律事務所パートナー弁護士。【公職等】東京地方裁判所民事調停委員、著作権法学会理事、(一財)ソフトウェア情報センター評議員 等。【主な著書・論文】「日本-アメリカ コンピュータ著作権法」(日本評論社、1989年11月、デニス・カージャラ教授と共著、第6回日本テレコム賞受賞)、「著作権」(日本評論社、2009年12月)、「著作権・フェアユースの最新動向」(第一法規、共著、2010年3月)等。

谷川和幸
福岡大学法学部講師
2010年3月京都大学大学院法学研究科法曹養成専攻(法科大学院)修了。同年新司法試験合格。京都大学の助教、講師を経て2015年4月より現職。専門領域は情報通信技術に関わる著作権制度。近時の研究テーマは、リーチサイト規制、デジタル消尽、コンテンツ・オーナーシップ、著作権法における利用者の権利の位置づけなど。

石新智規
西川シドリーオースティン法律事務所・外国法共同事業、弁護士(2000年登録)
1996年早稲田大学法学部卒業、1999年早稲田大学院法学研究科修士課程修了。2008年カリフォルニア大学バークレー校 ロースクールLL.M.修了。2009年同校客員研究員。主な著作・翻訳として、「フェアユースを理解する」(2014、共訳)、「次世代の偉大な著作権法」(2014、共訳)、「フェアユース再考」(2016年)など。

司会

城所岩生
国際大学GLOCOM客員教授、米国弁護士
東京大学法学部卒業、ニューヨーク大学修士号取得(経営学・法学)。NTTアメリカ上席副社長、成蹊大学法学部教授を経て2009年より現職。2016までは成蹊大学法科大学院非常勤講師も兼務。主著、『米国通信改革法解説』(木鐸社)、『著作権法がソーシャルメディアを殺す』(PHP研究所)、『フェアユースは経済を救う~デジタル覇権戦争に負けない著作権法』(インプレスR&D)、『JASRACと著作権 これでいいのか~強硬路線に100万人が異議』(ポエムピース社)。

お問い合わせ

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