国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

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GLOCOM研究交流会 第3回「優れた知の生成に関する希望と困難」

GLOCOM研究交流会は、GLOCOMネットワークの皆さまと研究員が、カジュアルに研究について意見交換・交流をすることを目的として開催しています(四半期ごとに開催)。

第3回となる本会では、国際大学GLOCOM教授/研究部長/主幹研究員の渡辺智暁より、「優れた知の生成に関する希望と困難:データ駆動型AI&ビッグデータ、エビデンスベースの科学的知、ウィキペディアの「集合知」、ネットの自由な言論」というテーマで話題提供いたします。
また、コメンテーターに八田真行氏(駿河台大学経済経営学部准教授)をお迎えします。
45分ほど渡辺より話題提供したのち、コメンテーターとのディスカッション、並びに参加者の皆様とのフリーディスカッションを予定しております。

多くの方々と意見交換できることを楽しみにしております。ご参加を心よりお待ちしております。

日時

2019年12月16日(月)15:00~17:00

会場

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

定員

30名(先着順)

講演概要

タイトル:「優れた知の生成に関する希望と困難 :データ駆動型AI&ビッグデータ、エビデンスベースの科学的知、ウィキペディアの「集合知」、ネットの自由な言論」

報告者 :渡辺智暁(国際大学GLOCOM 教授・研究部長・主幹研究員)











深層学習型AIには透明性がなく、思わぬところで差別が生じることが知られている。これを批判する時、人は、人間の判断が透明性を欠いていて、差別的であることを忘れがちだ。深層学習が生み出す知にはまた、理論的基礎が欠けているとも批判される。この時人は、エビデンスベースの医学をはじめ科学の方法について議論の中でゴールデン・スタンダードと称されるランダム化統制試験による知が、理論的基礎を欠いていることを忘れがちだ。理論は不要、データの呈するパターンを信じればよい、という逆の立場もあるが、それでは当然データの偏りなどに負の影響を受けやすい。「集合知」の代表のように言われることもあるウィキペディアは細かく見ればそれほど不思議なところのない、ある程度の蓋然性である程度信頼できる知を集約・生成して行く仕組みだが、ここには信頼を担保する仕組みがない、という批判がある。この批判は、「再現性の危機」や出版バイアス、査読の機能不全など、科学研究の信頼性を担保する制度がかなり深刻な困難に直面していることを忘れがちだ。データ駆動の知、科学の知、集合知の質の確保をめぐる困難の異同を参照しつつ、本発表では近年批判されることも多いネットの自由な言論の質の確保について参加者のみなさんと議論してみたい。

コメンテーター:八田真行(国際大学GLOCOM 客員研究員/駿河台大学経済経営学部 准教授)


申込み

⇒定員に達したため申込みを〆切りました。(12/3 8:00)

問い合わせ先

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
 GLOCOM研究交流会事務局
 小島安紀子 akiko[at]glocom.ac.jp ※[at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。
 〒106-0032 東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
 TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111