グローコムフォーラム2005
グローコムについて
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コンセプト「不安の時代」を超えて──個人は、かつてない内的な自由を獲得する一方で、その個人を支えてきたアイデンティティが希薄になったといわれる。グローバル化の波の中で、ますます流動化する私たちの生活は、かつて思い描いたバラ色の未来へ、どれほど近づいたといえるだろう。 戦後民主主義や経済立国など、戦後を彩った数多くの神話は、ことごとく色褪せてしまった。企業や国家は、抜本的な構造改革を迫られるばかりか、そもそも誰のものなのか存在意義を問われつつある。 むろん、不確実で不安な話ばかりではない。情報化はこの十年の間に、私たちの社会生活に多くの恵みをもたらした。特に、散り散りばらばらだった人や資源や活動を、新たな絆として結びあわすことができるようになったのが大きい。こうした新しい繋がりは、失われた十年を経て目の前に現れたこの「不安の時代」を、どのような方向へと導いてくれるのだろうか。という以上に、他ならぬ私たちは、共同体のなかで、そして共同性を超えて、いかなる結びつきや合意点を見いだしていくべきなのだろうか。 GLOCOM forum 2005は、「情報社会の合意形成」をテーマに据えた。地方政府のIT調達改革、地域情報化、教育情報化といった個別課題から、コンテンツ立国論や憲法改正など国家や産業を巡る新しい課題、さらには情報社会の倫理や設計といった根元的課題までを守備範囲として、それぞれテーマとする開かれた討議の場を用意するとともに、それらを踏まえてシンポジウムを開催する。 ここでの成果が、「不安の時代」を超えて、情報社会を拓く布石になるものと確信している。 |
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