国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

English >

機械システム振興協会 「ブロックチェーン技術の応用に関する戦略策定」報告書を公開しました

国際大学GLOCOMは、一般財団法人機械システム振興協会からの委託を受け、「ブロックチェーン技術の応用に関する戦略策定」報告書を作成しました。

ブロックチェーン技術は仮想通貨のみならず、様々な分野における活用可能性が指摘されているほか、インターネット基盤そのものを革新するものとしての期待を集めていますが、それがもたらす本質的な影響や、具体的な活用への戦略は必ずしも明らかではありません。こうした中、本戦略策定事業は、ブロックチェーン技術が金融以外を含めた多様な分野において、どのような影響を与えうるか、どのような活用が可能かを明らかにすることで、我が国としての戦略を示すことを目的として作成しました。

検討にあたっては、本分野を代表する多数の有識者から構成される委員会(委員長:田中秀幸 東京大学教授)を構成し、活発な議論を頂きました。本事業では、最新事例や技術動向に関する調査と、委員会における討議により、ブロックチェーン技術がもたらす本質的影響を表す本事業独自の「軸」を5つ抽出しています(図1)。


図1 ブロックチェーン技術がもたらすミクロ的影響


この軸に基づき、「金融」、「エネルギー」、「製造業」、「行政」、「知識情報サービス」という5分野において、ブロックチェーン技術がどのような影響を与えうるか、時間軸に沿って考察し、2030年までのロードマップとして示しています(図2)。


図2 ブロックチェーン応用のロードマップ(金融分野の例)


また、ブロックチェーン技術が、情報管理を「占有から共有へ」と変化させるものであると捉え、既存の法制度との関係、監査における留意点、中長期的な法制度の革新に関わる考察を行うとともに、民間産業や公共政策への提言を取りまとめております。

本戦略策定の結果を取りまとめた報告書を公開させていただきます。研究や事業に取り組む方々の一助になれば幸いです。


  • 「ブロックチェーン技術の応用に関する戦略策定」報告書(PDF)
  • 2018-04-20