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【発行】機関誌『智場』123号「特集号:データ・エコノミーの未来: 日本の競争戦略と個人情報保護」(責任編集:山口真一主任研究員)

GLOCOMの機関誌『智場』123号「特集号:データ・エコノミーの未来: 日本の競争戦略と個人情報保護」(責任編集:山口真一主任研究員)が2020年4月1日に発行されました。

本号では、ビジネス・経済・法律など各分野の第一線でデータ利活用問題に取り組まれている有識者の方々の原稿・対談を掲載しています。



智場123号 データ・エコノミーの未来 特集号(Amazonページへ)

「データ」が競争力を決定する時代に 日本企業が生き残る戦略とは何か これからの経営戦略を考えるビジネスパーソン必読!

「データは第二の石油である」「データがビジネスの競争力を決定付ける」――このような言葉を、あなたも一度は聞いたことがあるだろう。高度情報化の進展に伴い、あらゆる企業がデータを活用してビジネスを革新し、それが競争力の源泉となるような「データ社会」が到来した。

たとえばFacebookは全世界に大量の無料ユーザーを抱え、多くの人が安価に、友人と時間的・地理的制約なしに交流しているが、大きな収益をあげている。これは、データを分析し、個々人に合った広告を配信する戦略などが成し得ているといえる。そして、データを利活用しているのはGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)やIT産業だけではない。今、製造業、金融・保険業、小売業、農業、様々な産業のあらゆる企業が、 データ使って新たなビジネスを創出し、また、業務の効率化を図っている。

しかしその一方で、このデータ時代に、日本はかなり出遅れているという現実もある。かつて平成元年には、世界の時価総額ランキングベスト10に日本企業は7社入っていた。それがこのデータ時代においては、日本企業は1社もいない。日本企業から聞こえてくるのは、「データはあってもビジネスモデルを描けない」「人材がいない」「個人情報保護への対応が分からない」といった嘆きの声だ。

本書はその嘆きの声に応えるため、ビジネス・経済・法律の各分野においてデータ利活用問題に第一線で取り組んでいる有識者の原稿と対談をまとめたものとなる。

この一冊で、データ利活用に関する諸課題と、今後に向けて取り組むべきことが分かる ――実務家が明日から使える示唆・ノウハウに富んだ一冊!

目次

第1章 日本でデータを活用したイノベーションが起きない理由と解決策
● クロサカ タツヤ(株式会社企 代表取締役)

第2章 日本のデータ戦略・プラットフォーマー戦略を考える
● 渡邊 昇治(経済産業省 大臣官房審議官)

第3章 日本におけるデータ利活用の課題
● 杉原 佳尭(在日米国商工会議所 副会頭・デジタルエコノミー委員会共同委員長)

第4章 AIドリブンイノベーション時代の日本の産業競争力
● 元橋 一之(東京大学先端科学技術研究センター 教授)

第5章 日本企業がデータ利活用を進めるための「三本の矢」
● 山口 真一(国際大学GLOCOM 准教授・主任研究員)

第6章 データが競争力を生む時代の経済政策
●田中 辰雄(慶應義塾大学経済学部 教授)

第7章 日本流パーソナルデータ利活用の実現に向けた企業変革:プライバシー保護とイノベーションのトレードオフを目指して
● 若目田 光生(株式会社日本総合研究所 上席主任研究員)

第8章 パーソナルデータ利活用の制度的課題
● 森 亮二(弁護士法人英知法律事務所 パートナー弁護士)

第9章 <対談>人々の生活を豊かにするデータ利活用エコシステムとは何か
● 庄司 昌彦(武蔵大学社会学部 教授)
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● 渡辺 智暁(国際大学GLOCOM 教授・主幹研究員・研究部長)

第10章 <レポート>シンポジウム『日本流データ利活用の未来』

※本号のすべてのページはこちらからご覧いただけます

2020-04-01