新コミュニティ運動とCAN
〜日本での状況〜  

公文俊平(CANフォーラム会長/国際大学GLOCOM所長)




 それでは、例によって前座ということで、少しお話ししたいと思います。基本的には、CANフォーラム会員の皆さんには似たような話を何度かさせていただいたことがあると思いますが、半ばはシューラーさんに日本の私どもの問題意識を理解していただこうということもあって、こういう形でまとめてみましたのでお許し下さい。
 言うまでもないことですが、私どもは「コミュニティ」という言葉を日本語として使っています。しかし「コミュニティ」という言葉を使ってはいても、英語で言うところの"Community"の観念はあまり持っていないようです。日本では「地域」という言葉をよく使いますが、「コミュニティ」と言われるとどうしても外来語ということになります。
 そこで、敢えて「コミュニティ運動」という言葉を使ってみようと思ったのは、日本の伝統の中でも新しい動きが起こりつつあり、その中で「コミュニティ」という言葉が意味を持つ可能性があるかもしれない、と思ったからです。

  1. 大きな歴史の流れ:産業化を越える情報化
  2. 第3次産業革命との結合:手段の供給
  3. 新地域コミュニティへの関心:コミュニティ・ネットワーキング
  4. これからの方向:インフラ作りと地域内協働関係の醸成



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発行日:1999/8/6 発行人:公文俊平 編集人:関 陽介
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