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CTOラウンドテーブル

国際大学GLOCOMは2006年度から、中島洋GLOCOM主幹研究員を主査として、CTO(Chief Technology Officer : 最高技術責任者)およびCTO経験者が中心となって、日本の科学技術や産業が抱える課題について定期的にディスカッションを行う「CTOラウンドテーブル」を開催してきました。

日本はかつて「技術立国」「ものづくり大国」として経済成長を成し遂げてきましたが、1990年代以降、グローバル化の進展とともに製造業での雇用は減り続け、また一人当たりGDPをはじめとする各種指標で国際競争力を低下させています。「日本は技術力が高いのに、それがビジネスや産業の成長に結びついていない」という議論をよく耳にします。しかし、本当に現在の日本の技術力は高いのでしょうか? そもそも「技術力」とは何を指すのでしょうか? 日本の研究開発や技術開発に問題はないのでしょうか?そして、イノベーションを促進させ、国際競争力を高めるには何が課題となっているのでしょうか? 

このような問題意識をメンバーが共有しつつ、CTOラウンドテーブルでは、年間6回のペースで定期的にディスカッションを行ってきました。とくに議論が集中的に行われてきたのは、グローバル時代に求められる企業経営および研究者・技術者の人材育成、日本の技術力と国際競争力、オープンイノベーション、技術の標準化といったテーマです。2010年度は、日本の技術政策や企業の技術戦略に貢献できるような提言を発表することを目標として活動を進めています。

なお、本サイトでは、「2009年度のCTOラウンドテーブル成果報告書」の全文を公開するともに、2010年度については議事録が完成しだい公開していきます。

CTOラウンドテーブルに関するお問い合わせ先
プロジェクトリーダー: 砂田 薫(GLOCOM主任研究員)
メールアドレス: sunada[at]glocom.ac.jp
電話番号: 03-5411-6678