認知症の人にやさしいまちづくりに関する研究


「第2回WHOグローバルフォーラム:高齢者のためのイノベーション」が開催されました(2015/10/7-10/9)

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10月7日(水)~9日(金)、「第2回WHOグローバルフォーラム:高齢者のためのイノベーション」が、WHO神戸センタ―にて行われました。全体会議の一つ、「Dementia, the new frontier」では、国際大学GLOCOMの客員研究員であり、NPO法人認知症フレンドシップクラブの徳田雄人さんがプレゼンターを務めました。

世界保健機関健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)が主催する本フォーラムでは、高齢者のための社会的・技術的イノベーションとその向上を目指し、政策・研究・ソーシャルセクター・企業から参加するイノベーターたちにより、活発な議論と交流が行われました。

徳田さんは、「認知症は、症状と同じくらい、認知症に対する「偏見」が深刻な問題」とし、認知症がかつてはコミュニティの問題であったものが、病院や介護施設の問題となってきたことを指摘し、さらに現在では再びコミュニティの課題として受け止める必要があるとしています。
増え続ける認知症患者のために、「介護施設や医療スタッフを増やすのではなく、まち全体が認知症フレンドリーな機能を持つことが大切」と話し、認知症の人と周囲の人々の直接的なコミュニケーションの重要性を強調していました。(写真撮影:岡田誠客員研究員)

2015-10-13