認知症の人にやさしいまちづくりに関する研究


「NHK名作選 みのがしなつかし」で回想法(2015/12/11)

NHKは今年、「認知症キャンペーン」を展開し、認知症の正しい理解を促す番組を数多く放送しています。
その一環として、NHKアーカイブスでは「NHK名作選 みのがしなつかし」を「回想法」に利用するための動画と説明ページを設けています。
動画は1940年代から90年代のニュースやドラマのダイジェスト映像で、およそ2000本が無料で配信されています。

「回想法」とは、なつかしいものを見て語り合うことで、脳を活性化し精神を安定させるための方法で、続けることで認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があるとされる心理療法の一種です。
ウェブサイトでは、年代やジャンルからコンテンツを検索でき、また家庭や施設で回想法に利用するための詳しい説明もあります。

回想法は個人の思い出の写真や手紙で取り入れている施設などもありますが、思い出について共有し語り合うことはさらに有効とされ、かつて街頭やお茶の間で皆で一緒にみるものだったテレビの映像はより手軽で最適です。

■URL
「NHK名作選 みのがしなつかし」(NHKアーカイブス)

2015-12-11