認知症の人にやさしいまちづくりに関する研究


平成29年度 老人保健健康増進等補助金(老人保健事業推進費等事業分)交付が決定されました(2016/10/24)

学校法人国際大学は、平成29年10月18日、厚生労働省より「平成29年度 老人保健健康増進等補助金(老人保健事業推進費等事業分)」の交付を受け、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)にて以下の調査研究事業を実施します。

採択事業

若年性認知症を含む認知症の人の能力を効果的に生かす方法等に関する調査研究事業

事業の背景

2015年に新たに策定された「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」では、「認知症高齢者等にやさしい地域づくり」を目指す柱の一つとして「若年性認知症施策の強化」を掲げています。

「総合戦略」では若年性認知症の人を取り巻く課題として、「就労や生活費等の経済的な問題」とともに「居場所づくり、就労・社会参加支援等の様々な分野にわたる支援」を総合的に講じる必要があるとされています。しかし、若年性認知症を含む認知症の人の特性や能力を生かしながら新たな就労へとつなぐ体制や地域での活躍の場の創設に資する手法や好事例は未だに検討されているとは言えません。

事業の目的

本研究では、若年性認知症を含む認知症の人の特性や能力を生かした、新たな就労につながる体制や地域での活躍の場に資する手法および好事例等を整理し、その結果を国内で展開する方法を確立することを目的とします。

具体的には、

を行います。

また、本研究を通じて、認知症の人達とともに新たなアイデアや活動が組成する社会(DFC:Dementia Friendly Community)の構築と、その社会を企業等を含むさまざまなステークホルダによって社会全体で支える取り組み(DAA:Dementia Action Alliance等)を推進します。

2017-10-24