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2008年05月11日

2-2: 無意識な同調

人間の動きは、模倣行動、無意識な同調に支配されている。


第2回研究フォーラム「認知科学と天才プログラマー」, 2007
(c)やまざきゆにこ2007

生まれて数時間の赤ちゃんが、模倣行動をする。
模倣行動は基本的なレパートリー。
テニスのプレーヤーのやることであっても、ついまねしてしまう。
そのときの脳の働きは?
行動を起こすということと、行動をみるということは、すごく密接であるという、
ミラーニューロンシステムということが最近言われている。
猿には言語野に近いところに、そういうニューロンが存在している。
人間では確認できていないが、きっとあるだろうと言われている。
他者をみての学習、さらには共感につながるもの。
現実に、共感しているときの脳の動きを見ることができるわけではない。

行動の速度も感染する。
マトリクス、仮面ライダー、そういったものを真似をする。
できないにもかかわらず、それを真似してしまう。
実際の行動に、見たものが影響しているのではないだろうか。

このことを証明するものとして、
バイオロジカル モーション(biological motion)というものがある。
点でできた人の動き、それを見た人が真似するかどうかの実験。
結果、半分の速度を見ていると、ボタンを押すのが遅くなる。
人の形の動きに見える点だけが、その効果を生む。
その効果は、1秒くらいしか効かない。
速くしようと思ってやっているわけではないからである。

つまり、素早い動きを見ることが、身体に影響を及ぼしてしまう。
単純なボタン押しの操作すら、見たものに影響を受けている。
つまり、心理的限界がミクロなところに効いている。

速いボールが動いたから、自分が速くなるわけではない。
人の動きだけが、感染する。
自分の身体に対応できないと、真似しようがないからだろう。

投稿者 nomura : 2008年05月11日 23:22

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