環境情報・写真データを用いた
コミュニティ活性化支援に関する
共同研究

〜川崎タイムマシン〜


1月21日(土)にワークショップ「ゴミ拾いとマチのデザイン(登戸・向ヶ丘遊園編)」を開催しました

2016年度, 研究成果 / 2017年1月25日

 1月21日(土)、ワークショップ「ゴミ拾いとマチのデザイン」登戸・向ヶ丘遊園編を開催しました。向ヶ丘遊園駅付近の空き地を活用したイベント「登戸まちなか遊縁地」の一環での開催です。会場では、ライブパフォーマンスやカレー、おしるこなどのスタンドで盛り上がる中、その周辺区域を15名ほどの参加者と共に練り歩きました。

◆10:30〜 ゴミ拾い


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 これからゴミ拾いに向けて出発です。川崎市の環境動画も視聴しました。

この日は風が強かったため、紙やビニール袋などのゴミが吹き飛ばされてくることもありましたが、皆でくまなくゴミ拾いをしました。一見、商店街などの表通りはきれいに見えたものの、空き地や裏通りにはゴミがたくさん落ちていることを発見しました。


◆12:15〜 ワークショップ


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 カラフルな付箋に、ゴミ拾いで気づいたことを書いてシェアしていきます。ゴミが集まりやすい場所として多く挙げられていたのは、線路付近、空き地、道路わきなど。また、タバコの吸殻やプラスチックゴミが多いという意見も多数出ました。さらには「自販機の裏に粗大ゴミがあった」という発見までありました。

 次に、誰がこれらのゴミを捨てているのか?という人物像について、会場全体でアイディアを出し合い、考えてみました。会場内から自由な発想が飛び出します。

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その結果、2通りの意見に分かれました。

人物像A
・おじさん
・ムカついている時にむしゃくしゃして捨てる。

人物像B
・若者、学生の集団
・仲間に同調し、見栄を張って自分も捨てる。

「おじさん」は単独で、「若者」は集団で、という意見が興味深いですね。


こうして得られた結果と予測は、ステージでも報告しました。

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 今回参加してくれた子どもたちから、「(ゴミが)たくさんあったのに、普通に歩いていても気づくのが難しい」「思ったよりもゴミがたくさんあった」という感想が多数寄せられました。ワークショップを通じて、それまで気づくことのなかったゴミの存在とマチのあり方を考えるきっかけになったようです。地元商店街の方々の協力もあり、いい雰囲気のワークショップになりました。

 1月28日(土)には、遂にワークショップの集大成となる【実験結果!】「ゴミ拾いとマチのデザイン(3)」を川崎で開催します。ゴミを寄せ付けていた植え込みに、花を植えて景観を美化するとどれほどゴミの量が変化するのかなど、その実験結果を報告します。

 ぜひこちらも合わせてチェックしてください。