国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

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中国戦略研究会

GLOCOMでは、今日の世界が、政治・経済・社会のすべてにおいて大きな歴史的転換期にあることに立脚し、グローバル社会変動研究の一つのテーマとして、70億人とも言われる新興諸国市場の出現を背景に生まれる新しい国際秩序に注目しています。中でも、今後の国際経済を牽引する最も重要な要素の一つである中国の動きの大きな流れは、新たな国際秩序作りの主導権を争う競争や再編の源となっており、その中国を研究することは、今後のグローバルな社会変動の予見には必須であると言えましょう。

2015~2016年にかけてGLOCOMでは、中国を本質的に理解し、それをもとにその異質性への対応力をじっくり考察することを踏まえ、日本企業の中長期視点での「新たな中国戦略」を模索する研究会を開催しました。2つの研究会シリーズを通じて、いまや世界の大国となった中国だけでなく、その先にあるASEANやロシア、インド、中東、中南米、アフリカといった国々をも視野に入れたさらなる展開への新しい現実的な対応を考察することになりました。

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中国戦略研究会「GLOCOM China Strategy Forum」(2015年開催)

2015年2月から11月まで、東京において全11回シリーズで開催した中国戦略研究会では、GLOCOM客員研究員の加茂具樹・慶應義塾大学総合政策学部教授(当時)を研究会全体のモデレータに迎え、一業種一社の原則の下で集まった企業19社より、国内から中国・アジア事業を考えるメンバーが集まり、より実践的・中期的な中国戦略を構想しました。

毎回の研究会は、中国の国家統治、社会経済政策、外交・安全保障といったテーマのもと、日中の官・学界からの専門家の講演による、価値ある情報収集を目的とした“インフォメーション・セッション”と、異業種からの参加者が少人数のグループに分かれて対話を行い、新しい視点構築を目的とした“ダイアローグ・セッション”で構成されました。

9回までの研究会と臨時で開催したスペシャル・セッションにおける成果を踏まえて、最終回では、日本企業の中国に対する新たな戦略基軸の提言をとりまとめ、その中で、中国経済の発展を支える原動力を明らかにし、そのうえで、新しい中国戦略の構成要素を特定しました。

  • 中国戦略研究会カタログ(PDF)
  • 中国戦略研究会報告書「変質する大国 中国を考える」(2015年11月制作)目次
    • 1 新たな戦略基軸の提言サマリー
    • 2 各講師より得られた新たな中国の動向
    • 3 第13次5カ年計画による習近平政策の要点
    • 4 中国参入企業の直面する課題

中国新戦略研究会「Shanghai Top Forum」(2016年開催)

2016年には、11月から2017年3月まで、中国・上海における6回シリーズで、中国‘新’戦略研究会を開催しました。今回のシリーズには、まさに中国現地で、最先端で中国ビジネスに携わる企業22社からメンバーが集い、日々のビジネスでの実体験を踏まえた対話から、中国戦略のあるべき姿、さらには、その先にあるこれからのグローバル戦略を模索しようと試みました。前年東京で行った研究会シリーズから得られた、中国経済の大きな流れに同期した新たなグローバル戦略の展開タイミングが来ているという示唆を踏まえ、これまでの投資を中心とする戦略に、中国自体の対外投資活動動向の視点を加えて、中国戦略のさらなる高度化を図ることを狙いとしました。

前回シリーズと同様に、各回、日中で実質的な政策に携わっている講師による最新情報のインプットをもとに、新たな戦略視点を発見していくことを目的とした参加者間での対話を重ね、成果をとりまとめた最終報告書では、中国はもとより、中国が見据える60億新市場をも視野に入れた新しい日本企業の国際戦略の基軸を4つの提言にとりまとめ、参加者の高い満足を得ることができました。

  • 上海トップフォーラムカタログ(PDF)
  • 中国新戦略研究会報告書「グローバル チャイナ~60億新市場への導火線~」(2017年3月制作)目次
    • 提言 グローバル チャイナ:60億新市場への導火線
    • 1 第二期習近平中国はどこに向かうのか
    • 2 日本企業に問われる新たな視座
    • 3 チャイナリスクの深層

「GLOCOM中国戦略研究会」に関するお問い合わせ

GLOCOM GCS/STFチーム(担当:小島・谷本)
Tel: 03-5411-6675
E-Mail: gcs[at]glocom.ac.jp / stf[at]glocom.ac.jp
 ※ [at] を小文字の @ に置き換えて送信してください。