『GLOCOM Review』 1999年4月号(第40号)

dマークの提唱: 著作権に代わる「ディジタル創作権」の構想

林 紘一郎
要約

本の出版から始まったコピーライトあるいは著作権は、新しいメディ本の出版から始まったコピーライトあるいは著作権は、新しいメディアである映画やテレビ、コンピュータ・システムの誕生に合わせて適用領域を拡大して、数世紀を経た今日もなお生き続けている。しかし、 90年代に入ってからのインターネットの急速な進展は、長い歴史を持つ著作権制度を、根本から揺さぶっているようだ。

ディジタル時代の著作権のあり方については、これまでも何人ものディジタル時代の著作権のあり方については、これまでも何人もの識者が新しい提案をしてきたが、いずれも現制度を前提にし、それに必要な修正を加えるというアプローチだった。しかし事態は漸進的改良ですむほど単純ではなさそうである。

以下に述べるのは、「創造的破壊」というまったく新しい方法論に以下に述べるのは、「創造的破壊」というまったく新しい方法論により、著作権に取って代わる新しい制度を創出しようという思考実験である。私はこのアイディアを勤め先の紀要に「ディジタル創作権の構想・序説−−−著作権をアンバンドルし、限りなく債権化する」と題して発表したが、本稿はそれを要約したものである。

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