本稿では、初めに現在さまざまなレベルで検討されている「教育の情報化」について、目的や方略別に分類を行ない、それぞれについておおよその議論と課題点を明らかにする。ここでは、1)教育の効率化を目的とした「知識習得型」、2)職能訓練としての「ITスキル型」、3)新しい教育像を模索する「融合発展型」の三つに分類するが、その上で、特に「融合発展型」を取り上げ、従来議論されてきたフレームワークとは異なるアプローチを取ることによって、これまで曖昧で見落とされがちであった部分をも視野に入れ、先進的な実践家や当事者としての学習者(子供達)の感覚にも合致しうるような議論の下地を作ることを試みる。