2017.04.17

GLOCOM Monthly Topics ~April,2017

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
弊所近くの六本木さくら坂は、満開の桜から早くも新緑まぶしい若葉へと移り変わってきております。
さまざまな新しいスタートが切られる4月、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月も「GLOCOM Monthly Topics」で、GLOCOMや所属研究員の主な活動や成果をお届けいたします。
気になるトピックがございましたら、是非ともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【発行】「GLOCOM Review」No.85を発行しました
【GLOCOM監修】災害復旧・復興支援「未来への学び」サイトに「自治体の対応」がオープンしました
【活動報告】GLOCOM View of The World「上海トップフォーラム」研究会(全6回シリーズ)を終了しました
【開催】「World’s Trend of the Innovation on Blockchain~ブロックチェーン・イノベーションの最新トレンド」、
「『シンギュラリティは怖くない:ちょっと落ちついて人工知能について考えよう』出版記念セミナー」、
「改正個人情報保護法と番号法の動向について」を開催しました
【受付中/今月より配信開始】ブロックチェーン定期レポート購読のご案内
【資料公開】マイデータ活用に関する連続セミナー第2回(2017年2月9日開催)のレポート・資料を公開しました

◆今後の開催イベントのご案内
・【公開コロキウム】『情報法のリーガル・マインド』読書会~ドローンや自動運転車が起こした事故の責任ははたして誰がとるのか?~(5月12日開催)
・【GLOCOM共催】Mydata Japan 2017(5月19日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】「GLOCOM Review」No.85を発行しました

GLOCOMでは、情報社会を展望し、未来志向の学術情報を発信する研究紀要論文誌「GLOCOM Review」を発行しています。

◆GLOCOM Review No.85
「まちづくり論から見たフィルムコミッションの位置づけ」(PDF)
http://www.glocom.ac.jp/wp-content/uploads/2017/03/GLOCOM_Review_85.pdf

映画などの制作時に撮影場所の誘致やロジスティクスの支援等をワンストップ体制でおこなう組織であるフィルムコミッションについて、広島市と町田市との撮影事例を比較しながら、フィルムコミッションとまちづくりの関係性を井出明(国際大学GLOCOM客員研究員/追手門学院大学准教授)が論じています。

※バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
「GLOCOM Review」 http://www.glocom.ac.jp/glocom_review

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【GLOCOM監修】災害復旧・復興支援サイト「未来への学び」(Google)にGLOCOM監修「自治体の対応」がオープンしました

グーグル株式会社が、災害の復旧・復興支援の試行錯誤の中で得られた知見を未来への学びに生かそうと取り組む情報プラットフォーム「未来への学び」サイトに、GLOCOM監修の新たなコンテンツ「自治体の対応」が公開されました。
本コンテンツでは、特に自治体の情報マネジメントにフォーカスし、熊本地震における熊本県熊本市やJR博多駅前道路陥没事故における福岡県福岡市のSNSを使った情報収集・発信時のポイント、情報マネジメント体制等、具体的事例が紹介されています。事例自治体は今後も随時拡張予定です。誰もがアクセスできるプラットフォームを目指す当サイトに、みなさまもどうぞご参加ください。

「未来への学び」サイト https://miraimanabi.withgoogle.com/

GLOCOMは「自治体の対応」を監修しており、Google Japan Blogでも紹介されています。
Google Japan Blog記事 https://japan.googleblog.com/2017/04/miraimanabi.html

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【活動報告】GLOCOM View of The World「上海トップフォーラム」研究会(全6回シリーズ)を終了しました

2016年11月9日にスタートした「上海トップフォーラム」は、上海でビジネスを展開する様々な業種の日本企業22社と日本国駐上海総領事館の参加を得て、2017年3月8日に全6回シリーズのすべての研究会を終了いたしました。
本フォーラムでは、「中国を梃子にした新たなアジア戦略」と銘打ち、中国戦略のみならず、さらに先にある新興国市場を中心としたグローバル市場を見据えた戦略を、対話をとおして検討しました。本活動を通じて得られた成果は、提言「グローバルチャイナ:60億新市場への導火線」として、各参加企業にとって今後の戦略立案への指針となるであろうメッセージを打ち出すことで、活動を締めくくりました。

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【開催】「World’s Trend of the Innovation on Blockchain~ブロックチェーン・イノベーションの最新トレンド」、「『シンギュラリティは怖くない:ちょっと落ちついて人工知能について考えよう』出版記念セミナー」、「改正個人情報保護法と番号法の動向について」を開催しました

◆World’s Trend of the Innovation on Blockchain~ブロックチェーン・イノベーションの最新トレンド

日時:2017年3月28日(火)16:00~18:00
会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/2323

米国と英国からブロックチェーン関連のイノベーションに精通するカテリーナ・リンディ氏、キャサリン・マリガン氏を講師に招き、世界最前線のイノベーション動向を概観しました。高木聡一郎研究員がモデレーターを務め、特にどのような分野やテーマにおいてイノベーションが進んでいるのか、ブロックチェーンの技術開発やスタートアップ企業を取り巻くエコシステムの状況、人材の育成や確保などをテーマとして、米英の最新動向を比較しつつ、議論を交わしました。仮想通貨や金融分野に留まらない様々な分野でのブロックチェーン活用や、各種実証実験、スタートアップ企業の動向、またイノベーションを取りまくエコシステムの最新動向について、参加者を含めた意見交換を行いました。

◆『シンギュラリティは怖くない:ちょっと落ちついて人工知能について考えよう』出版記念セミナー

日時:2017年4月10日(月)19:45~21:00(19:30開場)
会場:デジタルハリウッド大学大学院 3F 駿河台ホール
http://www.glocom.ac.jp/events/2340

中西崇文研究員の新著『シンギュラリティは怖くない :ちょっと落ちついて人工知能について考えよう』(草思社、2017年2月16日発売)の出版を記念したセミナーが、デジタルハリウッド大学大学院にて開催されました。
講演では、人工知能が人間を超えるというが実際の研究はどこまで進んでいるのか、人工知能は本当に人間を超えるのかについて、人工知能を用いた驚くべき事例を参照しつつ探っていきました。さらに、従来の人間と道具、機械との関係性を考察した上で、どのように人間と人工知能が協働し新たな時代を切り拓くのかについても語られました。ご来場いただいた100名以上のみなさまを交え、人工知能の技術、人工知能によるライフサイクルの変化や未来、そのリスク等、幅広い議論が活発に行わなわれました。

◆改正個人情報保護法と番号法の動向について【招待制】

日時:2017年4月13日(木)
会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/2332

GLOCOMでは、情報通信技術分野の最先端の課題や論点をとりあげた勉強会を全3回シリーズで開催いたしました。
シリーズ最終回となる今回は、慶應義塾大学の手塚悟特任教授を招き、5月30日に全面施行される「改正個人情報保護法」について、詳しい資料をもとに改正のポイントや番号法の動向についてご講演いただきました。

※GLOCOMでは、この勉強会シリーズの発展型として、民産学官それぞれの幅広い専門分野、経験値、世代をまたがるみなさまにご参集いただき議論を展開する「学術・政策プラットフォーム(仮称)」の発足を目指しています。

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【受付中/今月より配信開始】ブロックチェーン定期レポートご購読のお申込みを受け付けています

GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ(代表 高木聡一郎研究員)が発行する「ブロックチェーン定期レポート」が、いよいよ今月より配信開始です(初回は4月25日頃配信予定)。
世界中のブロックチェーンの最新動向をコンパクトにまとめ、有識者の意見等を付加した本レポートでは、世界中の莫大なソースに直接あたることなく、ブロックチェーンの最新の技術・利用動向に関する情報を収集することができるとともに、有識者等の意見を元にトレンドの方向性を把握することができます。また、購読者様には特典もご用意しております。
詳しくは https://blockchaineconomics.blog/ から定期レポートのご案内をご覧ください。

※定期レポート購読募集のご案内(PDF)
https://blockchaineconomics.files.wordpress.com/2016/12/reportinfo_20170119.pdf

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◇【資料公開】「マイデータ活用に関する連続セミナー」第2回(2月9日開催)のダイジェストレポートおよび講演資料をGLOCOMウェブサイトに掲載しました

今年1月よりスタートした「マイデータ活用に関する連続セミナー」は3月開催の第3回をもって、全3回のセミナーを終了いたしました。
本セミナーは、全3回をとおして非常に数多くのみなさまにご参加いただき、毎回活発な議論が交わされました。この度掲載のダイジェストレポートでは、第2回セミナーでの講演やディスカッションの要旨をご紹介しておりますので、残念ながら当日ご来場いただけなかったみなさまも、是非当日の議論の様子をご一読ください。

開催日時:2017年2月9日(木)16:00~18:00
テーマ:「パーソナルデータの自己活用と法的課題」
登壇者:板倉陽一郎(弁護士、ひかり総合法律事務所)
川上正隆(青山学院大学大学院法学研究科客員教授)
開催レポートURL: http://www.glocom.ac.jp/events/2153

※第1回(1月25日開催)のレポートおよび資料はこちらのページからご覧いただけます。
 http://www.glocom.ac.jp/events/2104
※第3回(3月1日開催)のレポート及び資料はただいま掲載準備中です。公開の際にはメール配信にてご案内を差し上げます。

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◇【公開コロキウム】『情報法のリーガル・マインド』読書会~ドローンや自動運転車が起こした事故の責任ははたして誰がとるのか?~(5月12日開催)

日時:2017年5月12日(金)15:00~17:00
会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

情報法に関する書物は個人情報保護法や言論の自由に関する論議等、いわゆる各論を論じたものが多い中、本コロキウムでは、その総論に本格的に取り組んだ著書『情報法のリーガル・マインド』の著者である林紘一郎氏をむかえ、50年に及ぶ情報産業の知見と経済学・法学にわたる知識を集結し分析した本書のポイントについてご講演いただき、参加者とディスカッションを深めます。

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/2359 をご覧ください。

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◇【GLOCOM共催】Mydata Japan 2017(5月19日開催)

日時:2017年5月19日(金)10:30~18:00(18時以降、懇親会あり)
会場:秋葉原コンベンションホール
主催:一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン
共催:国際大学グローバル・コミュニケーション・センターほか(調整中)

パーソナルデータは、従来の個人情報保護の観点に加えて、市民・消費者が自らのデータを集約し自らの意思で利活用することが重視され始めています。国際的には、EU一般データ保護規則(GDPR)の適用が2018年に迫っており、日本国内においても、内閣官房や産業競争力懇談会などで「個人主導のデータ流通」の促進が検討されています。
「MyData Japan 2017」では、このような動きが社会や産業、政府や行政にいかなるインパクトをもたらすのか、どのような未来を拓くのか、そのために何をすべきかなどについて情報を共有し、議論を広げ、深めていきます。

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/2349 をご覧ください。

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新年度に入り、GLOCOMも新たな気持ちで始動してまいります。今年度も引き続きどうぞよろしくお願い致します。
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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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