2018.02.20

GLOCOM Monthly Topics ~February,2018

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
平昌五輪では日本選手が次々にメダルを獲得し、将棋界でも藤井聡太五段が最年少で六段昇格など、前向きなニュースが世間を賑わせていますね。

今月も「GLOCOM Monthly Topics」で研究成果や活動の一端をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【プレスリリース1】国際大学GLOCOMが人工知能(AI)によるCM好感度予測および可視化技術を開発
【プレスリリース2】日本の人工知能戦略は「課題解決」「スモールデータ」と独自路線に~国際大学GLOCOMによる調査報告
【ランクイン】TTCSP「世界有力シンクタンク評価報告書」Science & Technology部門にGLOCOMが4年連続ランクインしました
【発行】DISCUSSION PAPER No.9、OPINION PAPER No.18 & 19を発行しました
【開催報告】ソシエテ・リベルテ in 東京「ココロ動くローカル ⑤「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ ~」」を開催しました
【記事掲載】高木聡一郎研究員のコラムが読売プレミアムに掲載されました
【記事掲載】庄司昌彦研究員の記事が「アジ研ワールド・トレンド」(IDE-JETRO)に掲載されました
【論文掲載】山口真一研究員の論文が『InfoCom REVIEW』(NTT出版)に掲載されました

◆今後の開催イベントのご案内
・【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会(3月26日)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【プレスリリース1】国際大学GLOCOMが人工知能(AI)によるCM好感度予測および可視化技術を開発
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国際大学GLOCOMが広告業界のオープンイノベーションに参画、人工知能(AI)によるCM好感度予測および可視化技術を開発 
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本プロジェクトは、コスト効率と宣伝効果の両面でTVCMの企画・制作におけるクオリティ向上につなげることを目指すものです。
TVCMの企画段階から、そのTVCMが獲得するであろう好感要因を、8割以上の精度で予測可能という成果が出ています。

プレスリリースの詳細・お問い合わせ等は、http://www.glocom.ac.jp/news/3286 をご覧ください。

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【プレスリリース2】日本の人工知能戦略は「課題解決」「スモールデータ」と独自路線に~国際大学GLOCOMによる調査報告
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日本の人工知能戦略は独自路線に 「課題解決」「スモールデータ」がキーワード
~国際大学 GLOCOM、「人工知能と日本 2017」を発表~
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– 日本企業の人工知能導入率は未だ 3%、導入例ではチャットボットが最多
– 人工知能活用による課題解決は着実に進行、普及にネガティブな人は1割
– 質の高い「スモールデータ」が日本における人工知能活用カギ

本調査研究は日本のイノベーションを推進するための調査研究・政策提言活動であるInnovation Nipponプロジェクトの一環として進められたものです。
報告書では、日本における人工知能の活用について考えるために「技術的実体」「メディアや人々が抱えているイメージ」「産業・社会における活用とその効果」の3点について調査研究を行い、
日本がとるべき産業政策・制度設計・企業戦略について提言をまとめています。

※報告書はウェブにて公開しています( http://www.innovation-nippon.jp/?p=681 )

プレスリリースの詳細・お問い合わせ等は、http://www.glocom.ac.jp/news/3284 をご覧ください。

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【ランクイン】TTCSP「世界有力シンクタンク評価報告書」Science & Technology部門にGLOCOMが4年連続ランクインしました

米・ペンシルバニア大学ローダー・インスティテュートのシンクタンクと市民団体プログラム(TTCSP: Think Tanks & Civil Societies Program)が、今年も『世界有力シンクタンク評価報告書』(GGTTI: Global Go To Think Tank Index Report)を公表しました。
TTCSPは、181ヵ国7,500以上のシンクタンクのデータベースとネットワークを基に、シンクタンクが各国政府と市民社会に果たす役割の理解を深めることを目的にGGTTIを毎年発表しています。

今回、2017年の当報告書において、GLOCOMはScience & Technology部門で世界第34位と評価されました。
Science & Technology部門は特にイノベーションや通信、エネルギー、生命科学などの問題に関する革新的研究や戦略的分析などの点が評価指標となっています。
GLOCOMは当部門において、2014年の第31位、2015年の第30位、2016年の第31位に続く、4年連続でのランクインです。

詳細は http://www.glocom.ac.jp/news/3268 をご覧ください。

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【発行】DISCUSSION PAPER No.9、OPINION PAPER No.18 & 19を発行しました

◆GLOCOM DISCUSSION PAPER
・No.9「ネット中立性規制ver.4へ ―ネットワーク中立性3.0の世界―」 実積寿也(GLOCOM上席客員研究員/中央大学総合政策学部教授)
http://www.glocom.ac.jp/disccussionpaper/dp09
米国の連邦通信委員会が2017年12月14日に発表した新たな「ネットワーク中立性規制」を踏まえ、ネット中立性規制の変遷を振り返り、ブロードバンドシステムの進化との関係性を分析しています。

◆GLOCOM OPINION PAPER
・No.18「若者の対ICT意識改善は携帯電話規制の見直しから」 豊福晋平(GLOCOM主幹研究員/准教授)
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op18
スマートフォン利用度は高いにも関わらず、ICTに対する意識が低い日本の若者の特徴について触れ、社会的セーフィティネットとしてのICTリテラシー育成のためには、学校での携帯電話利用規制を見直すべきと述べています。

・No.19「“サービス・プラットフォーム時代”に日本がとるべき戦略」 山口真一(GLOCOM研究員/講師)
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op19
日本の産業構造転換の遅れが経済低迷の要因であることを確認したうえで、ソフトウェア、研究開発などの無形資産への投資が先進国と比べて遅れている日本が、現在の“サービス・プラットフォーム時代”にとるべき戦略3点をまとめています。

※バックナンバーは下記URLからご覧いただけます。
DISCUSSIN PAPER http://www.glocom.ac.jp/disccussionpaper
OPINION PAPER http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper

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【開催報告】ソシエテ・リベルテ in 東京「ココロ動くローカル ⑤「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ ~」」を開催しました

◆ソシエテ・リベルテ in 東京 第5回(最終回)「ココロ動くローカル ⑤「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ ~」」
日時:2018年2月15日(木)19:00~21:00
会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
主催:兵庫県丹波県民局たんば移住・環流プロジェクト
共催:国際大学GLOCOM
http://www.glocom.ac.jp/events/3280

ソシエテ・リベルテとは、地域への移住・還流の促進に積極的な兵庫県丹波地域のプロジェクトで、「不便ゆえに自由な「田舎のあるくらし」をヒントに、個人としての生き方や社会のあり方を振り返り、自由な生き方を考えるというものです。神戸と東京で行われており、東京ではGLOCOMが舞台となっています。各回、参加者とゲスト、ナビゲーター(運営者)で自由に語り合うコミュニティとして活動してきました。

最終回となった2月15日(木)開催の第5回「ココロ動くローカル ⑤「複属化する社会と関係人口~都市と地方の関わりしろ~」」では、ソシエテ・リベルテと近いコンセプトを掲げている福井県南越前町の「流動創生」プロジェクトと、丹波出身の学生たちが、東京で立ち上げた「丹波起こし学生隊」のお話を伺いました。ディスカッションでは若者における「地方志向」の高まり、「関係人口」のあり方の多様性、ハッシュタグの付け方などのSNS文化にまで話題が広がりました。
ソシエテ・リベルテは回を重ねるごとに参加者が増え、よい場に育ってきました。今後もGLOCOMでは都市と地方のかかわりについての議論を続けていく予定です。

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【記事掲載】高木聡一郎研究員のコラムが読売プレミアムに掲載されました

読売プレミアムの解説連載にて、仮想通貨「NEM」がハッキングされ大量流出した一連の事件に関する高木聡一郎研究員のコラムが掲載されました。
(読売プレミアムの会員限定記事です)

・読売プレミアム「[論点]仮想通貨 問われる存在意義…高木聡一郎氏」(2018年2月3日付)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180202-118-OYTPT50451/list_COMMENTARY

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【記事掲載】庄司昌彦研究員の記事が、「アジ研ワールド・トレンド」(IDE-JETRO)に掲載されました

日本貿易振興機構アジア経済研究所の機関誌「アジ研ワールド・トレンド」に、オープンデータに関する世界の動向と日本政府の取組みについて庄司昌彦研究員の記事が掲載されました。

庄司昌彦
「世界と日本におけるオープンガバメント・データ整備の進展」(特集:オープンガバメント・データ整備の動向を追う — 開発途上国を中心に)

「アジ研ワールド・トレンド」2018年2月号
出版:日本貿易振興機構アジア経済研究所
発行:2018年1月

IDE-JETROの下記URLからも全文がご覧いただけます。
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201801.html

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【論文掲載】山口真一研究員の論文が『InfoCom REVIEW』(NTT出版)に掲載されました

山口真一研究員と坂口洋英、彌永浩太郎(いずれもGLOCOMリサーチアシスタント)が、ネット上の情報シェアがもたらす消費者余剰について定量的に検証した共著論文が『InfoCom REVIEW』に掲載されました。

山口真一、坂口洋英、彌永浩太郎
「インターネットをとおした人々の情報シェアがもたらす消費者余剰の推計」

『InfoCom REVIEW』第70号
出版:NTT出版
編集・発行:情報通信総合研究所
発行日:2018年1月30日

下記URLから本誌のサンプル版をご覧いただけます。
http://www.icr.co.jp/opinion/REVIEW/index.html?20180130

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会(3月26日)

GLOCOMでは、産学官民・異分野の専門家による議論の場、人的ネットワークづくりの場として「GLOCOM六本木会議」を開催しています。2017年度の活動の総括として、年次総会ならびに懇親会の開催を予定しています。
詳細は改めて対象者の皆様にメールにてご案内いたします。

GLOCOM六本木会議 年次総会
日時:2018年3月26日(月)17:00~
場所:国際文化会館(六本木)
主催:国際大学GLOCOM、GLOCOM六本木会議

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長く続いた寒波を脱して六本木では日中はあたたかさを感じることが増えてきました。
3月の年度末に向けて繁忙期に突入した方も多いのではないでしょうか。
GLOCOMも多くのプロジェクトが完遂に向けた活動フェーズに入っています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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