2018.03.26

GLOCOM Monthly Topics ~March,2018

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
すっかり暖かくなってきた…と思っていたのに、先週都内では雪が降り、そしてこの週末は東京では桜が満開を迎えました。
三寒四温。よく読めない気候ですが、やはり春、嬉しい季節です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月も「GLOCOM Monthly Topics」で研究成果や活動の一端をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【受賞】『ネット炎上の研究』(山口真一研究員、田中辰雄研究員共著)が電気通信普及財団賞を受賞しました
【発行】OPINION PAPER No.20を発行しました
【掲載】庄司昌彦研究員の活動のレポートが掲載されました(内閣官房ラウンドテーブル)
【掲載】山口真一研究員の取材記事が「日本経済新聞」に掲載されました
【掲載】山口真一研究員の講演記事が「月刊経済広報」に掲載されました
【開催】総務省・日本経済新聞・GLOCOM主催「地域ICTサミット2017」を開催しました(3月9日)
【開催】講演会「認知症に関わる日英の取り組み:学際的な研究として、地域・当事者と連携する」を開催しました(3月14日)
【活動報告】「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」

◆今後の開催イベントのご案内
・【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会(3月26日・本日)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【受賞】『ネット炎上の研究』(山口真一研究員、田中辰雄研究員共著)が電気通信普及財団賞を受賞しました

山口真一(GLOCOM研究員/講師)と田中辰雄(GLOCOM主幹研究員)の共著『ネット炎上の研究』(2016年、勁草書房)が、3月22日に電気通信普及財団賞を受賞しました。

山口研究員のコメントなど、詳細は http://www.glocom.ac.jp/news/3411 をご覧ください。

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【発行】OPINION PAPER No.20を発行しました

日本や世界が抱える課題と社会の未来について、幅広い分野にわたり、OPINION PAPERという形でGLOCOM独自のメッセージを伝えてまいります。

◆GLOCOM OPINION PAPER
・No.20「ネット上の言論と情報社会の未来―今はまだ黎明期であり、変革はこれから起こる―」 山口真一(GLOCOM研究員/講師)
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op20
OPINION PAPER No.20は、ネット言論研究についての山口真一研究員の最新オピニオンです。ネット上の言論の正と負の社会的影響を統計分析から明らかにしたうえで、近代化の歴史の文脈で情報社会を俯瞰し、現在黎明期である情報社会・ネット上の言論は、人々自身が問題を解決しながらこれから発展していく段階と論じています。

※バックナンバーは下記URLからご覧いただけます。
OPINION PAPER http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper

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【掲載】庄司昌彦研究員の活動のレポートが掲載されました(内閣官房ラウンドテーブル)

庄司研究員がモデレータを務めオープンデータに関する内閣官房のラウンドテーブルのレポートがインターネットサイト「データのじかん」に掲載されました。

第1回オープンデータ官民ラウンドテーブルから見えてきたオープンデータ活用の日本の現在地点
https://data.wingarc.com/kanminroundtable-01-8364
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【掲載】山口真一研究員の取材記事が「日本経済新聞」に掲載されました

「GDPが映さぬ15兆円 ネットの恩恵「無料の豊かさ」(日本経済新聞、2018年3月19日付紙面)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28234050W8A310C1SHA000/

本記事にこれまでの山口研究員が発表してきた下記の研究が引用されています。

・GLOCOM DISCUSSION PAPER No.2(16-002)「ネット上の情報共有・発信がもたらしたGDPに反映されない消費者余剰の推計」
http://www.glocom.ac.jp/disccussionpaper/dp02

・InfoCom review「インターネットをとおした人々の情報シェアがもたらす消費者余剰の推計」
http://www.icr.co.jp/opinion/REVIEW/index.html

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【掲載】山口真一研究員の講演記事が「月刊経済広報」に掲載されました

企業広報研究「データ分析が明らかにする炎上の実態・対策とソーシャルメディア活用戦略」

「月刊経済広報」2018年3月号
発行:一般財団法人経済広報センター 国内広報部
発行日:3月1日
https://www.kkc.or.jp/pub/detail.php?id=5&type=1&page=1

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【開催】総務省・日本経済新聞・GLOCOM主催「地域ICTサミット2017」を開催しました(3月9日)

「地域ICTサミット2017」
日時:2018年3月9日(金)12:30-16:00
会場:東京ビックサイト レセプションホールA
主催:総務省、日本経済新聞社、国際大学GLOCOM
後援:一般財団法人全国地域情報化推進協会
http://www.glocom.ac.jp/events/3370

GLOCOMが総務省、日本経済新聞社と主催する「地域ICTサミット2017」シンポジウムが開催されました。

当シンポジウムでは、総務省の「ICT地域活性化大賞2017」の表彰式を行いました。大賞・総務大臣賞は(株)AsMama「子育てシェア」、優秀賞は北海道の「ひぐまっぷ」や福井県の「遊漁券オンライン販売システム」などでした。

特別講演では82歳でiPhoneアプリを開発した若宮正子さんが登壇し「私は創造的でありたい」と訴えました。またGLOCOM客員教授の関口和一氏(日経新聞)の進行で行われた受賞者パネルディスカッションでは、会場からオンラインで質問を受け付け、登壇者がそれらに回答しました。質問はトラブルやリスクの回避、導入時の抵抗勢力への対処など、運用面についてのものが多く、IoT、AI、ビッグデータ、シェアリングエコノミーなどの新しい技術・ビジネストレンドと運用上の工夫が車の両輪となることが強く認識される内容でした。

※ICT地域活性化大賞2017表彰事例
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000157.html
※レポート(地域SNS研究会)
http://www.local-socio.net/2018/03/ictsummit2017report.html

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【開催】講演会「認知症に関わる日英の取り組み:学際的な研究として、地域・当事者と連携する」を開催しました(3月14日)

講演会「認知症に関わる日英の取り組み:学際的な研究として、地域・当事者と連携する」
日時:2018年3月14日(水)13:30-16:00
会場:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
主催:国際大学GLOCOM、認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)
後援:駐日英国大使館
http://www.glocom.ac.jp/events/3389

日本と英国の専門家や実務者7名が登壇し、認知症に関わる社会的課題に対して「学際研究は地域と連携しどのようなことができるか、そこに認知症の当事者はどのように参加・参画していくのか」というテーマで議論を深めました。話題は高齢者住宅のデザイン、テクノロジー利用、研究プロジェクトへの認知症当事者の参加、学際的で当事者参加型で行われる研究の評価の仕方などに広がり、日英両国における取り組みの現在地や課題などについての理解が進みました。

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【活動報告】「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」

GLOCOMは、グーグル合同会社、一般社団法人RCFとともに、産官学民連携のデータ活用によってより良い災害対応を実現するための、設計・調査・連携・提唱に取り組んでおり、災害の現場にある暗黙知を形式知化し、「智」としてまとめる活動を行っています。

今年度の活動では、被災者視点(ニーズ)での災害×IT活用という観点から調査研究を行い、一般財団法人ダイバーシティ研究所を監修に迎え、「災害現場の現状と課題」「災害とオープンデータ」「課題を解決するための施策・仕組み」「データ活用によるより良い災害対応実現方法」について報告書をとりまとめました。さらに、新潟大学呼吸循環外科の榛沢和彦氏(避難所・避難生活学会会長)を始めとする現場経験があり知見に長ける多様なメンバーが集い、被災地現場から見て本当に必要な備蓄・支援物資と、地域・避難所アセスメントシステムの具体化を行うワークショップを、2018年3月19日に開催しました。本活動は、2018年度も継続して行っていく予定です。

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会(3月26日・本日)

GLOCOMでは、産学官民・異分野の専門家による議論の場、人的ネットワークづくりの場として「GLOCOM六本木会議」を開催しています。
2017年度の活動の総括として、本日、3月26日、年次総会ならびに懇親会を開催いたします。

GLOCOM六本木会議 年次総会
日時:2018年3月26日(月)17:30~19:00 / 19:00~21:00(懇親Party)
場所:国際文化会館(六本木)
主催:国際大学GLOCOM、GLOCOM六本木会議

詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/3381 をご覧ください。

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3月末をもって年度が替わる環境の方も多くいらっしゃると思います。GLOCOMも年度末を迎え、多くのプロジェクトの完遂に向けて走っています。この時期を無事に乗り越えて、よりよい次年度をお迎えできることをお祈りしています。

引き続きよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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