2018.06.18

GLOCOM Monthly Topics ~June,2018

平素より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
東京は梅雨入りして雨や曇天が続きます。時々やってくる過ごしやすいお天気の日が恋しいですね。

今月も「GLOCOM Monthly Topics」で、GLOCOMの研究成果や活動の一端をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【出版】山口真一研究員『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)が6月20日に発行されます
  ◆そのほかの山口研究員の炎上研究に関する掲載・出演
  ・論文掲載『EP』(富士通総研)
  ・出演「めざましテレビ」(フジテレビ)
【出演】庄司昌彦研究員がシェアリングシティのテーマで「キャッチ!世界のトップニュース」(NHK-BS1)に出演しました
【インタビュー公開】創造性研究に関するTuukka TOIVONEN研究員へのインタビュー記事(前編)を公開しました
【開催報告】MyData Japan 2018を開催しました(5月25日)
【報告掲載】小林奈穂研究員、山口真一研究員の調査報告が『情報化研究』(情報産業研究会)に掲載されました
【掲載】庄司昌彦研究員が登壇した関係人口がテーマのイベントレポートが『流動創生』サイトに掲載されました
◇《2018年度》ブロックチェーン定期レポートご購読のお申込みを受け付けています

◆今後の開催イベントのご案内
・【満員御礼】中国におけるプラットフォーム・イノベーション(6月20日開催)
・【満員御礼】加速する中国のイノベーション: デジタルエコノミーと台頭するテック都市(7月6日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【出版】山口真一研究員『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)が6月20日に発行されます

山口真一研究員の著書『炎上とクチコミの経済学』が、6月20日に朝日新聞出版より発行されます。
本書では、計量経済学の手法を用いてデータ分析した結果から、ネット上の情報発信・拡散の実態を明らかにし、ネット炎上を恐れずにソーシャルメディアを上手に活用する方法を示しています。ネット炎上との向き合い方や、インターネットでの情報拡散のマニュアルとしても活用できるビジネス書です(完全炎上対策マニュアル付)。さらに、それら実態を踏まえ、これから情報社会がどうなっていくかという「未来」と、それに向けて人々がなすべきことを論じています。

『炎上とクチコミの経済学』
出版社:朝日新聞出版
発行日:2018年6月20日
詳しくは http://www.glocom.ac.jp/news/3643 をご覧ください。

◆そのほかの山口研究員の炎上研究に関する出演・掲載

・【論文掲載】山口真一研究員のネット炎上に関するデータ分析の論文が『ER』(富士通総研)に掲載されました

山口真一研究員の論文が、富士通総研経済研究所の『ER』No.8に掲載されました。
出版から2年経つ現在でも賞を受賞するなど高く評価され続けている『ネット炎上の研究』をはじめ、山口研究員のこれまでの研究成果をもとに、ネット炎上の実態や課題を俯瞰し、現在の展望を述べています。

「データが示す炎上の意外な事実と情報社会の未来」(PDF、P.28~)
http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/er/er2018no08.html

・【出演】山口真一研究員が「めざましテレビ」(フジテレビ)に出演し炎上商法に関するコメントをしました

山口真一研究員は、6月1日(金)放送の「めざましテレビ」でも炎上商法に関するコメントで出演しました。
「発注ミスで大量に仕入れてしまったので助けてほしい」とTwitterで訴えた飲食店が、意図的に仕組んだ誤発注商法なのではないかと疑われて炎上しました。今回の件が炎上した理由として、「飲食店やコンビニが誤発注してツイートで助けを求めるという件が多く発生しており、炎上商法ではないかという見方がネット上に広まっていたこと」を挙げたうえで、どうすれば回避できたのか、その予防策についてお話ししました。

「鶏肉96キロ」“大量誤発注”SOSツイートなぜ炎上?(2018年6月1日(金)4:55~8:00 フジテレビ・生放送)
番組公式ウェブサイト http://www.fujitv.co.jp/meza/

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【出演】庄司昌彦研究員がシェアリングシティのテーマで「キャッチ!世界のトップニュース」(NHK-BS1)に出演しました

庄司昌彦研究員が6月15日にNHK-BS1で放送された「キャッチ!世界のトップニュース」に出演し、「シェアリングエコノミーの未来は」をテーマにしたワールドEYESのコーナーで解説をしました。

韓国のソウル市をはじめとする世界の都市で実際に行われている活用事例や、日本国内で自治体が民間とともに進めている「シェアリングシティ」の地域を紹介しました。一方で、既存産業との共存や安全性を担保する仕組み、就労の不安定性などの課題があることも指摘しました。日本では6月15日から住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されましたが、多様な需要に応えられるシェアリングエコノミーの良さを利用者本位のサービスデザインに活かしていくことや、これまでの業界慣行や行政手続きを見直す機会にもしていくことが求められるだろうと、今後にむけた展望も述べました。

ワールドEYES シェアリングエコノミーの未来は (2018年6月15日(金)7:00~7:50 NHK-BS1・生放送)
番組公式ウェブサイト http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/

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【インタビュー公開】創造性研究に関するTuukka TOIVONEN研究員のインタビュー記事(前編)を公開しました

AIとの協働や役割分担、多様性を尊重した働き方が求められるいま、わたしたち人間の「創造性」に改めて注目が集まっています。
今回は「しごとの未来と創造性」をテーマに、今年4月から新たにGLOCOMに加わったトイボネン研究員に話を聞きました。
長年にわたる自身の創造性研究の変遷と今話題のコワーキングスペースの機能について、欧米と日本の違いなども交えたお話を、プラットフォーム研究グループの小林奈穂研究員がインタビューしました。

GLOCOM CREATIVE REVIEW vol.01 しごとの未来と創造性~デジタル時代の働き方変革とコワーキングスペースの機能(前編)
http://www.glocom.ac.jp/news/3655

※インタビュー後編は6月下旬公開予定です

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【開催報告】MyData Japan 2018を開催しました(5月25日)

日時:2018年5月25日(金)10:00~18:30
会場:一橋講堂
http://www.glocom.ac.jp/events/3379

一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン(OKJP)主催、GLOCOM共催の「MyData Japan2018」を5月25日に開催しました。会場の一橋講堂には、380名の参加者が集いました。
開催当日はEU一般データ保護規則(GDPR)適用開始日でもあり、GDPRも掲げる「個人主導のパーソナルデータ流通」について、日本国内の企業・団体の取り組み、政府や国内外の動向についての講演、展示、ディスカッションが行われました。
企業や政府の発表内容は初開催の昨年度よりもさらに具体性が増し、またデータ活用を主導する個人の判断を支援するビジネスやAIのあり方など、より踏み込んだ内容の課題が提示されるなど、充実した議論が展開されました。

当日の資料(一部)は上記URLより公開しています。
※レポートは現在準備中です

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【報告掲載】小林奈穂研究員、山口真一研究員の調査報告が『情報化研究』(情報産業研究会)に掲載されました

小林奈穂研究員、山口真一研究員が情報産業研究会と取り組んできた農業とITに関する研究報告が、情報産業研究会の機関誌『情報化研究』に掲載されました。
オープンデータを活用した解析と、農業分野の変革に取り組む最前線の方々へのインタビューを通じ、農業分野においてIT化が進みにくい原因と解決の要因を導出しました。これらに基づいた農業産出額の予測では、2040年には現在よりプラスに転じさせることも可能であることがわかりました。予測を現実へと変えていくための3つの政策提言として、大規模な農業法人の育成計画や農業従事者のキャリアパスなどについてまとめています。本研究の成果をもとに、課題解決に向けて今後も引き続き活動する予定です。

・「勝ちにいく農業への展開を目指して~農業のIT化にむけた未来予測と政策提言」(『情報化研究』2018年6月号、No.437、P.1~7)

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【掲載】庄司昌彦研究員が登壇した「流動創生」のイベントレポートが掲載されました

GLOCOMでは都市と地方の関わり方についての議論を継続的に行っています。「流動創生」は、福井県南越前町が主催する、場所や組織に捉われない新しい働き方・暮らし方を提案する取り組みです。GLOCOMは、昨年度から兵庫県丹波県民局の移住・還流プロジェクト「ソシエテ・リベルテ」に取り組んでおり、ここから2つの地域の連携も始まりました。
3月22日には流動創生のイベント「CrossOver関係人口の分解と再構築」に庄司昌彦研究員が登壇しました。本イベントでは定住者でも観光客でもなく地域と関わりをもつ「関係人口」という概念をテーマとして扱い、ひとりの人が複数の側面を持って社会と関わる「複属」「分人」という考え方や地方自治体の取組事例などを紹介しました。イベントレポートがこのたび公開されましたので、ぜひご覧ください。

【イベントレポート】流動創生CrossOver 関係人口の分解と再構築[前編]~複属と分人
http://ryudou-sousei.jp/voice/008/

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◇《2018年度》ブロックチェーン定期レポートご購読のお申込みを受け付けています

高木聡一郎研究員が代表を務める「GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ」では、世界中のブロックチェーンの最新動向をコンパクトにまとめ、有識者の意見等を付加した「定期レポート」を配信しています。
配信は今年4月で2年目を迎えました。次回の配信は6月25日頃を予定しています。
詳しくは https://blockchaineconomics.blog/ から定期レポートのご案内をご覧ください。

※定期レポート購読募集のご案内(PDF)
https://blockchaineconomics.files.wordpress.com/2018/03/2018e5b9b4e5baa6e5ae9ae69c9fe383ace3839de383bce38388e381aee38194e6a188e58685.pdf

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【満員御礼】中国におけるプラットフォーム・イノベーション(6月20日開催)
◆【満員御礼】加速する中国のイノベーション :デジタルエコノミーと台頭するテック都市(7月6日開催)

6月20日開催の公開コロキウム「中国におけるプラットフォーム・イノベーション」、および7月6日開催の公開コロキウム「加速する中国のイノベーション :デジタルエコノミーと台頭するテック都市」は、両日ともに好評につき定員に達したため、申込みを締切らせていただきました。
多数のお申込みをいただき誠にありがとうございました。

・「中国におけるプラットフォーム・イノベーション」(2018年6月20日)
http://www.glocom.ac.jp/events/3594

・「加速する中国のイノベーション :デジタルエコノミーと台頭するテック都市」(2018年7月6日)
http://www.glocom.ac.jp/events/3637

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おかげさまで、GLOCOMからご案内させていただく開催イベントに関しまして、受付開始直後から多くのご参加申込みをいただき、即日受付締切とさせていただくことが増えてまいりました。
それだけ皆様のご関心に沿った企画・情報をGLOCOMが発信できていることを大変嬉しく感じております。
今後とも、旬なテーマで一層充実した企画・情報をご案内してまいりますので、ぜひごGLOCOMからの配信メールをお見逃しなく、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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