2018.08.10

GLOCOM Monthly Topics ~August,2018

このたびの西日本エリアを中心とした豪雨により、被害を受けられた皆さまに心からお見舞い申し上げます。

日頃より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
今年の夏は「生命に関わる暑さ」「運動は原則禁止」と警報の出る酷暑が続くかと思えば、台風が例年にないルートを辿って思わぬところに大雨を降らせたりしています。
地球規模の気候の変化を感じる日々が続いていますが、今月GLOCOMでは、より良い災害対策を提唱するプロジェクトの報告書を公開しました。
こういったGLOCOMの研究活動・成果が、被害に遭われた皆さまの回復に少しでも役立つことができればと願っています。

今月も、GLOCOMの主な活動や成果を「GLOCOM Monthly Topics」を通じてお届けします。
気になるトピックがございましたら、是非ともお声がけください。

※GLOCOM夏季休業のお知らせ※
GLOCOMは8月13日(月)~8月17日(金)は夏季休業となります。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【災害対応×ICT】「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」2017年度報告書を公開しました
【サイバーセキュリティ】GLOCOM六本木会議2017年度報告書「ナショナルセキュリティにおけるサイバーセキュリティの検討分科会」を公開しました
【インタビュー公開】創造性研究に関するTuukka TOIVONEN研究員へのインタビュー記事(後編)を公開しました
【掲載】山口真一研究員のネット炎上研究に関連する記事が各メディアに掲載されました
  ・著書書評(週刊文春、週刊エコノミスト、life hacker/読売新聞/週刊東洋経済)
  ・取材記事(日本経済新聞/AERA dot./AERA)
  ・記事(高校生新聞オンライン)
  ・論文(InfoCom REVIEW)
【開催報告】「Exploring Good Co-Working:コワーキング・スペースの価値をユーザー視点から考える」(7月25日)
【開催報告】「平成30年版情報通信白書読書会」(8月6日)
【ブロックチェーン研究】プレミアムセミナーを開催しました(7月20日)+定期レポートご購読のご案内

◆今後の開催イベントのご案内
・ソシエテ・リベルテ in 東京「ローカリティの冒険~新情報時代のエッジを求めて~」第1回「未来はもっと自由か」(8月24日開催)
・【満員御礼】平成30年著作権法改正 ~「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題~【シンポジウム】(8月28日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【災害対応×ICT】「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」2017年度報告書を公開しました

「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」 2017年度報告書

国際大学GLOCOMが、グーグル合同会社・一般社団法人RCFと共に取り組んでいる「データ活用×産官学民連携で実現するより良い災害対応」プロジェクトについて、2017年度報告書を公開しました。
本報告では、IT・データを活用して、①関連死を最小限に抑える、②心身ともに健康な避難生活、③日常生活へのスムーズな復帰、という3つのコンセプトを実現するための新しい「災害対応アセスメント」の仕組みや必要な政策を、現場基点で提唱しています。

報告書と一緒に公開された報告書要旨(ダイジェストレポート)は要点をわかりやすくまとめてあります。共に上記URLにてご覧いただけます。

【サイバーセキュリティ】GLOCOM六本木会議2017年度報告書「ナショナルセキュリティにおけるサイバーセキュリティの検討分科会」を公開しました
http://www.glocom.ac.jp/news/3820

2017年11月より約5カ月間にわたり内田勝也氏(情報セキュリティ大学院大学 名誉教授)を主査として活動してきた「ナショナルセキュリティにおけるサイバーセキュリティの検討分科会」が、2017年度報告書を公表しました。
情報および情報を扱う機器のセキュリティを確保することは「安全保障:National Security」のひとつであるとし、包括的なサイバーセキュリティの確立が重要であるという考えのもとで調査・考察を行いました。2018年度は更に議論を深めてまいります。

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【インタビュー公開】創造性研究に関するTuukka TOIVONEN研究員へのインタビュー記事(後編)を公開しました

「しごとの未来と創造性」をテーマにしたトゥーッカ・トイボネン研究員のインタビューの後編を公開しました。
注目の集まるコワーキングスペースの機能における欧米と日本の違いなどを語った前編記事に続き、後編では、コワーキングスペースの課題や果たすべき機能と、日本ならではのチャレンジについて、さらに詳しく掘り下げています。前回に引き続き、小林奈穂研究員がインタビューしました。

GLOCOM CREATIVE REVIEW vol.02
しごとの未来と創造性~デジタル時代の働き方変革とコワーキングスペースの機能(後編)
http://www.glocom.ac.jp/news/3801

・前編記事はこちら↓からご覧いただけます。
GLOCOM CREATIVE REVIEW vol.01
しごとの未来と創造性~デジタル時代の働き方変革とコワーキングスペースの機能(前編)
http://www.glocom.ac.jp/news/3655

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【掲載】山口真一研究員のネット炎上研究に関連する記事が各メディアに掲載されました

6月20日に発行された山口真一研究員の新著『炎上とクチコミの経済学』(朝日新聞出版)が評判になっています。各メディアで書評が取り上げられ、また関連記事、コメント、論文なども多数掲載されています。ご興味のある記事をぜひご一読ください。

◆『炎上とクチコミの経済学』書評
・週刊文春「文春図書館」(7月5日)
・週刊エコノミスト「話題の本」(7月9日)
・life hacker「「炎上」させているのは、年収の高い役職クラス? 炎上とクチコミの間違った常識とは」(7月18日)
https://www.lifehacker.jp/2018/07/book_to_read_position.html
・読売新聞「本よみうり堂」(7月22日)
・週刊東洋経済「BOOKS & TRENDS」(7月23日)

◆取材記事掲載
・日本経済新聞「SNSで「炎上」 企業警戒し萎縮」(7月23日)
 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO33205910Q8A720C1TCJ000/
・AERA.dot「参加者わずか0.5%の“怒り”に惑わされるな 「炎上」の実態を科学的に解き明かす」(7月25日)
 https://dot.asahi.com/dot/2018072400040.html
・AERA「謝罪の極意 謝り方ですべてが決まる」(7月30日)

◆記事掲載
・高校生新聞オンライン「ネット炎上、なぜ起こる?」
 http://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/4193
・高校生新聞オンライン「ネット炎上に遭わないために ツイッターを始める前に知っておくべきこと」
http://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/4218

◆論文掲載
・「消費者の継続意思に情報源が与える影響 -モバイルゲーム産業の実証分析-」(InfoCom REVIEW 第71号)
http://www.icr.co.jp/opinion/REVIEW/index.html

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【開催報告】

◆公開コロキウム「Exploring Good Co-Working:コワーキング・スペースの価値をユーザー視点から考える」(7月25日)
日時:2018年7月25日(水)15:00~17:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/3779

企業やコミュニティを越えた協働とイノベーションを目指すのためのオープンな空間として注目が集まる「コワーキング・スペース」を題材にコロキウムを開催しました。
最初に、コワーキングと創造性について研究を行うトゥーッカ・トイボネン研究員の講演で、多様なコワーキング・スペースを目的にあわせ総合的に評価するための手法が提案され、続くパネルディスカッションでは、株式会社ガイアックス ブランディングディレクターのナタリア・ダヴィドァ氏と、インテリアデザイナーの山下泰樹氏(DRAFT代表)をお迎えし、これまでに手掛けてきたコワーキング・スペースの運営・デザイン事例を挙げながら、業界や分野の境界線を越えた「最高のコワーキング」とは何かを探りました。

◆公開コロキウム「平成30年版情報通信白書」(2018年8月6日)
日時:2018年8月6日(月)15:00~17:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/3778

毎年恒例となったGLOCOM開催の「『情報通信白書』読書会」は、今年は総務省情報流通行政局情報通信経済室の高田義久前室長を迎えて行いました。
今年の白書の特集テーマは「人口減少時代の ICTによる持続的成長」です。講演では日本の人口減少の現状を踏まえて、「生産性向上と組織改革」「インクルージョン促進」など白書第1章~第4章の詳しい解説やポイントを伺いました。
コメンテーターの庄司昌彦研究員は、最近出張した中国での体験を挙げつつ、クラウドやAI、テレワーク等のICT導入に関する国際比較では日本は消極的な結果が出る傾向が強い点を指摘しました。パネルディスカッションでは参加者からも積極的な意見・質問を受け付け、登壇者2名が解説するなど議論を深めました。

高田前室長の講演資料および庄司コメンテーターの資料は、上記URLにてPDFファイルを公開しています。どうぞご覧ください。

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【ブロックチェーン研究】プレミアムセミナーを開催しました(7月20日)

高木聡一郎研究員が代表を務めるGLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ( https://blockchaineconomics.blog/ )では、会員の皆様、および当ラボが配信する「ブロックチェーン定期レポート」のご購読者様を対象とした「会員限定プレミアムセミナー」を開催しています。
7月20日に行った今年度第1回のセミナーでは、今井崇也氏(フロンティアパートナーズ合同会社創業者&代表CEO)をお迎えし、講師が精通するセカンドレイヤーの技術動向や、技術的な概要、今後の展開について議論しました。

◇《2018年度》ブロックチェーン定期レポートご購読のお申込みを受け付けています
「GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ」では、世界中のブロックチェーンの最新動向をGLOCOM視点でコンパクトにまとめ、有識者の意見等を付加した「定期レポート」を配信しています。
セミナーシリーズをはじめとする購読特典により、企業におけるブロックチェーンへの取り組みの課題解決も支援しています。

購読のお申し込みは随時受け付けております。

詳しくは以下の定期レポートのご案内をご覧ください。
※定期レポート購読募集のご案内(PDF)
https://blockchaineconomics.files.wordpress.com/2018/03/2018e5b9b4e5baa6e5ae9ae69c9fe383ace3839de383bce38388e381aee38194e6a188e58685.pdf

・次回の配信は8月25日頃を予定しています。
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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆ソシエテ・リベルテ in 東京 第1回「未来はもっと自由か」(8月24日開催)

ソシエテ・リベルテ in 東京「ローカリティの冒険~新情報時代のエッジを求めて~」
第1回「未来はもっと自由か」
日時:2018年8月24日(金)19:00~21:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/3828 をご覧ください。

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◆【満員御礼】平成30年著作権法改正 ~「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題~【シンポジウム】(8月28日開催)

8月28日開催のシンポジウム「平成30年著作権法改正 ~「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題~」は、好評につき定員に達したため、申込を締め切らせていただきました。多くのお申込みをいただき誠にありがとうございました。

・平成30年著作権法改正 ~「柔軟な権利制限規定」の意義と今後の課題~(2018年8月28日)
http://www.glocom.ac.jp/events/3836

なお当日は、当シンポジウムの模様をLIVE配信にてお届けする予定です。
下記のGLOCOMのYoutubeアカウントより配信します。ぜひご視聴ください。

YouTube 国際大学GLOCOMチャンネル http://bit.ly/2ws7m89

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厳しい暑さが続きますが、どうぞ良い夏をお過ごしください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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