2018.10.17

GLOCOM Monthly Topics ~October,2018

日頃より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
東京は夜に雨の降る日が続き、日中はすっかり秋らしい涼しい日が多くなってきました。
各地に甚大な被害をもたらした台風のシーズンがこのまま収束することを願うばかりです。

さて今月も、GLOCOMの主な活動や成果を「GLOCOM Monthly Topics」を通じてお届けします。
気になるトピックがございましたら、是非ともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【発行】OPINION PAPER No.22を発行しました
【出演】山口真一研究員が「news every.」(日本テレビ)に出演しネット炎上についてコメントしました
【開催報告&資料公開】
  ・英国におけるデジタルガバメントの取組に関する講演会(10月4日)
  ・Local Gov Tech(ローカル・ガブ・テック)と地域・旅・シェアの未来を考える【公開講座】(10月11日)
  ・ワークショップ「インターネットは社会を分断するのか」(10月11日)
【採択決定】
  ・「人文社会科学の知を活用した、技術と社会の対話プラットフォームとメディアの構築」
  ・「運輸ビッグデータ利用推進協議会」(経済産業省H29年度産業データ共有促進事業)
◇ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポートご購読のご案内

◆今後の開催イベントのご案内
・ソシエテ・リベルテ in 東京 第2回「市民によるエリアパワー」(11月2日開催)
・【招待制】GLOCOM六本木会議 第5回定例会(10月22日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】OPINION PAPER No.22を発行しました

◆GLOCOM OPINION PAPER_No.22「価値観で結びつくこれからの家族の形 ~家族と財の関係性への考察~」青木志保子研究員
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op22

多様化する家族の形を再考する青木志保子研究員のオピニオンです。情報社会時代における個人の価値観の変化を軸にしながら、人類学の視点を取り入れ、これからの家族と財の関係性を考察しています。

※GLOCOMでは、日本や世界が抱える課題と社会の未来について、幅広い分野にわたり、「OPINION PAPER」という形でGLOCOM独自のメッセージを伝えてまいります。バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
「GLOCOM OPINION PAPER」 http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper

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【出演】山口真一研究員が「news every.」(日本テレビ)に出演しネット炎上についてコメントしました

山口真一研究員が10月12日放送の「news every.」(日本テレビ)にVTR出演しました。
ネット炎上の供養を始めた寺のニュースを取り上げた「MOTTO」のコーナーで、ネット炎上の実態や対処法についてコメントしました。

このニュースは、「日テレNEWS 24」のウェブページからも動画とテキストでご覧いただけます。
news every.(2018年10月12日(金)15:50-19:00放送、日本テレビ)
“ネット炎上”を炎上で供養?保険も登場…
http://www.news24.jp/articles/2018/10/12/07406612.html

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【開催報告&資料公開】

◆英国におけるデジタルガバメントの取組に関する講演会
日時:2018年10月4日(木)14:30~16:45
場所:三田共用会議所 大会議室
主催:総務省
協力:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/3956

英国内閣府に設置された「政府デジタルサービス」改革チームGovernment Digital Service(GDS)でテクノロジー人材育成部門のリーダーであるGareth Llewellyn氏を招き、講演会を行いました。GDSは英国電子政府ポータルの開発・運用を担当し、英国における電子政府の取組を一元的に行っています。講演では英国政府におけるデジタルトランスフォーメーションの現状や専門人材の獲得、人材育成のあり方などについて語られました。

パネルディスカッションは「デジタルガバメント推進に向けた環境醸成と人材育成」をテーマに掲げ、庄司昌彦研究員をモデレーターに、神戸市のチーフイノベーションオフィサーでもある関治之氏(一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事)、座間敏如氏(内閣官房 政府CIO 上席補佐官)、吉田泰己氏(経済産業省 情報プロジェクト室室長補佐)、三浦萌氏(総務省地方情報化推進室課長補佐)の4名とLlewellyn氏が登壇しました。基調講演の内容や日本政府における取組の現状を踏まえて、デジタルガバメントを実現し社会全体のデジタル化を加速していくための組織的な環境整備、人材育成について、トークセッション形式で意見交換を行いました。

◆Local Gov Tech(ローカル・ガブ・テック)と地域・旅・シェアの未来を考える【公開講座】
日時:2018年10月11日(木)11:30~13:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/3969

地方自治体のテクノロジー活用やシェアリングエコノミーをキーテーマとした公開講座を開催しました。講座名に掲げた「Local Gov Tech(ローカル・ガブ・テック)」とは、行政にビッグデータ分析やAI・ロボティクスなどの技術を導入していく国レベルの取り組み(Gov Tech)や、社会的課題の解決を目指す市民主導の取り組み(Civic Tech)に対し、特に地域レベルの課題解決のために地方自治体(Local Gov)のテクノロジー活用(Gov Tech)を提起する意味を持つものです。

講演ではまず、元総務大臣の増田寛也氏が民泊、空間、スキルなど、様々なもののシェアを取り上げ、地域活性化に役立てられる可能性を話すとともに、従来の事業者との協力など地域コミュニティでの共存・共用が必要だと述べました。続く庄司昌彦研究員は、オープンデータや電子行政の観点から、民間のシェアリングサービスなどによる課題解決を進めるためには地方自治体と民間を繋ぐ部分のデジタル化、テクノロジー活用が重要であると指摘しました。

ディスカッションは、東京都議会議員の藤井あきら氏、渋谷区観光協会事務局長・シェアリングエコノミー協会事務局の小池弘代氏をパネラーに迎えて、地域活性化やより良い仕事環境を整えることを目的とした業務効率化のためのテクノロジー導入を官民で実現することについて議論しました。

◆ワークショップ「インターネットは社会を分断するのか」
日時:2018年10月4日(木)18:00~20:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/events/3919

今年8月に田中辰雄研究員(慶応義塾大学経済学部教授)と浜屋敏氏(株式会社富士通総研経済研究所研究主幹)が連名で公開した研究レポート「ネットは社会を分断するのか」は、わが国におけるインターネットの利用と分極化の関係を分析したものとして注目を浴びました。
この研究に関連して、インターネットと分極化に関して関係者と対話するワークショップを、10月11日に開催しました。田中研究員から研究レポートとその研究内容について解説があった後、佐々木俊尚氏(作家、ジャーナリスト/電通総研フェロー)、徳力基彦氏(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社取締役CMO)、山口真一研究員がコメントし、浜屋氏の司会でディスカッションを行いました。コメンテーターはインターネット上での話題や自身の経験を取り上げ、ネット言論からマーケティングに関する考察まで多岐にわたって意見を交わし、議論しました。

田中研究員のレクチャー資料は下記URLにてPDFを公開しています。
http://www.glocom.ac.jp/events/3919

また、田中研究員と浜屋氏の研究レポートは下記URLでご覧いただけます。
「ネットは社会を分断するのか」(富士通総研 研究レポート No.462)
http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/report/research/2018/report-462.html

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【採択決定】

◆「人文社会科学の知を活用した、技術と社会の対話プラットフォームとメディアの構築」
庄司昌彦研究員が研究代表者を務めるプロジェクトが、科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)が募集した「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域に採択されました。
本プロジェクトでは、AIや情報技術について、背景が異なる研究者・技術開発者・メディア製作者らが活発な議論を創発する「対話の場」としてシンポジウムを定期開催し、その議論をアイデア源としたウェブサイトやマンガ・アニメなど、多種多様なメディアを製作し社会に発信していきます。さらに、そのフィードバックを得ながら改善を図り、読者の間でさらなる議論やコンテンツが生まれるための方法論を広く提供していきます。

プロジェクトの詳細はこちらの記事で紹介しています。
http://www.glocom.ac.jp/news/3972

◆「運輸ビッグデータ利用推進協議会」(経済産業省H29年度産業データ共有促進事業)
このたびGLOCOMでは、SGシステム株式会社とのコンソーシアムで、経済産業省平成29年度補正予算「産業データ共有促進事業」に応募し、「運輸・物流動態データの共同利活用推進事業」で採択されました。
本事業においてGLOCOMは、「運輸ビッグデータ利用推進協議会」の開催・運営を担当します。この協議会は、運輸・物流業界において、事業者間で共有・相互利用可能なデータにつき、その共通の仕様や利活用推進のためのルール作りについて検討することを目的としており、有識者を加えた業界横断的な制度・技術の二つの協議会での議論を、2019年2月の最終報告に向け、とりまとめていく予定です。

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◇《2018年度》ブロックチェーン定期レポートご購読のお申込みを受け付けています

「GLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ」では、世界中のブロックチェーンの最新動向をGLOCOM視点でコンパクトにまとめ、有識者の意見等を付加した「定期レポート」を配信しています。
セミナーシリーズをはじめとする購読特典により、企業におけるブロックチェーンへの取り組みの課題解決も支援しています。

購読のお申し込みは随時受け付けております。
詳しくは以下の定期レポートのご案内をご覧ください。
※定期レポート購読募集のご案内(PDF)
https://blockchaineconomics.files.wordpress.com/2018/03/2018e5b9b4e5baa6e5ae9ae69c9fe383ace3839de383bce38388e381aee38194e6a188e58685.pdf

・次回の配信は10月25日頃を予定しています。

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆ソシエテ・リベルテ in 東京 第2回「市民によるエリアパワー」(11月2日開催)

ソシエテ・リベルテ in 東京「ローカリティの冒険~新情報時代のエッジを求めて~」
第2回「市民によるエリアパワー」
日時:2018年11月2日(金)19:00~21:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/3983 をご覧ください。

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◆【招待制】GLOCOM六本木会議 第5回定例会(10月22日開催)

日時:2018年10月22日(月)18:30~20:30
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/3965 をご覧ください。

【NEWS】分科会報告書を自由民主党IT戦略特命委員会 平井たくや委員長に手交
GLOCOM六本木会議は、「ナショナルセキュリティにおけるサイバーセキュリティの検討分科会 2017年度報告書」を2018年9月14日、自民党 広報本部長 IT戦略特命委員会 平井たくや委員長に手交しました。
詳しくは http://www.glocom.ac.jp/news/3922 をご覧ください。

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夜は肌寒い日も増えてまいりました。季節の変わり目、どうぞ皆様ご自愛ください。
引き続きよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
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