2018.12.20

GLOCOM Monthly Topics ~December,2018

日頃より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
例年よりも暖かいままあっという間に12月になりましたが、ようやく最近はぐっと冷え込む日もあり、いよいよ冬本番を感じます。

今月もGLOCOMの主な活動や成果を「GLOCOM Monthly Topics」を通じてお届けします。

☆GLOCOMの年末年始休業期間は2018年12月26日(水)~2019年1月4日(金)です☆

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【ブログ開始】トゥーッカ・トイボネン研究員が「創造性」研究に関するブログを始めました
【発行】豊福晋平研究員監修『小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド』(日経BP社)
【開催報告】
 ・「日米における都市とデジタルトランスフォーメーション ~民・公における実践例~」
 ・「ブロックチェーン・イノベーション 2018 ~プラットフォーム技術と応用のフロンティア~」
  &ブロックチェーン経済研究ラボ 定期レポートご購読のご案内
 ・「Local Gov Techと地域・旅・シェアの未来を考える ~第3回:新しい旅とシェアをつくる~」
【研究ワークショップ】開催報告「持続可能な環境と健康社会の実現へ~ベンチャー×大企業が導くスマート農業の将来展望と海外展開」
  &プログラムご紹介・次回開催のご案内
【テレビ出演・論文・記事掲載】山口真一研究員のネット炎上研究、クチコミ経済効果の研究が各種メディアで取り上げられています
 ・NHK総合「首都圏ネットワーク」
 ・ハーバード・ビジネス・レビュー
 ・日本経済新聞
 ・ビジネスジャーナル

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【ブログ開始】トゥーッカ・トイボネン研究員が「創造性」研究に関するブログを始めました。

現在、東京とロンドンの2拠点で活動するトイボネン研究員が、ワークスペースや凝り固まった仕事のやり方を変えるための「職場実験」の事例や方法をグローバルな視点で紹介し、みなさまの職場の働き方改革のための「小さな実験」を応援します。

「仕事」X 「ジッケン」- GLOBAL NOTES
https://tuukkatoivonen.squarespace.com/180104775321

ブログは日本語で、月2回程度更新の予定です。
更新情報は、GLOCOMのホームページでご案内します。お楽しみに!

・「とりあえずビール・・・から始まるクリエイティブな「職場実験」」(12月11日)
https://tuukkatoivonen.org/180104775321/2018/12/11/-1

・「組織の外で働く-不安をクリエイティビティに変えていく「環境」」(12月19日)
https://tuukkatoivonen.org/180104775321/2018/12/19/-1

・「企業のオフィス、「箱を作って終わり」の時代は終わった」(12月19日)
https://tuukkatoivonen.org/180104775321/2018/12/19

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【発行】豊福晋平研究員監修『小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド』(日経BP社)

豊福晋平研究員が監修を行った『小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド』が日経BP社より12月6日に出版されました。

『小学校の先生のための Why!?プログラミング 授業活用ガイド』
監修:阿部和広、豊福晋平、芳賀高洋
発行:日経BP社
定価:2,000円+税
発売日:2018年12月6日
詳細は http://www.glocom.ac.jp/news/4065 をご覧ください。

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【開催報告】

◆「日米における都市とデジタルトランスフォーメーション ~民・公における実践例~」【GLOCOM View of the World シンポジウム】

日時:2018年12月13日(木)10:00~12:30
場所:コングレスクエア日本橋 2F ホールA・B

ハーバード大学ロースクールのSusan Crawford教授を招いて都市のデジタル化をテーマとしたシンポジウムを行い、90名近いご参加をいただきました。
櫻井美穂子研究員の進行の下、Crawford教授の講演では、「自動運転車と都市計画の関わり」「トロントのスマートシティ開発と個人データ活用に対する市民意識の問題」など具体例を挙げながら、デジタルトランスフォーメーションを進める上での課題と将来展望が紹介されました。
さらに、重松大輔氏から起業が活発なシェアリングエコノミー分野の現状と、場所のシェアリングに関するユニークな事例、関治之氏から日本におけるシビックテックの動向と都市自治体との関わり・人材育成の取組みなどの話があり、続くパネルディスカッションでは庄司昌彦研究員をモデレーターとして、目指すべき今後の都市のあり方や、日米に共通する課題であるデジタル化・データ活用と行政文化の変容、人材育成のあり方などについて活発に意見が交わされました。

※講演資料PDFは下記URLで公開しています
http://www.glocom.ac.jp/events/4050

◆「ブロックチェーン・イノベーション 2018 ~プラットフォーム技術と応用のフロンティア~」【GLOCOM View of the World シンポジウム】

日時:2018年12月13日(木)14:00~16:30
場所:コングレスクエア日本橋 2F ホールA・B

今年もGLOCOMブロックチェーン経済研究ラボ(代表:高木聡一郎研究員)が主催する「ブロックチェーン・イノベーション2018」を開催しました。2016年、2017年に続き3回目の実施です。
講演には楠正憲氏が登壇し、仮装通貨とブロックチェーンの未解決問題についての現状が報告されました。
これを受けたパネルディスカッションの第1部では、ブロックチェーン技術の進化を振り返り、分散的なアーキテクチャで価値を交換するという当初の目的は達成したものの、継続的な運用に耐えられるものにするためには、技術とガバナンスを組み立て直す必要がある等の意見が出されました。
続く、パネルディスカッション第2部では、マーケティング、不動産、安否確認などのユースケースについて、ブロックチェーン活用のメリット等に関する議論を交わしました。

※本シンポジウムは参加申込者限定で、講演・パネルディスカッションの資料を公開しています。
該当される方には、開催前日のご案内メールもしくはPeatixメッセージにて、閲覧に必要なユーザー名・パスワードをお送りしています。
http://www.glocom.ac.jp/events/4010

◆Local Gov Techと地域・旅・シェアの未来を考える~ 第3回:新しい旅とシェアをつくる~【公開講座】

日時:2018年12月19日(水)19:00~20:30
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

3回シリーズの最終回となる今回は「新しい旅とシェア」をテーマに、東京都小金井市で民泊のホストをしている釜石裕光氏、せとうちDMOの村木智裕氏、ジャーナリスト・GLOCOMフェローの津田大介氏を迎えてGLOCOM主幹研究員の庄司昌彦とともに議論を展開しました。
釜石氏からは、空き部屋が多くなった自宅を活用し、近所の人も巻き込みながら楽しく国内外のゲストを迎えて交流していることや、ゲストが多摩地域の大学や、地元の庭園や橋、アニメ関連の場所を目的地にしており、典型的な観光地だけが観光資源ではないことなどが紹介されました。
一方、村木氏から、広域連携型DMOの成功事例とされている瀬戸内地域では、誘致したいインバウンド観光客の絞り込みを行い、デジタル技術と海外のエージェントを組み合わせた戦略的なマーケティングとプロモーションを行っていることが解説されました。
そして津田氏は、東日本大震災後に被災地域と関わるなかから「旅とアート」をテーマとするようになり芸術祭「あいちトリエンナーレ」の芸術監督を務めて得た考察などを紹介しました。最後は地域づくりと地元企業との関わり方などにまで話題は広がり、会場参加者を交えて活発な議論が行われ、大いに盛り上がりました。

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【研究ワークショップ】

●開催報告
「持続可能な環境と健康社会の実現へ~ベンチャー×大企業が導くスマート農業の将来展望と海外展開」(11月29日開催)
講演:小池聡(ベジタリア株式会社 代表取締役社長)

「できるだけ農薬を使わずに、栄養価の高い農作物を育てるための農業ICT推進を」

ベンチャーキャピタリストとして活躍後、2009年より就農し、現在では日本の農業ICTソリューションを牽引する小池氏により、持続可能な環境と健康社会の実現をビジョンに、同氏が手がける様々な農業ICTの最新動向と具体事例、政府との協働による取り組みなどが共有されました。続いて、参加者全員で、大企業が先端的技術を保有するベンチャー企業と総合連携していくことの可能性など、新しく求められる企業間連携を探る議論が行われました。

●プログラムご紹介――GLOCOM View of the World 研究ワークショップ
GLOCOMの研究ワークショップは、ネットワーク社会の先進・先端のテーマにあわせて、産官学の多様なバックグラウンドをもつ専門家と参加者が、ともに専門的思考を深めあう月1回開催の年間会員制のワークショップ・プログラムです。

研究ワークショップのご案内 http://www.glocom.ac.jp/vow/workshop_program
GLOCOM View of the Worldのご案内 http://www.glocom.ac.jp/project/vow/

※体験参加も受付中です。
プログラムの詳細・体験参加をご希望の方は、 info_pf[at]glocom.ac.jp までお問い合わせください。

●これからのワークショップ・テーマのご案内

◇『コーポレートベンチャリングの10年史と未来~日本のイノベーションシステムを問う』
2018年12月19日(水)16:00~18:00 (開催済)
講演:湯川抗(昭和女子大学グローバルビジネス学部教授/GLOCOM客員研究員)

◇『5G導入にむけた展望と課題、政策の方向性』
2019年1月25日(金)16:00-18:00
講演:中里学(総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 新世代移動通信システム推進室長)

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【テレビ出演・論文・記事掲載】山口真一研究員のネット炎上研究、クチコミ経済効果の研究が各種メディアで取り上げられています

・NHK総合「首都圏ネットワーク」(2018年12月6日(木)18:10~18:52放送)
特集「憲法シリーズ・SNSと表現の自由」のコーナーに出演し、「大規模調査でわかった、ネットに「極論」ばかり出回る本当の理由」(現代ビジネス掲載記事 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264 )の研究をベースに、ネットの言論や表現の自由について語りました。

・『ハーバード・ビジネス・レビュー』2019年1月号 特集:フェイクニュース
論文「ネット言論の実証研究から解き明かす フェイクニュースの正体と情報社会の未来」
http://www.dhbr.net/articles/-/5646

・日本経済新聞 フォーカス「山口真一さん ネットを計量経済学で分析 「炎上」など、データ桁違い」(2018年12月6日夕刊)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO38605720W8A201C1EAC000/

・ビジネスジャーナル「石徹白未亜「ネット依存社会の実態」」
1.ネット炎上を起こすのは「7万人に1人」…東急電鉄とサントリーの広告“炎上”はなぜ起きた?
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25690.html

2.ネット炎上を起こす人たちの共通点…浮かび上がる「正義感」「高収入の男性」
https://biz-journal.jp/2018/12/post_25791.html

3.ネット炎上対策に「発信者を限定」は有効か?思考も情報も偏るネット検索の注意点
https://biz-journal.jp/2018/12/post_25814.html

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本年もGLOCOMの活動をご支援いただき誠にありがとうございました。
2019年も引き続きよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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