2019.01.18

GLOCOM Monthly Topics ~January,2019

日頃より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

平成最後のお正月もあっという間に過ぎて、ますます冷え込みが厳しくなってまいりました。
インフルエンザや風邪が本格的に流行り始める季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今月も「GLOCOM Monthly Topics」で研究成果や活動の一端をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【発行】OPINION PAPER No.24を発行しました
【研究ラボ発足】災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会のご案内
【委員活動】内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」(庄司昌彦研究員)
【書評・記事掲載】山口真一研究員のネット炎上、クチコミ経済効果の研究がメディアで取り上げられています
 ・ライフハッカー(『炎上とクチコミの経済学』が2018年の名著10選・第5位に選ばれました)
 ・ZAITEN
【研究ワークショップ】開催報告「コーポレートベンチャリングの10年史と未来~日本のイノベーションシステムを問う」(12月19日)
 &プログラムご紹介・次回開催のご案内

◆今後の開催イベントのご案内
・ソシエテ・リベルテ in 東京 第3回「都市と地方のデザイン論」(本日・1月18日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】OPINION PAPER No.24を発行しました

◆GLOCOM OPINION PAPER No.24「AR/VRと学びの融合を先取りせよ」豊福晋平研究員
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op24

鮮明な仮想体験を実現するAR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)技術の教育利用について、医療・産業等への応用最新動向と、強烈な経験が与えるメリットとリスクを挙げ、日本の強みを活かしたCGM(Consumer Generated Media)の可能性について指摘しています。

※バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
「GLOCOM OPINION PAPER」 http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper

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【研究ラボ発足】災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会のご案内

自然災害、都市における人口集中や少子高齢化、老朽化する社会インフラ、さらには気候変動により、社会の不確実性が年々高まっている中、GLOCOMではこの度、不足の事態が発生した後の「回復力」をコア概念に持つ「レジリエンス」をキーワードとして、特に地域課題を対象とした研究、レジリエントな街づくりに関する研究について、ICT利活用の観点から実行することを目的に、「GLOCOMレジリエントシティ研究ラボ(代表:櫻井美穂子研究員)」を発足しました。

2019年度、本ラボ主催による「災害時コミュニケーションを促進するICT利活用に関する首長研究会」を立ち上げます。
災害発生時に自治体が重要な業務を遂行するためには、多様なステークホルダーとの連携が欠かせません。連携のためのコミュニケーションにあたっては、情報通信技術(ICT)の効果的な活用が現場の負担軽減に役立ちますが、実際の利活用について当事者間での具体的な議論や経験の共有は行われていないのが現状です。

本研究会は、災害時コミュニケーションを促進するICTの利活用について、災害対応の現場で実際に対応にあたる自治体首長および職員とともに意見交換しながら体験共有することを目的とし、自治体が抱える問題の整理と解決に向けた考察を、自治体間の横連携により実現します。
研究会活動は、①自治体首長によるICT利活用に関する議論・情報発信を行う全国自治体ICTサミット(一般参加)、②災害時コミュニケーションとICTに関する自治体担当職員の勉強会(クローズドセッション)の2つの活動で構成されます。

本研究会の詳細は以下URLからご欄ください。
http://www.glocom.ac.jp/news/4156

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【委員活動】内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」(庄司昌彦研究員)

庄司昌彦研究員が、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の「スマートバイオ産業・農業基盤技術部門」の戦略コーディネーターに就任しました。
SIPは、府省の枠や分野の枠を超えて科学技術イノベーションの実現を目指す5年間のプログラムです。「スマートバイオ産業・農業基盤技術部門」は、「バイオとデジタルの融合」や「多様で膨大なデータの利活用」により、農林水産業等の生産性革命・競争力の強化、食による健康増進社会の実現、生物機能を活用したものづくりによる持続可能な成長社会の実現を目指します。
庄司研究員は、小林憲明プログラムディレクター(キリン(株)取締役常務執行役員 兼 キリンホールディングス(株)常務執行役員)を、データ活用やデータのオープン・クローズ戦略の観点などからプロジェクト横断的に補佐します。

内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)
https://www8.cao.go.jp/cstp/////gaiyo/sip/index.html

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【書評・記事掲載】山口真一研究員のネット炎上、クチコミ経済効果の研究がメディアで取り上げられています

・lifehacker
「ライフハッカー[日本版]の書評家が選ぶ、2018年の名著10選+α」
https://www.lifehacker.jp/2018/12/book_to_read_2018_ranking_10.html

2018年の名著10選の中で、山口研究員の単著『炎上とクチコミの経済学』が第5位に選ばれ、高い評価を受けています。

・『ZAITEN』
取材記事「企業広報は「炎上」を過度に恐れず「クチコミの経済効果」を有効に使え」

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【研究ワークショップ】

●開催報告
「コーポレートベンチャリングの10年史と未来~日本のイノベーションシステムを問う」(12月19日開催)
講演:湯川抗(昭和女子大学グローバルビジネス学部教授/GLOCOM客員研究員)

「イノベーション領域拡大に向けたCVC投資は、あらゆる産業で増加傾向へ」

日本のインターネットおよびベンチャービジネス研究を専門とする湯川教授をお迎えし、2007年から2016年までの10年間を対象とした独自の調査研究結果を共有いただきました。
リーマンショックによる景気減退の影響を受けながらも、投資金額・件数ともに2.5~3倍の伸び率を見せていること、CVCは投資を行う・受ける企業ともにICT企業が多いことなど、豊富なデータとともに示されました。さらに、今後も多くの事業会社が自らのイノベーション領域拡大を目的としてベンチャー投資を増加するであろうことが指摘されました。
その後、後半では、日本のイノベーションのエコシステムをどのように変革していくべきなのかについてディスカッションを行いました。

●プログラムご紹介――GLOCOM View of the World 研究ワークショップ
GLOCOMの研究ワークショップは、ネットワーク社会の先進・先端のテーマにあわせて、産官学の多様なバックグラウンドをもつ専門家と参加者が、ともに専門的思考を深めあう月1回開催の年間会員制のワークショップ・プログラムです。

研究ワークショップのご案内 http://www.glocom.ac.jp/vow/workshop_program
GLOCOM View of the Worldのご案内 http://www.glocom.ac.jp/project/vow/

●これからのワークショップ・テーマのご案内
◇『5G導入にむけた展望と課題、政策の方向性』
2019年1月25日(金)16:00-18:00
講演:中里学(総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 新世代移動通信システム推進室長)

※体験参加も受付中です。
プログラムの詳細・体験参加をご希望の方は、 info_pf[at]glocom.ac.jp までお問い合わせください。

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆ソシエテ・リベルテ in 東京 第3回「都市と地方のデザイン論」(本日1月18日開催)

ソシエテ・リベルテ in 東京「ローカリティの冒険~新情報時代のエッジを求めて~」
第3回「都市と地方のデザイン論」
日時:2019年1月18日(金)19:00~21:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/4124 をご覧ください。

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年も明け、3月の年度末に向けて、GLOCOMでも多くのプロジェクトが活動成果の取りまとめに入ります。
今年も引き続きGLOCOM活動の一端をこのMonthly Topicsにてご紹介してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは寒さ厳しいおり、くれぐれもご自愛ください。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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