2019.03.22

GLOCOM Monthly Topics ~March,2019

日頃より大変お世話になっております。国際大学GLOCOMです。
つらい花粉症に悩まされている方や、年度末を迎える環境で大忙しの方も多い3月。
昨日21日には東京でソメイヨシノの開花が発表されました。六本木さくら坂の桜はまだ蕾ですが、まもなく満開を迎えるのが楽しみです。

今月も「GLOCOM Monthly Topics」で、研究成果や活動をご紹介させていただきます。
気になるトピックがございましたらぜひともお声がけください。

▼<今月のTopics> —————▼——————————–▼

◆Pick up
【発行】OPINION PAPER No.26を発行しました
【連載開始】櫻井美穂子研究員の連載「レジリエントな社会って何?」が始まりました(リスク対策.com)
【創造性研究ブログ】トイボネン研究員のブログの最新記事が公開されました
【メディア情報】山口真一研究員のネット炎上・ネット言論関連の研究が今月も多くのメディアで取り上げられました
【開催報告】総務省・GLOCOM・日本経済新聞主催「地域ICTサミット2019」を開催しました(3月8日)
【研究ワークショップ】2019年2月度プログラム「5Gがもたらすビジネスインパクト ~社会課題解決との両立にむけて~」を開催しました(2月21日)
 &プログラムご紹介・次回開催のご案内
【最新刊発行】機関誌『智場』#122 特集「創造性 デジタル社会を生き抜くための個人と組織のクリエイティビティ」

◆今後の開催イベントのご案内
・【満員御礼】日本IT特許組合&GLOCOM共催セミナー「先進企業の新技術・新サービス ~世界のユニコーン企業と特許~」(4月3日開催)
・【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会2019(4月17日開催)

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■ Pick up ― 最近の主な活動 ■
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【発行】OPINION PAPER No.26を発行しました

◆GLOCOM OPINION PAPER No.26「個人化するイノベーションに対応した都市戦略が必要だ」高木聡一郎研究員
http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper/op26

イノベーションの担い手が企業から個人に移り、フリーランサーも増えつつある中、働く人にとってはコミュニティへの帰属意識も重要になってきています。そうした中、新しいコミュニティの形として、さまざまな人々がオフィスをシェアして働くことができるコワーキングスペースも注目されています。本稿で高木聡一郎研究員は、個人間の交流に着目し、イノベーションを育むコミュニティを作り出すための都市戦略を新たに考える必要があると述べています。

※バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
「GLOCOM OPINION PAPER」 http://www.glocom.ac.jp/opinionpaper

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【連載開始】櫻井美穂子研究員の連載「レジリエントな社会って何?」が始まりました(リスク対策.com)

櫻井美穂子研究員の連載「レジリエントな社会って何?」が、「リスク対策.com」で始まりました。
本連載では、災害対応にシステム的な考え方を導入するための枠組みとして、「資本(キャピタル)概念」を提案しています。
第1回記事では、キャピタルとシステムについての基本的な解説に加え、「キャピタル×システム」思考フレームワークの有用性を示しています。

連載「レジリエントな社会って何?」
第1回「大規模災害対応のための「キャピタル概念」 6つの資本とシステム思考で災害が見えやすくなる」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/15572
(リスク対策.comへの無料会員登録が必要です)

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【創造性研究ブログ】トイボネン研究員のブログの最新記事が公開されました

東京とロンドンの2拠点で活動するトゥーッカ・トイボネン研究員のブログ「「仕事」X 「ジッケン」- GLOBAL NOTES」の最新記事が公開されました。
今回の記事では、社員の”幸せ向上”をマネジメントする役職として企業への導入も広がりはじめている「チーフ・ハピネス・オフィサー(CHO)」が、社員の幸福度や創造性を高めるために行う「職場実験」のアイデアを提案しています。

・幸せなコワーキングへ向けて(1)(2月25日)
https://tuukkatoivonen.org/180104775321/2019/2/25

「仕事」X 「ジッケン」- GLOBAL NOTES(月2回程度更新予定)
https://tuukkatoivonen.org/180104775321

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【メディア情報】山口真一研究員のネット炎上・ネット言論関連の研究が今月も多くのメディアで取り上げられました

山口真一研究員のネット炎上、ネット言論研究が今月も多くのメディアで取り上げられました。

・取材記事【平成に生まれて】(2)ネットの言論空間 極論とレッテル貼り(神奈川新聞、2019年2月13日付)
http://www.kanaloco.jp/article/388145
政治や社会についてネットに意見を書き込み「ネトウヨ」と批判されている当事者の声を紹介する記事に、ネット言論空間を研究する立場から山口研究員がコメントしました。
※ウェブ版の閲覧は会員登録が必要です

・「ダムカレー炎上の正義クレーマー社会対処法」(報道プライムサンデー、フジテレビ、2月24日)
【番組サイト】 https://www.fujitv.co.jp/prime_sunday/
山口研究員のネット炎上に関する研究成果が引用されました。

・「若者と政治: ネットの功罪 「世論」の二極化進む」(共同通信ほか、2019年2月)
山口研究員が取材を受けた記事が共同通信から配信され、琉球新報(2月9日付)、沖縄タイムス(2月10日付)、河北新報(2月19日付)ほか、全国の地方紙に掲載されました。

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【開催報告】総務省・GLOCOM・日本経済新聞主催「地域ICTサミット2019」を開催しました(3月8日)

「地域ICTサミット2019」
日時:2019年3月8日(金)12:30-16:30
会場:東京ビッグサイト レセプションホールA
主催:総務省、国際大学GLOCOM、日本経済新聞
後援:一般財団法人全国地域情報化推進協会
http://www.glocom.ac.jp/events/4186

GLOCOMが総務省、日本経済新聞とともに主催する「地域ICTサミット」が今年も開催されました。
総務省「ICT地域活性化大賞」の決勝大会進出団体によるプレゼンテーションと審査・表彰式では、審査員としてGLOCOMの関口和一客員教授、実積寿也上席客員研究員、庄司昌彦主幹研究員が参加しました。今回、大賞・総務大臣賞を授賞したのは、北海道新篠津村の「IoTを活用した農山漁村の灯油難民防止」で、豪雪地帯の家庭の屋外灯油タンクのフタにIoT機器を設置し、灯油残量を遠隔で把握できるようにして効率的な配送を実現する取組みです。
また、シンポジウムの特別講演では、”一日一創プログラマー”の福野泰介氏(株式会社Jig.jp会長)より、アプリで活性化し続けるまち・鯖江市の取り組みと今後の展開が紹介されました。

※ICT地域活性化大賞2019 表彰事例
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000206.html

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【研究ワークショップ】

●開催報告
2019年2月度プログラム「5Gがもたらすビジネスインパクト ~社会課題解決との両立にむけて~」(2月21日開催)
講演:中村武宏(株式会社NTTドコモ 執行役員 5Gイノベーション推進室長)

講師の中村氏より、NTTドコモでは2020年春の5G商用サービス開始を目指した研究開発に取り組み、さまざまな分野のパートナーとの協創により多くの実証実験を行ってきたことが語られました。そして、その成果から見えてきた今後の課題として、ユースケースを作り出すには特に社会課題解決の領域におけるビジネスモデルの構築が必要であることが指摘されました。さらに、5Gのその先にある、6Gを見据えた長期的発展を含めた標準化対応や、訴求力のある派手なユースケースの開拓も求められると述べました。
こうした5Gの最新課題を踏まえ、ワークショップ後半では、社会課題解決に5Gを活用するビジネスモデルの可能性について議論を行いました。参加者からも「都市で働く人をターゲットとした、地方に住む両親の見守りビジネス」、「建設、農業機器のリモート運転、運転手は海外で雇用し人件費を削減」、「地方都市丸ごと5Gタウン、住民は全員テレワーク」などの新たなアイデアが生まれ、会場全体で共有しました。

●プログラムご紹介――GLOCOM View of the World 研究ワークショップ
GLOCOMの研究ワークショップは、ネットワーク社会の先進・先端のテーマにあわせて、産官学の多様なバックグラウンドをもつ専門家と参加者が、ともに専門的思考を深めあう月1回開催の年間会員制のワークショップ・プログラムです。

研究ワークショップのご案内 http://www.glocom.ac.jp/vow/workshop_program
GLOCOM View of the Worldのご案内 http://www.glocom.ac.jp/project/vow/

●次回ワークショップ・テーマのご案内
◇「エネルギー産業における5Gへの期待と取り組み」
2019年3月27日(水)16:00-18:00
講演:田中正博(東京電力パワーグリッド株式会社 事業開発室 副室長 兼 経営企画室 兼 外事業推進室)

※体験参加も受付中です。
プログラムの詳細・体験参加をご希望の方は、 info_pf[at]glocom.ac.jp までお問い合わせください。

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【最新刊発行】機関誌『智場』 
#122特集号「創造性 – デジタル社会を生き抜くための個人と組織のクリエイティビティ」

責任編集・小林奈穂(GLOCOM主幹研究員)

GLOCOMでは、情報社会の最新動向や研究成果を広くお知らせするための機関誌『智場』を発行しています。
3月31日発行の#122特集号は、「創造性」をテーマとし、働き方改革関連法が今年4月に施行されようとしている今、個人と組織における「仕事」の本質的な意義がどのように変化しているかを考える1冊となっています。

働き方改革の先駆者として注目を集めるサイボウズ株式会社の青野代表と株式会社ソニックガーデンの倉貫代表ほか、株式会社ガイアックスのブランディング担当者、株式会社イトーキ×国際大学GLOCOMの創造性研究担当者による多様で濃厚なインタビューと、GLOCOM内外の研究者等による論文を収録しています。

多彩なアプローチからあぶりだされるデジタル社会の創造性から、新しいイノベーションプロセスを問う内容となっています。

近日中にAmazonにて販売開始予定です。ぜひご一読ください。

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■ 今後のイベント開催のご案内 ■
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◆【満員御礼】「先進企業の新技術・新サービス ~世界のユニコーン企業と特許~」共催セミナー

日時:2019年4月3日(水)17:00-19:00
場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
主催:日本IT特許組合
共催:国際大学GLOCOM
参加費:無料
プログラム等詳細: http://www.glocom.ac.jp/events/4219

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◆【招待制】GLOCOM六本木会議 年次総会2019(4月17日開催)

日時:2019年4月17日(水)17:30~19:30 / 19:30~21:00(懇親パーティー)
場所:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(東京都港区六本木5-11-16)

お申込み・詳細は http://www.glocom.ac.jp/events/4206 をご覧ください。

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2018年度もGLOCOM Monthly Topicsをご覧くださりありがとうございました。
4月からの新年度も引き続きよろしくお願いいたします。

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国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
i-プラットフォーム 担当:武田・安藤
〒106-0032
東京都港区六本木6-15-21 ハークス六本木ビル2F
TEL:03-5411-6677 FAX:03-5412-7111
Email: g-pub[at]glocom.ac.jp
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